斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

屋鈍

2022-09-11 17:28:52 | バス
 過日、しまバスの
 屋鈍
 に行ってきました。屋鈍は奄美大島の奥座敷と呼ばれる宇検村にあり、いくつかのバスを乗り継がないとたどり着けないところにあります。いつか行ってみたいなと思ってたのですが、ようやく行くことが出来ましたので、レポートします。


 名瀬からの古仁屋行きのバスに乗ります。行程の関係で名瀬ではなく、朝戸入口からの乗車でしたが・・・。元自家用車?のガーラミオでした。幹線らしく、そこそこ乗っていたのに驚きました。
 朝戸では古仁屋だけなく、小湊、市なども名瀬から直通出来ていたのですが、乗客減などで名瀬直通を止めて古仁屋方面のバスから乗り継ぐ形になり、車両もワゴン車に変わっていたのに驚きました。(なので、大型車や中型車が入るのは古仁屋方面だけに・・・)


 新村
 で下車し、ここから宇検行きに乗り換えます。ここが1回目の乗り継ぎです。新村はバスターミナルのようなものはなく、バス停ポールが道路上にあるだけですが、道路わきにバスを止めて乗り継ぎの利便性を確保している感じでした。
 宇検行きに乗り継いだのは私1名だけ!ほかの乗客はみんな古仁屋へ行くんでしょうね・・・。バスは私が乗るとすぐに発車。写真では宇検行きのローザが名瀬方向を向いて止まっていますが、私が乗るとコンビニの駐車場で回転し、宇検方面へ走り出しました。


 新村を出て30分ほど走った
 湯湾
 で下車。ここで屋鈍行きのバスに乗り換えるのですが、屋鈍行きのバスの姿はありませんでした。というか、バス停自体は道路上にあり、待合室があるだけでした。
 下車する時に運転手さんから「反対側で待つように」と言われ、バスはそのまま宇検方面へ走り去っていきました。


 数分して、屋鈍行きがやってきました。少し前まではマイクロバスが走っていたのが、ワゴン車に変わったと聞いていたのですが、やっぱりワゴン車だったんですね・・・。乗客は私1名だけでした。


 湯湾から45分で終点の
 屋鈍
 に到着しました。集落の中に小さなスペースがあり、そこで折り返し待機する形でした。


 土俵の側でバスが待機するという、これまでネットなどで何度か見かけたシーンです。奄美大島は集落のお祭りのなかで相撲をやるという習慣があるため、各集落に土俵があり、屋鈍でも例外ではありませんでした。屋鈍行きのバスに乗った時も須古、部連、名柄、佐念、平田、阿室と各バス停ごとに土俵がありました。
 数年前に加計呂麻島に行った時、集落にある土俵で相撲を取っているシーンを見たことがあります。


 屋鈍からの先です。道路は行き止まりで、ずいぶん奥まで来たんだなと感じさせました。


 屋鈍バス停から湯湾方面を眺めたものです。バスはこの道路を通って屋鈍にやってきました。海がきれいですね。(宇検村では海が美しいのだとか・・・)



 バス停ポールです。バス停ポール自体はしまバスのものから宇検村共通の新しいものに交換されていました。このデザインは宇検村内で見かける独特のデザインです。
 屋鈍には平日4往復、土休日3往復のバスが来ますが、早朝の屋鈍発と湯湾発の最終が予約制のデマンドバスになっていたので、実際は乗客が少ないようです。というか、バスに乗って屋鈍を往復しようと思ったら、昼間の1往復しかチャンスが無いことに驚きました・・・。



 屋鈍線で使われている
 ハイエース
 です。以前はマイクロバスが使われていたのですが、乗客減でハイエースに変わったようです・・・。しかし、独特の塗色いいですね。

 バスを何度も乗り継いだ先にある美しい光景はいつ見ても魅力がありますね。とはいえ、一時期宇検方面にデマンドを試行するなど状況は思わしくないのが気がかりです。
 以上です。

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