すこし前のことですが、朝のテレビを見ていると料理家 土井善晴氏のお顔が・・・
家庭料理の初期化 という言葉にひきつけられました。
一汁一菜とは、ごはんを中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ1品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイルです。と、話されていました。
全部を見たわけではないので、もうすこし詳しく知りたいと思い、ネットで土井氏著 「一汁一菜で良いという提案」を注文しました。
きのう、ポストに届いていましたので早速一読、190ページほどの読みやすい本でした。
上手下手を気にする必要は全然ないんです。そんなことよりも、作って食べさせること。うちのお母さん、料理下手でも毎日作ってくれたいうことのほうがはるかに大事なんです。まず、一汁一菜の型をきれいに整えてください。
普通の料理本とは違い、料理の写真も控えめですが、土井氏の食に対する考え方が一冊にちりばめられていて、うなずける箇所が沢山ありました。
手前勝手な受け取り方ながら、一汁一菜から始まる和食の原点をおさえて、気節のうつろいを意識しながら、お酒をたしなむ時には、その季節の肴を一品足す。
それで一汁二菜・お食後に果物とかちょっとしたデザートをプラスするなら、一汁三菜となるが、
我が家の場合は、その量を加減することが大事と・・・
一汁一菜は和食の原点、上手下手よりも作って食べさせること という土井氏の考え方は、仕事を持っているお母さんたちへの励ましになるのではないかと考えます。
この本は、身近に置いて、折々に我が家の料理の初期化を図りたいと思っております。