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仮設のアイドルが町議に 女川移住の伊藤さん

2015-10-18 08:04:18 | 震災
河北新報より転載

仮設のアイドルが町議に 女川移住の伊藤さん


第一声を終え、顔見知りの女性らから激励される伊藤さん=16日午前、女川町

 東日本大震災の被災者らに「仮設住宅のアイドル」と慕われる男性が政治の世界に入った。16日告示の宮城県女川町議選で、無投票当選した無所属新人伊藤恵悟さん(42)。縁もゆかりもない町に震災を機にボランティアで入り、お年寄りらをサポートしてきた。「民間活動の延長線上が町政。町民一人一人が生きがいを感じ、支え合う環境をつくりたい」と誓う。

 16日朝、JR女川駅前での第一声で決意を訴えた。「政治については素人。住民目線で頑張り、年齢を問わず元気な人を増やしたい」。顔見知りの女性ら約20人から拍手が送られた。
 東京都出身。都内の病院で看護師をしていた2011年3月、震災が発生した。津波で壊滅的な被害を受けた町の様子をテレビで見た。
 「力になりたい」。パートタイマーの看護師として1カ月のうち1週間は都内で働き、残りは町内で在宅被災者の体調確認やがれきの片付けに奔走した。
 同年9月、町社会福祉協議会の職員となった。仮設住宅や災害公営住宅で被災者の悩み事を聞き、必要な物があれば買い物を代行した。80代女性は「いつも親身に相談に乗ってくれた。仮設住宅に伊藤さんのファンは多い」と感謝する。
 伊藤さんが「住民の意識が変わった」と手応えを感じた出来事がある。
 仮設住宅の自治会に、町の音楽イベントで屋台を出すことを打診すると、当初は「料理が余ったらどうする」と反発された。それでも「手軽に作れる玉こんにゃくはどうですか」などと説得。賛同した住民たちが屋台を出すと、用意した品は完売し、充実感を共有したという。
 自治会はその後、七夕やクリスマスの行事を主体的に楽しむようになった。
 「ある程度やるべきことはやった」。町を離れることも考えていたことし夏ごろ、町内の知人らに町議選への立候補を勧められた。
 町議選の定数は12。現職12人のうち2人が引退を決め、なり手不足から「定員割れ」も取り沙汰されていた。「若い人の中には仕事や家族の都合があり、町議をできない人がいる」。9月末で町社協を辞め、町議選に挑んだ。
 町議の任期は11月13日から4年間。視線の先には4年後がある。「多くの町民が居場所を見つけ、自分の意思で行動できていたらうれしい。『伊藤はよそ者だから立候補しなくていい』と言われる状況になっていたら、最高です」


関連ページ: 宮城 政治・行政.

2015年10月18日日曜日

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