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あなたには、わかってほしいことがある。




今日は、友達に説明してほしいと頼まれたことを書く。
僭越だが、わかりやすく書いたつもりなので、ご覧いただけたらうれしい。

大きく2点ある。


Israel’s Ambassador to UN: “We always knew that Khamas hides in schools we just didn’t realize that it’s not only schools in Gaza it’s also Harvard, Columbia and many elite universities”

イスラエル国連大使「ハマスが学校に潜んでいることは常に知っていたが、ガザの学校だけでなく、ハーバードやコロンビアなどの一流大学にまでも潜んでいるとはついぞ気づかなかった」

今のイスラエル政府は、イスラエルに住むイスラエル人でさえも、イスラエル政府の方針に同調しない人はハマス(抵抗運動組織)と呼ぶ。
パレスチナの赤ん坊すらもハマスと呼ぶ。

まぎらわしいので最初に明らかにしておくが、大切な理解のポイントがある。
「パレスチナ人」イコール「ハマス」ではない。
「イスラエル人」とはイスラエル国籍をもつ人のことである。
「ユダヤ人」とはユダヤ教を信じる人のことである。

昔、この地域に遊学していたわたしは、(少なくとも今の)反イスラエルだが、反ユダヤではない。
ここははっきりさせておきたい。


影響力のあるリーダーやメディアの一部は、利益のためにわざとミスリードするのか、無自覚なのか、イスラエルの政治的な活動(不法な入植や差別、戦争など)を批判する人を「反ユダヤ」と呼ぶ。
上記の代表氏にいたっては「ハマス」とさえ呼ぶ。

が、反イスラエルです。反イスラエル政府(それはイスラエル国籍があり政治参加の権利と義務を持つ人に支えられている)です。
もっと言えば、反ジェノサイド(根絶やしを目的にした大量虐殺)、です。

そして世界中の大学生やユダヤ人が主張しているのは反ジェノサイドである。
何万人のパレスチナ人、何万人もの子供が犠牲になっていることに対して攻撃をやめよと立ち上がった、正気な人たちである。


次に、この解決の糸口が見えない問題を宗教問題にすり替える人もいるが、それも違う。

根本をたどれば責任は欧米にある。

20世紀になっても欧米ではユダヤ人問題を解決できなかったため、現在のイスラエル国家がある土地に全部押しつけることにした。
それに呼応してシオニズムが始まり、世界中からシオニストが「帰国」する。そして「イスラエル」という国ができた。
ひとつの国にひとつの民族、つまり「国民国家」という比較的新しい理念も都合が良かった。

もちろん、その土地は空き家だったわけではなく、昔から住んでいる人たちがいた。
それがパレスチナ人である。

イスラエルは、カネと権力と思想のバックアップでパレスチナ人を差別し続け、「屋根のない監獄」に押しやり、今、まさに彼らを地球上のあのエリアから抹殺(ジェノサイド)しようとしている。
イスラエル人によるイスラエル人だけの「単一国家」を作ろうとしているのだ。
彼らは都合のいい時だけ自分たちが差別され続けてきた「ユダヤ人」であることを持ち出すが、コスパ(強大なコスパだが)しか考えていないイスラエル人ですよ。

イスラエルはもとより、、パレスチナに対するジェノサイドをやめさせられない欧米のリーダーは、カネと、権力、メンツで動いている。
戦争はめっちゃくちゃ儲かるのである。

涼しい顔で、人権だの自由だの平等という価値を謳いあげる欧米国家元首やリーダーたちが、一皮むけばただの汚い植民地主義者であることが、ウクライナ支援との対比でも白日の下にさらされた。

人権や自由や平等は欧米だけの特権であり、非欧米には豚に真珠だよね、というレイシズム。


虐殺を見過ごすとは、虐殺に加担していることである。

いまや暴力支配に目をつぶる国際社会になり果てている。

遠く離れた日本にしても、戦争ができる国にするための法案が次々と通っているではないか。
(英、伊と次期戦闘機の共同開発・生産・輸出を可能にする機関設立条約、衆外務委員会にて共産党以外の賛成多数により可決。審議時間はわずか4時間半だった。あるいは経済安保情報保護法の成立。「特定秘密」も拡大。)


それに意義を唱えているのが大学生なのである。
彼らが支援しているものをわたしも強く支援したい。
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