こんなに夜霧に包まれている事に気が付かないなんて
なんてもったいない事でしょう
もっと若い頃京都木屋町で飲んで
朝4時頃帰ってくるとここは濃霧に包まれていた
一寸先が見えなくてとても神秘的だった
今宵もあの時のように一面真っ白な霧の世界
車のライトがぼんやりと浮かんでは消えてゆく
生きている1日1日を満喫する喜びが霧の中から湧いてくる
眠るのがもったいなくて表へ出たりまた家へ入ったり
二階の窓を開けて眺めたり
カメラのシャッターを切ったり
霧ってとても美しいからまだ眠りたくはない
でも今宵はもっともっと深い霧に包まれて
10時頃には眠りましょう
なんだか急に寒さを感じてきて
もしかして夜霧が家の中まで入ってきたのかと
振り向いてみると
灯油ストーブの火が消えていた
9時になったのでお風呂に入って
後は眠るだけ