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今日のいろいろ1302 【EVの発火事故】

2024-08-29 20:51:02 | 今日のいろいろ
こんばんは。

台風10号、通過中です。
本当に進みの遅い台風です。あまり位置が変わっていないような。

そんな台風10号ですが。
その影響もあり、昨日、記録更新していた福岡県太宰府市の連続猛暑日記録。
昨日の気温が29.3度で、連続40日で記録は途切れました。
ちなみに、昨日の福岡市の気温は30.0度でした。

【EVの発火事故】
世界ではバッテリー火災が即発しているが・・・ニッホンEVが爆発しないワケ。
(週プレNEWS)の記事より

世界では、EVのバッテリー火災が頻発しています。
今月に入り
韓国ではEVのバッテリー(電池)から出火した可能性が高い火災が相次いでいるとのことですが、その中で、今月1日に発生したEVの火災事故が注目されているとのことです。

具体的には、集合住宅の地下駐車場に止められていたメルセデス・ベンツ「EQE350」が出火し、駐車場にあった40台の車を焼き尽くしたそうです。
EQE350は、中国メーカーのバッテリーを搭載していたということです。
韓国では、この火災により、集合住宅の地下駐車場のEV利用を制限し、充電スタンドを閉鎖する動きも出ているとのことです。

日本でも、昨年7月、千葉県にある「アウディ幕張」で野外の立体駐車場に置かれたEVが自然発火、8台の車が焼けたという事故がありました。

多くのEVが「リチウムイオン電池」を搭載していますが、この「リチウムイオン電池」は衝撃に弱いという欠点があります。

リチウムイオン電池の構造は、灯油と同レベルの可燃性の溶剤(電解液)に浸された正極と負極がセパレーターという材料で仕切られているもので、事故などの強い衝撃を受けると、セパレーターが壊れ、正極と負極が触れてショートしてしまい、それによって発熱が始まり、その熱が次の発熱を引き起こし、”熱爆発"と呼ばれる現象を引き起こすとのことです。

更に、リチウムイオン電池は温度変化を苦手とする特性があり、50度以上になると自然発火の可能性もあるとのこと。

ところが、海外ブランドのEVが炎上事故を起こしたニュースは目にしますが、日本(メーカー)のEVの炎上事故は聞こえてきません。
それどころか、世界発の量産EVとしてデビューした日産リーフは、”絶対に炎上しないEV"として世界的に有名なのだそうです。

それは、コストを費やして火災の発生を抑える対策を徹底的に行っているのが大きく、ありとあらゆる単位で発熱をチェックし、常に電池の温度をコントロールしている。とのことです。

それには、日本の国民性や企業風土もあるのですが、1960年代から70年代における日本メーカーの「欠陥者問題」が大きく影響していて、当時の欠陥は、ブレーキの呼称から燃料漏れまで多岐にわたり、火災も含まれていたとのこと。
当時、「排ガス規制」の対策をしたことで、車両の排気系統が過熱し、駐車場所に生えていた草に触れて発火するケースもあったとのことです。

それを経験してきた日本メーカーは、安全意識が飛躍的に向上し、日本車の品質を押し上げています。

ただ、日本メーカーは、外国メーカーと比べて「EV」開発、「自動運転」の分野でも遅れていると言われているのですが。
日本メーカーは、遅れているのではなく、(過去の経験を踏まえて)慎重なのだ、ということです。

その日本メーカーで、立て続けに検査不正などが起こったことは残念です。
ガソリン車と比較して価格が高いEVですが。
その中で、(中国製などのバッテリーを使用した)EVを選ぶのか、価格の安い中国製EVを選ぶのか、それとも、価格的には高いかもしれないけれど安全性の高い日本製EVを選ぶのか。

ただ、海外メーカーとの価格面などを含めた競争だけを優先したら、安全性が損なわれてしまうのかも知れません。
日本メーカーの姿勢は、海外には伝わらず、なかなか選ばれないのかも知れませんが、日本メーカーには、その(安全性を追求する)姿勢を続けてほしいと思います。

では、また。



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