お伽の里通信 ~湯之谷けんぽセンター~

四季折々の湯之谷のようすをご覧ください。

まだ観れる紅葉を求めて

2023-12-01 09:28:16 | 日記
湯之谷の紅葉シーズンは終えてひと段落しました。

シーズン中は忙しくて職員はゆっくり紅葉見物なんて、中々できないんです。

そこで、11月最後の休館日を利用して県内のまだ観れる紅葉を求めて出かけて来ました。




新潟県でも海沿いや下越地区はまだ観れるハズなのです(^^)

今回、選んだ先は田上町の「椿寿荘(ちんじゅそう)」





椿寿荘は越後の豪農、田巻家の離れ座敷として大正時代に建築された贅を尽くした建物なんです。


日本には1000町歩以上の耕作地を持つ大地主は北海道を除いて9名居られたそうです。

そのうち5人が新潟県。

その5人の中の1人が椿寿荘の持ち主、田巻家なんだそうです。


そんな、全国でも屈指の大豪農の離れ座敷にいざ潜入!!





全国から選りすぐりの建材を集める事17年の歳月をかけ、建築にも3年半の時間を費やして建てられたそうです。

しかも全国で3本の指に入る宮大工が手がけたのだとか。



先ずは「薬医門」

立派!👀




薬医門そのものは1778年に作られたものだそうです。


扉の欅の一枚板は超贅沢品だそうですよ。





そして玄関へ。



各所に日本建築の古式を見ることができます。

組入天井を支える舟肘木。 初めて見ました。




玄関からお座敷へ。

大正ロマンを思わせる照明と楠の一枚板を透かし彫りにした欄間は魅力的でした。






座敷から見渡す庭の絶景。




この紅葉こそが今回の目的。


鮮やかな紅葉を観ることができました(^^)




11間半(約20m)の庇を支える丸桁は天然絞りの吉野杉。見事。





運よく、ご結婚の写真撮影の最中で紅葉に花を添えていました。






予約すれば奥座敷で食事も堪能できます(期間限定)



文化財の建物で食事するなんて贅沢ですよね。


その時代は主人に招かれなければ入れない奥座敷での食事と思うと何だか緊張しました。


残念ながら雨模様でしたが、それはそれで「わび」だの「さび」だのわけのわからないことを言いながら堪能できました。




機会があったらぜひ (^^) yunotani kenpo .j. hoshi





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