ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

鳩山元総理の悲哀

2012-11-21 20:10:22 | ニュース 
 民主党の創始者のひとりであり、政権交代でも大きな力を発揮し、民主党の初めての総理に就任した鳩山由紀夫氏が政界引退を発表した。総理辞任後にやはり政界を引退すると発言しながら、前言を翻して多くの国民をも驚かせてきた。そして消費税を導入をめぐる民主党内紛劇でも、多くの反対議員は離党するなどのけじめをつけるなか、ずるずると党内に居座ってままでいる同氏の動向が注目された。

 今回の衆議院解散による総選挙では、立候補の意向を見せて選挙区に戻り選対本部を立ち上げていた。ところが民主党の公認には現行政権の政策に同意する旨の確認書の提出を求められるとこから、急遽立候補を取りやめて政界引退を決意した。しかし同氏を長らく応援してきた選挙区の多くの支援者も、総選挙の準備に走り出した途端の引退声明には唖然とした様である。

 ここで小生が疑問に思っているのは、同氏は親譲りの豊富な政治資金で多くの議員たちの活動を永らく支えてきている筈である。その議員たちからも引退に対する引きとめ等の慰留の動きが聞こえてこない事である。全く政界では孤立したま引退する元総理の悲哀に同情を禁じ得ないのである。

 これから「第三の人生を歩みたい」とする元総理に惜別の辞を贈りたい。
コメント (1)
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