ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

昭和は遠くなりにけり NO 1

2008-04-22 18:15:56 | 独り言
平成も20年を迎えた。小生達が生まれ育った、昭和の時代。ドンドン遠くに行ってしまいました。当ブログでは、時々、昭和の時代を思い出しての記事を書いてみるのも良いだろうと思いました。そして今日はその第一回。

先日、最近TVでも紹介されたそうだが、「ポン菓子」についてである。郷里山形では「ばくだん」と言った記憶がある。専門的には「膨化食品」と言うらしい。この菓子を造るさいに、どんと爆弾が破裂するような大きな音がするので、近所にこのばくだん屋さんが来ているのが直ぐに分った。大きな釜に材料を入れ、熱することで圧力(10気圧)を掛け、釜を一気に開放する。そのときに膨張した「菓子」が大きな音とともにはじけだされる。そのときの破裂音が、ネーミングの基になったらしい。
小生の子どものときは、材料は茶碗一杯のお米だった。材料を入れて少々の砂糖を加える、米は茶碗10杯分にもなる魔法のような仕組みだった。今どきはどこにでも売っているポプコーンの様に、鷲づかみにして口一杯に頬張るのは、食糧が充分でなかった時代には、実に贅沢な気分になったものだった。
ルーツは1900年頃にアメリカからはじまったとの説もあるようだが。日本では大正時代からあったそうだ。リヤカーに製造用の器具をくくりつけ、全国を巡ったのは昭和30年代がピークだったらしい。材料は米のほかにトウモロコシ、大豆、大麦などもあった。「ド-ン!」という音付きのパフォーマンスとともにはじけたお菓子、そして同時に飛びだした白い煙が田舎の空に消えていく・・・。そんな懐かしい風景を思い出していました。


吉村式ぽん菓子機のHPから、ポン菓子製造風景の写真を借用。

         
コメント (8)
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