ご存知でしたか?
バウムクーヘンを日本で最初に作った人は
ドイツ人のユーハイムさんです。
先日、バウムクーヘンをいただきました(*^_^*)
きれいな形の美味しいドイツのお菓子。
有名なユーハイムのものです。
ドイツ語で、バウム=木、 クーヘン=菓子だそうです。
伝統的なお菓子で、本来は大変手間がかかります。
さて、
そのカール・ユーハイムさんなんですが…
非常に数奇な運命をたどった人です。
ひとりの菓子職人が、
二度の大戦に翻弄され、出会いと別れを繰り返し、
成功と挫折の人生を歩みました。
彼の人生を調べて、不思議な感慨を抱きましたので、紹介させてくださいm(__)m

カール・ユーハイムは、
祖国ドイツから租借地の中国「青島」に菓子職員として派遣されます。
遙か遠い中国での生活……
彼は必死に働くのでした。
やがて、
ドイツから招いたエリーゼと結婚します。
妻は妊娠。幸せな生活を過ごしますが、
折しも第一次大戦中!
日本軍が「青島」に進行します。
カールは生まれてくる子供にも会えず、
日本に強制連行されてしまうのです。
家族は、離ればなれに……
大阪、広島で、つらくさびしい収容所生活。
やがて…終戦。解放。
祖国ドイツは荒れ果て…彼は帰国を断念します…
カールは、日本に残る決意をし、家族を呼び寄せます。
初めて、息子のボビーを抱きしめるカール!
感動の再会……
新しい道を歩み始めた彼は、
銀座の明治屋洋食レストランで働きます。
彼の仕事は認められ、日本での生活にも馴染んできました。
そして
手にした給金を資金にして、
横浜に自分の店を持つことがでたのです。
(ユーハイムというお店の始まりです)
軌道にのったかと思われたその時、
関東大震災がおこります。
お店はつぶれ、死者まで出してしまい、息子が行方不明に!
全てを失った彼は、
失意のまま神戸へ移住。
数日後、奇跡が起こります。
なんと息子が見つかったのです!
神戸で、新たに店をおこし、再起をはかります。
その後、
いくたびの苦難の道を乗り越え、成功かとも思われますが……
第二次大戦が勃発!
一緒に働いた職人たちは、一人一人戦争にとられ、死亡…
戦時下では、お菓子に使う食材など手に入りません。
カールは平和を夢見ながら
終戦前日の8月14日に他界するのです……
彼の最期の言葉は
「私は死にます…でも平和はすぐ来ます……神様……お菓子……」

お菓子に一生を捧げ、日本にバウムクーヘンを紹介した人。
そして平和を誰よりも望んでいた彼…

今朝、朝食代わりにバウムクーヘンを食べました。
甘さと豊かな味わいの中に、平和の尊さを感じます。

この記事は、
「おおた葉一郎 の しょーと・しょーと・えっせい」カールユーハイム物語を
参考にさせていただきました。ありがとうございます。
カールの人生を詳しく知りたい方は、ぜひお読み下さい。
私はこの記事を読んでちょっと涙ぐみました……
おおたさんのサイトは引っ越される予定です「おおた葉一郎 の しょーと・しょーと・えっせい」
バウムクーヘンをプレゼントしてくれたS・Kさん。
ありがとうございました。
バウムクーヘンを日本で最初に作った人は
ドイツ人のユーハイムさんです。
先日、バウムクーヘンをいただきました(*^_^*)
きれいな形の美味しいドイツのお菓子。
有名なユーハイムのものです。
ドイツ語で、バウム=木、 クーヘン=菓子だそうです。
伝統的なお菓子で、本来は大変手間がかかります。
さて、
そのカール・ユーハイムさんなんですが…
非常に数奇な運命をたどった人です。
ひとりの菓子職人が、
二度の大戦に翻弄され、出会いと別れを繰り返し、
成功と挫折の人生を歩みました。
彼の人生を調べて、不思議な感慨を抱きましたので、紹介させてくださいm(__)m



カール・ユーハイムは、
祖国ドイツから租借地の中国「青島」に菓子職員として派遣されます。
遙か遠い中国での生活……

彼は必死に働くのでした。
やがて、
ドイツから招いたエリーゼと結婚します。
妻は妊娠。幸せな生活を過ごしますが、
折しも第一次大戦中!
日本軍が「青島」に進行します。
カールは生まれてくる子供にも会えず、
日本に強制連行されてしまうのです。
家族は、離ればなれに……

大阪、広島で、つらくさびしい収容所生活。
やがて…終戦。解放。

祖国ドイツは荒れ果て…彼は帰国を断念します…
カールは、日本に残る決意をし、家族を呼び寄せます。
初めて、息子のボビーを抱きしめるカール!
感動の再会……

新しい道を歩み始めた彼は、
銀座の明治屋洋食レストランで働きます。
彼の仕事は認められ、日本での生活にも馴染んできました。
そして
手にした給金を資金にして、
横浜に自分の店を持つことがでたのです。

(ユーハイムというお店の始まりです)
軌道にのったかと思われたその時、

関東大震災がおこります。
お店はつぶれ、死者まで出してしまい、息子が行方不明に!
全てを失った彼は、
失意のまま神戸へ移住。
数日後、奇跡が起こります。
なんと息子が見つかったのです!

神戸で、新たに店をおこし、再起をはかります。
その後、
いくたびの苦難の道を乗り越え、成功かとも思われますが……
第二次大戦が勃発!
一緒に働いた職人たちは、一人一人戦争にとられ、死亡…
戦時下では、お菓子に使う食材など手に入りません。
カールは平和を夢見ながら
終戦前日の8月14日に他界するのです……
彼の最期の言葉は
「私は死にます…でも平和はすぐ来ます……神様……お菓子……」



お菓子に一生を捧げ、日本にバウムクーヘンを紹介した人。
そして平和を誰よりも望んでいた彼…

今朝、朝食代わりにバウムクーヘンを食べました。
甘さと豊かな味わいの中に、平和の尊さを感じます。



この記事は、
「おおた葉一郎 の しょーと・しょーと・えっせい」カールユーハイム物語を
参考にさせていただきました。ありがとうございます。
カールの人生を詳しく知りたい方は、ぜひお読み下さい。
私はこの記事を読んでちょっと涙ぐみました……
おおたさんのサイトは引っ越される予定です「おおた葉一郎 の しょーと・しょーと・えっせい」
バウムクーヘンをプレゼントしてくれたS・Kさん。
ありがとうございました。
