長年お世話になったG先生は4年ほど前の今頃、突然 くも膜下出血でお倒れになりました。
入院、手術、長いリハビリを経て、現在はご主人と二人で自宅で暮らしておられます。
同じサークルのWさんと午後、久しぶりにお顔を見に行ってきました。
車椅子の生活ながら、にこにこと笑顔をたやさずにおられます。こちらの話すことはよく理解していただけますが、発声がうまくいきません。
一生懸命、言葉を発しようとされるものの、出てこない状況はご本人が一番つらいことと、お察しします。
笑顔と「はい」「いいえ」という意思表示はしっかりとされます。
ご夫婦ともに80代、本当によく頑張っておられます。
食事は、朝はご主人が用意し、昼は、週何回か、ヘルパーさんに来ていただき作っていただくとか・・・
夕食は宅配のお弁当を頼んでいるとのことでした。
他に週3回、お掃除もヘルパーさんに頼んでいるとのことでした。
行けそうでなかなか訪問できません。先回は去年12月でしたから4ヶ月ぶりですが、とても喜んでいただきました。
手を握って、又お顔を見に参りますと言っておいとましました。
送ってこられたご主人が庭のナギという木のことを話してくださいました。
ナギの名が、海の凪(ナギ)に通じることから、航海の平穏を祈るご神木となっていることが多い。
また、別名がいろいろあるように、葉を葉脈の方向に引っ張ってもなかなか切れない。この強い葉から、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられ、昔は鏡の底にナギの葉をいれ、夫婦の縁が切れないよう、離れていても忘れぬよう、と願ったとか。
ご神木に指定されているのも多いそうです。一枝いただいて帰りました。
葉っぱの中央の葉脈が見えませんね。つるりとしています。

先生ご夫婦が、今の生活を続けれることを祈っています。