風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2012 13日目 洞爺湖~昭和新山~登別~苫小牧

2012-08-19 | 

8/2(木) 晴れ

今日で北海道の地ともお別れだ。あっという間の12日間だった。

昨日、洞爺湖をほぼ一周まわったが、もう一周まわってみよう。洞爺湖畔にとうや小の生徒が木で作った動物が置かれていた。

羊蹄山も見えた。

洞爺湖サミットの開かれたホテルはあんな山の上にあったのか。

サイロ展望台から洞爺湖を望んだ。日本人の観光客はほとんどいなくて、韓国や中国の人々がいた。

この前で写真を撮るのはお約束のようだ。

子供の頃読んだ本に載っていた昭和新山へ行ってみた。いくつかの土産物屋はつぶれていた。

ここの土産物屋も中国からの観光客に大きく支えられているようだった。

じゃがいもソフトクリームを食べた。甘いんだけど、ポテトチップスのような味がする。ジャガッキー付きだ。

以前アウトライダーという雑誌で見たおさる湯に行ってみることにした。支笏湖へ向かうR453沿いにあるばんけい温泉健康センターの裏だという。

健康センターは閉められてしまったようだ。

裏の川に温泉の雰囲気はなく、崖を下りて草をかき分けて温泉を探すやる気もなかったので、登別の温泉をめざすことにした。

R453から登別に向かう道道2号は素晴らしいワインディングロードであった。オロフレ峠という看板があったので本道からはずれて行ってみた。

オロフレ峠の先に行き止まりとなったぼろぼろの道があった。地元のライダーがやってきたので、以前の道路だったのか聞いてみたが、彼が来るようになったときにはすでに走られる道ではなかったと言った。

あとで知ったが、やはりこの道は24年前まで現役であった。

登別に着き、町を歩いてみた。まずは地獄谷へ行ってみた。荒涼とした風景が広がる。

町の中には鬼や閻魔大王などが幅を利かせている。

共同湯、湯元さぎり湯へ寄った。目立たないので一度前を通り過ぎてしまった。すっかりタオルが変色するほど濃厚なお湯がじゃぶじゃぶと流れていた。

ツーリングでそばを食べることは多い。お昼はそばにした。予想に反して北海道での初そばとなった。北海道はそばの産地でもあるので広大なそば畑が広がる道も通った。

大湯沼、煮えたぎる泥の沼だ。

倶多楽湖へ向かう道道350号にあった動物注意の標識はキタキツネだ。

登別をあとにしてR36で苫小牧港を目指した。登別の入り口に巨大な鬼がいたが、R36にはカニと熊がいた。でかすぎないか?

苫小牧から大洗へ向かうフェリーを待つ。

いよいよ出航だ。シャワーを浴びて、乗船前に買っておいた回転寿し海天丸のすしを食べながら苫小牧の夜景を眺めた。

炎天下に置かれたすしは少し味が変わっていたが、もう帰るだけだから食べてしまった。

部屋にもどると隣のオヤジの鼾が尋常でなかったが、疲れに負けて寝てしまった。

 

 

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北海道ツーリング2012 12日目 厚田~札幌~洞爺湖

2012-08-19 | 

8/1(水) 雨のち曇時々晴れ

雨の中、テントを畳んで出発した。どこまで走れば雨があがるだろうか。石狩を過ぎて積丹へ再び行ってウニ丼を食べたいという欲求に駆られたが、積丹の天気はあまり良くなさそうだ。目指す洞爺湖への到着も遅れてしまうだろう。

まっすぐ洞爺湖を目指すことにした。札幌を通らなければいけない。久しぶりの都会だ。急に女性が煌びやかになった。

渋滞の国道5号を走っていて、とある交差点の赤信号で停まった。見覚えのある建物が斜め前にあった。

中島みゆきの母校、藤女子大だ。喫茶店ミルクに寄ろうかと思ったが、時刻はまだ9時なので営業時間までだいぶありそうだった。

札幌を抜けるとR230はすぐに山道となった。中山峠を越えて下っていくと羊蹄山が少しだけ見えた。

道の駅230ルスツに浪越徳治郎の銅像があると言うので寄ってみた。開拓の母の銅像があったが、徳治郎の銅像は見つけることができなかった。

次回のお楽しみとしよう。

洞爺湖畔を3/4周程していいキャンプ場があった。隣に温泉がある仲洞爺キャンプ場だ。時折青空が見える。今日は降らないだろう。

テントを広げて寝袋とともに乾かした。

温泉に入った後、キャンプ場に来る途中にあった肉屋直営のジンギスカンの店に行ってみた。店の玄関に近づいたら定休日での看板が下がっていた。

またもやセイコーマートでビールとつまみを買ってキャンプ場に戻った。時間はまだ3時だが、フライパンでつまみを焼きながら1人宴会が始まった。

洞爺湖温泉では毎夜花火が打ち上げられる。対岸で打ち上げられる小さな花火を見て眠りについた。

 

