ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

親の覚悟とは

2012-11-24 18:02:18 | 独り言
 土曜日の朝日新聞「声」欄には「若い世代」の投書欄を設けている。時々ハッとするような子どもたちの生の声を見せて頂くことがある。

 今朝の17歳の高校生の島添君は「親がすべて受け入れる覚悟を」と題する投書を寄せている。最近の子どもの虐待のニュースを見ていて、親がなぜ自分の子どもを痛めつけるのか、母親に訊ねたそうである。すると母親は「子どもを産むには覚悟がいる」と言われたそうである。虐待されたことなどがない彼は、それがどんな覚悟なのかわからなかった。

 料理店を営む両親は朝早くから夜遅くまで調理、接客、洗い物、仕入れなど、一日中座る間もないくらい働いている。お客さんも少なくて厳しい時もある。それでも自分たち兄弟のために朝晩のご飯を作り、休日には一緒に過ごしてくれる。

 しかし世間では、現実的に子どもにたいする虐待のニュースがあとを絶たない。虐待する親は子育てや仕事とがうまくいかずにストレスがたまって子どもに八つ当たりしてしまうようである。嫌なことがことが重なるのはつらいが、子どもを虐待しても問題は解決しない。そこで彼は母親がいう「覚悟」とは、嫌なことや大変なこともすべて受け入れる覚悟だと思ったそうである。

 上記の投書を読んで、「子どもは親を選べない」という言葉があるのを思い出したが、親たちは、子どもにたくさんの愛情を与えて育て上げる「覚悟」を持って子どもに向かって欲しいものだと思った。
コメント (2)
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