世界遺産は、
文化遺産と自然遺産に分かれます。
しかし、もうひとつの分類もあります。
それは、負の世界遺産…
人類の過ちや、悲惨な出来事を忘れずに、
歴史を省みようとする遺産。
二度と悲劇のおこることのないように、
世界遺産として登録されたのです。
1945年8月6日、一発の爆弾によって十数万人が死亡した惨劇。
世界で初めて実戦で使用された核兵器…
何千度の熱線と、激しい爆風によって壊滅した建物の一部を
保存しているのが、原爆ドームです…
意外に知られていないのは、
原爆は地上に落ちて爆発したのではなく、
市の上空600メートル付近で爆発しましたということ。
爆心地に近かったこの建物は、
一瞬に起きた熱線と爆風が、上空からの一方向だったので、
なんとか建物の形を残したまま残されたといわれています。
(建物の中にいた方は一瞬で亡くなりましたが…)
人類の犯した悲惨な出来事や、
過った歴史は忘れてはならない。
平和の尊さを忘れてはならない。
命の大切さを忘れてはならない。
むかし、いったことのある平和記念資料館も、
東館が新たに加わり、展示も増えていました。
広島旅行で感じたひとつの感慨を記しておきます。
いつもと違う感じの記事でごめんなさい。
次は、元の雰囲気の記事に戻ると思います。