風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2012 3日目 上富良野~中富良野~富良野

2012-08-12 | 

7/23(月) 晴れ

今日もいい天気だ。ゆっくりとパン、スクランブルエッグ、イタリアン野菜炒め、コーヒーの朝ご飯を食べて出発した。今日は富良野界隈をぶらぶらする予定だ。

最初に向かったのは北富良野のパノラマロードだ。十勝連峰を見渡せる北21号。この道と交差する西3号を走ってラベンダーで有名な中富良野のファーム富田に向かった。

立ち止まると暑く、走っていると気持ちいいくらいの陽気だ。丘一面に咲くラベンダーの花が見えてきた。

まだ9時をまわったばかりだが、ファーム富田は観光客で賑わっていた。バイクを駐車場に止めると目の前にカットメロンやメロンソフトの文字が飛び込んできた。

早速富良野メロンを食べた。甘くて瑞々しい。おなかいっぱい食べられそうだ。

ラベンダーの畑を少し歩いてみた。ラベンダーってこんなに紫なんだと妙に感心する。

写真の花嫁は中華系パンフレットの撮影のようであった。

これは大麦、ビールになるえらい奴である。

飛んでいたトンボがすっと止まった。そっと近づいてみた。

やはり暑い。革パンツは歩くのには全然適していない。ここはラベンダーソフトだろう。

ドライフラワーの舎と呼ばれる店は多くのドライフラワーが飾られ豪華であった。

次に向かったのはベベルイにある原始の泉だ。ここはかなりわかりにくい場所にある。

一度通過してしまい、また戻ると可愛い木偶が出迎えてくれた。

ちょっとだけあった木陰に伴ちゃんを停めた。

そして十勝連峰から湧き出る水をがぶがぶと飲んだ。甘し。

次に向かったのは麓郷だ。北の国からの中畑木材の前で地井武男さんのご冥福を祈った。ちい散歩で家の近くの隠れスポットを知り、訪ねたこともあった。

小野田そば屋で昼食を取った。北の国からで草太が殴り合いの喧嘩をしたのはこの店の前だったのか。

ざる天(野菜のかきあげ)を食べた。ほっとする味だ。タマネギの天ぷらの甘さが際立っていた。

店内の壁はサイン色紙で埋め尽くされている。

全国から訪れたファンの名刺やメッセージカードなども沢山貼られている。

ここからは北の国からのロケ地巡りだ。最初に向かったのは麓郷展望台、ふらのジャム園の奥にある。途中、五郎が熊にあった場所とか、純と蛍が歩いた場所などを過ぎて展望台に着いた。

あまりにも暑いので、ちょっと木陰を散歩した。でも暑い。再びファーム富田にいた中華系パンフレットの撮影隊を見かけた。後に寄った北海道の名だたる観光地は中国や韓国からの訪問者に支えられていた。

この展望台からの帰り道はまだ舗装されていないので、バイクは危険と登り口に書かれていた。オンロードで向かう人はちょっと気をつけよう。

次に向かったのはニングルの森だ。ダートだが仕方あるまい、前に進むのだ。このあたりが純や蛍がUFOを見た場所らしい。

熊と出会わないようエンジンの音を時々上げて走った。

もう伴ちゃんは限界だろう。このあたりで引き返そう。

五郎達がピクニックをした布部川の流れは清らかであった。

砂利道を走ってホイールがすっかり白くなってしまった。再び原始の泉に寄って喉を潤した。

美瑛だけでなく富良野にもこんな丘がある。

最後に大里れいの家に寄った。現在は空き家のようで、納屋が朽ち果てていた。時は確実に流れている。

キャンプ場に戻り、歩いてフラヌイ温泉とスーパーに向かった。昨夜、蚊にたくさん刺されたので蚊取り線香も購入した。

夕飯は麻婆なすと牛タンサンドを食べた。

ここのキャンプ場はWi-Fiが使えるので、食後にツーリング友達のvansさんの日記にコメントしてみた。後にも先にもWi-Fiを使ったのはここだけであった。

今日の走行距離は86kmであった。 余裕のある一日だったな。

 


北海道ツーリング2012 2日目 積丹、ニセコ、夕張を走り尽くして富良野へ

2012-08-12 | 

7/22(日) 晴れ時々曇り

小樽港に到着した。晴れてはいないが雨が降っていないのでよしとしよう。今日は上富良野のキャンプ場に泊まる予定だが、ルートはまだ決めていない。

まずは運河を見ておこう。早朝の運河は空いているので写真を撮ったり絵を描いたりするする人が多かった。

小樽には石造りの古い建物が多い。街を歩いて散策するとよさそうだ。

たっぷり時間はあるので、早朝から営業している海鮮の店がある隣友朝市に向かった。3軒ある店のうち営業していたのは「味さき」1軒だけで10人程の人が並んでいた。今日は日曜なので市場は休みだったのだ。