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北海道ツーリング2012 11日目 天塩~厚田

2012-08-19 | 

7/31(火) 曇り時々雨

昨夜は風と雨が強く、時々テントの雨漏りがするほどだった。雨漏りの修理をするのを忘れていたことを思い出した。

雨漏りは2カ所なのでタープの下にもっとテントを入れればオッケーかな。

雨の中を走りたくなかったので、もう一泊しようかなとぐだぐだとしていた。でも明日も天気は悪そうなので、思い切って南を目指すことにした。

キャンプ場を出たとき、時刻は10時をまわっていた。あまり遠くまでは行けないかもしれないが取りあえず南をめざした。雨はすぐに降り出した。

途中、羽幌の港に寄ってみた。ここから焼尻島への定期船が出ている。羽幌と焼尻は昨年のテレビドラマ「幸福の黄色いハンカチ」の舞台となった場所だ。

高倉健が演じた刑務所帰りの男の役を阿部寛が、倍賞千恵子が演じたそれを待つ女を夏川結衣が演じたのだ。僕は夏川結衣のファンなので訪れてみたという訳だ。

焼尻行きの船の値段は思いのほか高かったので、焼尻行きはまたの機会にとっておこう。

その後何度かひどい雨に遭い、かっぱを着ていても対向車にかけられた水しぶきで身体の中までびしょびしょだ。

道の駅おびら鰊番屋に東屋があったので、休憩のため寄った。バイクから降りてカッパを脱ごうとしていると、南からホーネット、北からVMAXに乗るライダーが入ってきた。

VMAXに乗るライダーは昨日宗谷岬と天塩のキャンプ場で会った人であった。ホーネットに乗ってやってきたのは今日が北海道を初めて走ると言う20代の若者であった。

初めて北海道を走ったときの感動は初めてのときにしか感じることができない。おじさんライダー達は羨ましがった。そして激しく道東へ行くことを勧めたのであった。

国道もいいけれど、国道から外れた道に君だけの風景がある、なんて言ってないけど言っちゃうぐらいの勢いだった。

旅の安全を願って別れ、それぞれの方向に走っていった。

その後も留萌の辺りまで激しい雨に何度か遭遇した。浜益までやってくると雨はまだ降っていなかった。そう言えばまだお昼を食べていなかった。

海鮮丼を食べて活力を取り戻した。もう写真を撮る余裕もなかった。雨の中の移動は思いのほか体力を消耗するのだ。

地図を見て今日の宿泊地を探す。近場で手を打とう。札幌の手前にある厚田のキャンプ場に泊まることにした。

キタキツネの群れる山を越えキャンプ場にたどりついた。テント1張り1000円、大人1人200円と今までのキャンプ場に比べたら倍ぐらいの値段だが、家族なら安くなるだろう。

アブが10匹ほどまとわりつくので閉口したが、長袖、長ズボンなので噛まれることはなかった。今日は風呂はなしだな。幸い町に我らがセイコーマートがあったのでビールとつまみを買ってきた。

この日、キャンプ場に宿泊するのは僕1人であった。静かな夜になりそうだ。しばらくすると雨が降ってきた。早く寝てしまおう。テントに入ってすぐ雷が鳴りだした。近い、1、2km離れているだけらしい。

たぶん大丈夫だけれどかなり怖い。それから雨が強くなってテントの雨漏りがひどくなった。タオルで濡れた場所を拭きながら過ごした。今日はめんどくさいので、降らないだろうとタープを張らなかったのだ。

雨漏りする場所にタオルを置いて雨に濡れないよう丸くなって眠った。

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北海道ツーリング2012 10日目 上湧別~宗谷岬~天塩

