八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

時代遅れ?

2010-11-13 12:54:10 | インポート
『ラジオの新しいのが欲しい』

と祖父が言うのでホームセンターなら何処でもあるやろ?くらいな考えでいたら…。

『置いてません』と福岡では無かったのでビックリ確かに車でしか聞かないし!

オーディオに付いてるから単品では買わないなあ~。と話してたら『昔はラジオ屋さんがあったし。乾電池もラジオ電池とよんでたよ』とインゲさんがポッリ。

電気屋サンなのに●○ラジオ店ってのは知ってたけど…。

『ラジオ電池は知らんよ』と言ったら『昔は懐中電気とラジオくらいしか電池使わんかったもん』との事。

ほんの何十年か前は電池や電気を大切に使ってた気がします。

で今日は中津のアルお店には沢山の種類のラジオがありました。

で『どのラジオがよく売れますか?使いやすいですか?』と店員さんに聞いたら『買う人が、いないからねえ。わかりません』との事きっとラジオが無くなる日が来るのも遠くはないかもしれません…。

ポケベルは消えるのが早かった気がします…。



爺ちゃんのように大正生まれの人が産まれた頃の写真はまだ、着物に髪を結わえた方々も沢山いたようですし!


この前、爺ちゃん、叔母家族と家で『モダン屋』っていうレトロな大正ロマンのお店に入ったら…。

『どこがモダンかね。昔っぽいやないね』と爺ちゃん。

『大正時代からみてのモダンなんょ』と説明すると『なるほどね』だって( ̄3 ̄) 時代遅れって思ったらしい。



どんな時代でも人間は悩み苦しんでしまう。

だから宗教は必要性がある。


時代遅れではダメで時代と共に宗教は生きてる。


でも同じ場所に昔と変わらずに寺を維持して行くには、その時代に合いつつも歴史や伝統を護らなきゃダメだし…。

先日の皆さんが協力してくれた大清掃のような活動がお寺を維持して行くには大切なんだと思います。

時代に時代にずーっと変わらずにあるって凄い事ですよね。

ラジオからテレビでテレビも3Dとかでてるし…。


でも基本的な人間の悩みは大きく変わらないようです~。


『今の若い人は拝まんくなりよう』とよく言いますが皆がそうではないし…。

昔からナイ人は居るし。


若い老いたの問題じゃなく、ご縁の問題のような気がします。

時代遅れでも大切な物もあり!な世の中が居心地良かったりしますよね。

田舎の家の臭いやそこにある生活の空気とか大切ですゃね~。

ちなみに何故か爺ちゃんの部屋は仁丹の臭いがします…。


お寺はお寺の臭いがします。そこが落ち着くんですよね!


ジャアーと言う音のなかラジオを合わせると韓国や何語かわからないアジア語が聞こえてくるのが不思議だったのを思い出しました。


ラジオつけてみようかな。