今日も叉寒いが、昨日までの強風は無い。主人が納屋の
中も片付けている。焚火で暖まろうと、掃除しながら
焼いた。
昔は仏祝儀を家で行っていたので、その際に使う塗りのお膳の
入れた木箱。仏用祝用と⒉種類で2の膳まで。ここは水害
被害が多い所なので、祖父は大抵こうやって筆書きしていた。
昭和18年の大水害で、色々流された話は聞いていたが、これは
残ったんだ。そう思うと片付けるに忍びないが、今は御客事を
家でする家など無い。邪魔になるだけだからねぇ。お膳は、悩み
ながら大きな長持ちに入れて、もう少し置いておくことにした。
これは祖父の名前の印を入れた1斗升(=10升)かなぁ?
(ひょっとしたら、5升升かな?)お米や豆類など計っていた。
今は単位さえ知らない人が多いかもしれないねぇ。
こんなのも有った。左は読んでみると、父が飼っていた
乳牛が優良多産牛で、県一になった時に頂いた盾。この後
日本一に輝いたのだ。
右は何とまぁ、独身時代に恥ずかしながら、ボーリング大会で
2位になった私のトロフィーだわ。小さな会だったので、大した
成績では無かったんだけど。
あ~~、懐かしい物が次々。ついつい眺めて写真撮って、
そのくせ、さてこれは不燃物だねなどと考えている。
思い出は記憶の中だけに留めて置く事にしよう。
祖父と私は明治と昭和が違うものの、同じ年の同じ月の
10日違いの誕生日。喜怒哀楽が激しい所は少し似ていた
かもしれない。
怒ると下駄が飛んできたり、(祖母が庇ってくれた)とても
怖かったけれど、反面、私が賞など頂くと、大喜びで知人
などに自慢して回った。
作文を書けば聞きたがり、読むとその都度「上手いなぁ!
上手いぞ!」って褒めてくれた。懐かしい!
子供の頃の思い出は、祖父母を通じて、心が充足して
幸せな思い出ばかり。戦後の物の無い時代でも、楽しか
ったなぁ!幸せだったなぁ!有り難かったなぁ!
有難うございます。
先日も納屋を壊す時の話が出て、今古民家が流行りだから、
「古い大きな柱も売れるんじゃ無いの?」「いやいや、こんな所は
送料がかかって買いに来る人も居ないよ。」
何て話になりました。
お膳も塗りの良い品物なのですが、この田舎では料亭でさえ、
手軽な硬質プラスティックのしか使用してないです。
(1度料亭に聞いた事があるんです)
全て都会の話しでは無いかなぁ?
昨日見たテレビで、昔のまま開かずの蔵を開けて
お宝を探すような事をしていました。
最後は役所の方にこんな物ありますが、とそうだんしたら「歴史に調べたいと思っていたので有難い」と役所が今後昔の資料を調べて管理してくれるような話でした。
もう一つ、建物ごと
買取査定をして古い家具や道具など買い取ってもらうと言う物でした。
最近は古民家なども人気なので
古い道具も重宝がられるのかもしれませんね。