2012-08-19 | 

7/30(月) 晴れのち曇りのち雨

上湧別の五鹿山(ごかざん)公園キャンプ場をあとにして、オホーツク海沿いを北上していく。

紋別のセイコーマートから紋別に住む友人にメールをした。彼は今から職場へ向かうであろう。

ウスタイベの千畳岩に寄った。ブロック状の岩が並ぶ海岸だ。

横には広大なキャンプ場が広がっている。これで無料だ。枝幸町、えらい。

クッチャロ湖に寄ってエサヌカ線に向かった。エゾシカだ。

この風景を観終わってしまうのが惜しいので、エサヌカ線をゆっくりと流した。

そして本土最北端の宗谷岬へ。間宮林蔵が見つめる先には何があるのか。

ここで知り合ったVMAXに乗る兄さんはこれから天塩のライダーハウスまで行くと言った。僕は同じ場所のキャンプ場に行く予定だ。

レストハウスでホタテラーメンを食べた。なんてことないラーメンだが、ホタテがあるだけで気持ちは豊かになる。

宗谷岬の丘陵地帯を抜けて稚内へ向かった。北海道遺産の北防波堤ドームを訪ねた。戦前に鉄道の駅から樺太行きの連絡船の桟橋まで乗客がここを歩いたそうだ。

稚内から道道106号、オロロンラインの北部を行く。めでたく伴ちゃんのオドメーターが55,555kmとなった。

天塩のオトンルイ風力発電所で見慣れない光景に出くわした。手前から2基目のプロペラにクレーンが伸びている。

よって見たら先端で作業をする人がいた。うっひょー。人間てすごいな。

天塩のキャンプ場に着き、テントを張った。雨に備えてタープも張った。これから本格的に降ると言う。

その後は温泉に入り、セイコーマートでビールとつまみを買った。生活パターンに落ち着きが出てきたようだ。

 

チャンさん、

あのモニュメントです。裏からですが。

 

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北海道ツーリング2012 9日目 羅臼~知床峠~サロマ湖~上湧別

2012-08-19 | 

7/29(日) 晴れ

起きるともうすぐ6時であった。前日セイコーマートで買ったパンを食べて出かけた。ここのところ朝ごはんはこのパターンだ。

今日は知床の川でオショロコマを狙う。まずは羅臼から相泊まで釣りができそうな川を見てまわった。数本の川で釣りができそうであった。すでに1,2本の川には先客がいるようだった。

羅臼から20数キロ、行き止まりにある民宿くまやど、食堂の名を熊の穴と言う。以前ここで熊ラーメンと馬鹿ラーメンを食べたことがあった。

ここで行き止まり。

下りやすそうな一本の川に入溪した。ルアーをアユにしようかヤマメにしようか迷ったが、アユにしてみた。この辺りにアユはいないがまずはやってみよう。

橋下のこの淵ですぐに魚が追いかけてきた。このすぐ川下は海なのだ。これが知床の川だ。

対岸に渡ってキャストするとまたすぐに魚が追いかけてきてヒットした。これがオショロコマだ。イワナの仲間で北海道の渓流に住んでいる。金色の腹部、端が白い朱色の腹びれと尻びれ、美しい。

ポイントと言うポイントはほとんど入れ食い状態であった。300メートルぐらい釣り上がると大きな堰堤があった。上に行けるルートはなさそうだったので、次の川に行ってみることにした。

次の川にはすぐこのような堰堤があった。堰堤の深みには数匹の魚が見えた。見える魚はまず釣れない。魚からもこちらが見えているからだと思う。

その横には魚道が作られ、この上流でも魚道の工事が行われているようで立ち入り禁止の札が道にあったので、次の川を目指した。この写真の上に見える山は雲の中だ。

次の川も入れ食い状態であった。前の川のオショロコマの大きさの平均は15cmぐらいであったが、この川の平均は20cmぐらいであった。

17年前、知床の川でオショロコマを釣った。16年前には一匹も釣れなかった。いつまでも知床の川でオショロコマが釣れることを願って川を後にした。

7月、昆布漁が始まる。昆布を採る舟が何艘か見えた。昆布は洗って乾燥され、天日干しされる。この海で育ち、手間ひまかけられた羅臼昆布、おいしさの秘密を見た気がした。

キャンプ場に戻ってきた。オショロコマのために連泊しようかと思っていたのだが、苦労せず釣れてしまったことと、 キャンプ場に虫が多かったので出発することにした。

国後島を振り返りながら再び知床峠を越えた。羅臼岳は雲に隠れてしまった。

斜里の街でアンパンとミルクという黄金コンビのおやつで休憩し、網走の街を駆け抜け原生花園駅に到着した。この駅は夏の間だけの臨時駅だ。

原生花園には地味に力強く様々な花が咲いていた。ハマナス、エゾキスゲ、ハマフウロなどが咲いていた。

そして昨年も寄ったサロマ湖の北勝水産の直売店へ向かった。北勝水産の喫茶コーナーで人気商品のホタテバーガーを食べた。ホタテのご当地、揚げたてなのでうまいのは当たり前と言えばそれまでだが、ここを目指して走ってくるだけの価値はあると思う。

そして広い土産物コーナーでお土産を買った。サロマ湖産の北海シマエビの塩茹で、マスの筋子、ホタテ貝柱とツブがイの刺し身を冷凍便で家に送った。直売所だけあって驚きの安さだ。

暗くなる頃、上湧別のキャンプ場に着いた。街にある道の駅の温泉で汗を流し、またまたセイコーマートでおつまみとビールを買ってキャンプ場に戻った。

今まで晴天に恵まれてきたが、明日から天気が崩れそうだ。明日は宗谷岬へ向かう。

 

 

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