今日は、リーガロイヤルホテル小倉にて硯友会総会の当番大幹事で受付をしておりました
今日も、もちろん着物です
着物は
『風の薔薇』熨斗目訪問着
帯は
『金の薔薇』金唐紙 バラ文様 錆朱箔
どちらも、誉田屋源兵衛謹製
帯揚と帯締をいつも悩みますが、やはり格が合った物になってしまいますね
この帯揚は皇居紅葉山御養蚕所で飼育している日本古来の純粋種「小石丸」を改良した品種の「新小石丸」です
歴代の皇后陛下が飼育されている「小石丸」は間もなく、美智子妃殿下から雅子様へ引き継がれますね
『風の薔薇』に『金の薔薇』が揺らめく
『風の薔薇』と名付けられた熨斗目訪問着
ギリシア時代から使われていたとされる風配図Wind Rose
銀鼠の友禅に羅針盤の針をイメージした細やかな銀箔の細工の熨斗目が素晴らしい
『金の薔薇』金唐紙 バラ文様 錆朱箔
革に型押しや彩色を施した中世ヨーロッパで壁の内装や皮革工芸品などに用いられたギルトレザー「金唐革」にルーツを持ち、日本で和紙を素材として作られた「金唐革紙」は壁紙として明治期に大蔵省印刷局を中心に製造され盛んに欧米各国に輸出、パリやウィーンでの万国博覧会などで高い評価を得てヨーロッパ王朝貴族の城や宮殿の壁をきらびやかに飾りました
日本でも国会議事堂や鹿鳴館、旧日本郵船小樽支店、旧呉鎮守府司令長官官舎、旧岩崎邸など数多くの建物に使われていました
「金唐革紙」は次第に需要が減少し、昭和中期に製法が途絶えてしまいましたが、その技術を復元して「金唐紙」として蘇らせたものをこの帯は使用しております
ある意味、この帯自体、大変貴重な文化財ともいえるかもしれませんね(笑)
ワンダフル着物ライフ wonderful kimono life
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