今朝アゲハチョウが気になってノウゼンカズラを見に行くと、花弁が草むらに散っていました。
蝶は昨日のままの姿でした。
拾いあげて花弁を切開すると、随分傷んだ羽を弱弱しくばたつかせてアゲハが花弁から出てきました。
まだ生きていたのです。
花弁の中で永遠の眠りに就こうとしていたのでしょうか。
お節介をしてしまったようで哀しくなりました。
ジンジャーの甘い香りのする花弁に乗せてやりました・・・動くこともなくじっとしています。
30分ほど経って見に出ると、アゲハ蝶の姿は消えていました。
ジンジャーの甘い香りより、やっぱりノウゼンカズラの蜜が大好きだったのかもしれません。
あのボロボロに傷んだ羽で、何処へ行ったのでしょう。
お節介をしてごめんなさい・・・アゲハ蝶の心知る由もなく、唯その命の儚さを憂いて涙しています。