待っている間、同じくライダーの人と話をした。彼らは北へ向かうと言う。偶然その人は僕と同じ苗字だったので、お店の人に1人の〇〇さん、2人の〇〇さんと呼ばれた。

注文したのは巴丼だ、先に注文を取ってくれるので、席に座るとすぐに出てきた。朝(5:30)から雲丹、イクラ、帆立で豪華な三重奏、美味いぞ!スプーンが付いているのがにくい。これでイクラも楽々食べれるのだ。

雨は大丈夫そうなので積丹半島へ向かった。ここは雲丹の名産地。こうして雲丹を捕っているのだ。

早過ぎて神威岬の駐車場に向かう道が閉まっていたので、遠くから眺めた。晴れていれば積丹ブルーと呼ばれる海だ。

積丹半島をまわった後、岩内へ向かった。岩内は中島みゆきが幼少期を過ごした町だ。

最初に港へ向かった。幼いみゆきが見たかもしれない海だ。

その後、町の中を少し走って街の空気を感じた。落ち着いた感じがする街だった。

岩内からニセコに向かうニセコパノラマライン(道道66)から岩内の町と海を見下ろした。

ニセコパノラマラインは17年前に走ったことがあるはずだが、どんな道だったのか記憶になかった(記憶力悪し)。

実はライダー垂涎のワインディングロードだったのだ。景色が良くて空いている。いかにも走ってる感じの地元のバイクも何台か見た。

峠を越えるとちょっと霧が出てしまったが、雨にならなければそれでいい。羊蹄山はかたちの良いかわいい山だが、残念ながら雲の中だ。

尻別川にかかる橋にあった注意書き。民家がなくてもごみは投げ捨てちゃいけない。

お昼前であったが、お腹が空いてきたのでR276沿いの道の駅フォーレスト376大滝できのこ汁と焼き餅を食べた。

ここのトイレはどこもかしこも御影石で超立派な造りだ。入り口には自動伴奏のグランドピアノまであるのだ。

その後R276は支笏湖沿いを走るのだが湖は殆ど見えず残念であった。支笏湖から千歳に向かう道道16は木々に囲まれた清々しい直線道路であった。

千歳で道の駅サーモンパーク千歳で休憩した。すっかり晴れて気温はぐんぐん上がって汗だくだ。ツーリング時の服装は寒い方にあわせたので、今回下は革パンツ、上は春夏のジャケットだ。さすがに30度だと暑い。

豚の丸焼き!?是非食べてみようと聞いたところ、今日はないそうだ。うーん残念。

代わりにミニボンバーなる焼き肉と黄色いプチトマトを食べた。

千歳から夕張を経てR452へ入った。今年夕張シューパロダムが完成するため、旧R452はすでに走ることができなかった。昨年走った旧R452は荒れた路面もあったが、好みの渋いワインディングロードであった。

三弦橋が見えるポイントで、地元のおじちゃん達と話をした。バイクは疲れるだろ、良く乗るね。好きじゃなきゃ乗ってられませんよ。

奥に見えるのが三弦橋、下に見えるのが旧R452だ。新R452はまるで、高速道路のようだった。

R452から道道135で富良野に入った。今日は富良野で北海イカダ下りIN空知川が行われていたのだが、すでに終了していた。

富良野から上富良野のキャンプ場に向かった。富良野の街はとっても暑かった。ここは北の国なのに。

キャンプ場についてテントを張ったらすぐ近くの温泉に向かった。北海道の温泉施設はのんびりと出来るところが多い。

温泉から出たら夕食の食材を買いにスーパーに向かった。ビールは欠かせない。メインは北海道産じゃないけど、カツオの刺身。

野菜も食べなきゃね。定番のイタリアン野菜炒め。

締めはうどんだ。

泊まったキャンプ場がある日の出公園で、上富良野の花と炎の四季彩まつりが開かれていた。せっかくなのでまつりを見に行った。

行灯パレードと呼ばれる山車がぐるぐる会場を回っていた。

ガンダム、宝船、弁慶、招き猫などの行灯を大勢の男達が引っ張っていた。

そして締めは花火大会だ。ほとんど真上に上がる花火の迫力は満点だ。

宇宙を感じさせる花火が多かった。

200~300m先で花火が打ち上げられるのだ。

いいものを見させてもらった。ひとりで見るにはもったいない。

そして一日目の夜は更けていった。今日の走行距離は445kmであった。