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アイ・クリーム




友人と笑い転げて過ごしたら、接触性皮膚炎発生。
関西人、身体はって笑いとろうとするねんもん...


ワタクシ、笑いながら涙を流すのだ。で、マスカラが落ちるのを気にして指やハンカチーフでおさえていると、体調によっては目の周りが真っ赤になる。赤い斑(ぶち)のパンダ状態。

かかりつけの皮膚科の外来予約は1ヶ月先だと言われて、とりあえず薬局へ。
薬局のお姉さんはLouis Widmerのアイ・クリームを勧めてきた。
化粧品ではなく薬を所望していると言っても、彼女は絶対にいいから使ってみろと押しに押してくる。そんなに言われるとかえって裏がありそうで余計に使いたくなくなる~。
しかし気が弱いものだから(笑)購入に至った。


ところが...能書をじっくり読んでみると、「このアイ・クリームは顔全体にマスクとしても使えます」とな。

化粧品好きな方はすぐにお分かりかと思うが、普通、どんなに水分/栄養補給効果のあるマスクでも、目の周りは避けて使え!というのが決まり文句なのだ。
一方、普通、アイ・クリームは少量にべらぼうな値段がついているためか、濃厚すぎるためか、顔全体にものばせよとは決して推奨されないもの。
わ~、おもしろそう!


結果は...わたしがスパルタの王妃だったらトロイ戦争の原因になったかも(笑)。

アイ・クリームとしても、マスクとしてもわたしは気に入った。赤パンダも快癒。アイ・クリームもこの価格帯でいいものが作れるのだ。

薬局系化粧品には「綺麗になる」というプラシーボ効果が薄いため、あまり続けて使おうと思ったことはないのだが...
シス様(Sisley)のHydra Globalよりも効果があったのだもの。しばらくはこれで行きたいと思いう。

おすすめです。






「日本にはなんでもあるからさ~」
これ、日本在住親友の決まり文句。
でも!Louis Widmerはまだ入っていないはず。どう?!




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hemel




アントワープのメイン・ストリートを娘と歩いていたら、風船が青空に吸い込まれていくのが見えた。


娘は「もしママが死んだら、ヘーメル(=蘭語で天国)に行くでしょう?ヘーメルは上の方にあるでしょう?だからふうせんにお手紙をつけてとばしてあげる。ママがさみしくないように。」

娘よ、もしわたしが死んで天国へ行けたら奇跡だけれども、もしそんな慕わしい手紙が下界から届くならば、それは地獄だよ。

とは言わなかったけれど(笑)。


地獄とは、「愛するものの不在」という意味である。


言葉の遊びではなく、ホント。


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Mark Rothko






先日、7284万ドルで落札されたMark Rothko。
わたしの愛する芸術家。
 
  
写真はYahooから。
 

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40年




この7月、義理の両親が結婚40年を迎える。
めでたいことだ。


義理父が当日の計画をこっそり娘にもらしたところによると...

「オランダの国境の街Sluijs(ブルージュから車で20分程度)へのサイクリングを楽しみ、名物のウナギを食べ、プチ・ホテルに宿泊する」

彼はサプライズだから内緒に、と娘に言わなかったので、彼女は義理母にもわたしたちにも喜々として報告してくれた(笑)。

ところが問題が...


義理母、こっそり耳にしてしまったこの計画が最悪に気に入らないそうである(笑)。

彼女にしてみたら、近所の田舎街、しかも色気のかけらもないダッチ・タウン(フラマン人とオランダ人は隣人である故、犬猿の仲である)に、チャリで行くなんて最低!らしい(笑)。

まあ女性として彼女の気持が分からなくもないが、義理父の意図が40年以上前の青春時代をオマージュ、と言うのならばこれ以上ロマンティックなデートもなかろう。


義理母「開いた口がふさがらないわ」
わたし「い~え、とってもロマンティックよ(笑)」
義理母「Moetだってこれが結婚40年記念プレゼントだったら嫌なはず」
わたし「わたしは夫の教育に成功しているから、もらうプレゼントにはいつも自信があるのです」
義理母「...この間のクリスマス・プレゼントにわたしが何をもらったか覚えてる?ピエロの人形よ?!わたしだってあなたがもらったみたいなブレスレットを一度もらってみたいのよ!!」

たしかに彼女は赤い服を着たオルゴール付きの薄笑いピエロをもらっていた(笑)。


義理母は若々しく、とってもおしゃれ好きな「マダム」。義理父はインテリ、absent-minded professor。
彼女は昔の若い娘のように初心(うぶ)である一方、現実的。彼は実務的なことが得意な一方で、ロマンティック。
2人の趣味の違いときたら、彼女がうわさ話をする横で、彼はデリダを語る、という具合。接点なし。


そう言えばこの間、ティーン・エイジャーのお嬢ちゃまのおられる家庭で、雑誌Seventeenを見せてもらったところ、あの年齢の男女の精神年齢の格差はギャグかと思ったものだ。
これでもかとレクチャーしてある手紙の贈り方や会話や仕草の戦略。
そんなん喜ぶんは同年代の男子やなく、おっさんやろ。

しかし40年連れ添った夫婦間にもこんなギャップがありえるのか。
男女、共に相当無理をして互いにつき合っているのだな。



義理母はわたしたち夫婦に義理父の気持を他へ向けるよう(例えば彼女が気に入りのトスカーニャの貴族のヴィラ滞在とか)洗脳してくれ、と頼み込んでくる始末。
ワタクシに言わせれば、結婚記念日は夫から妻に何か捧げるだけの日ではないので、義母は自分の希望のデスティネーションを先手で予約し、義父へプレゼントすればカドもたたず、丸く治まると思うのだが...


彼女は箱入りマダムなもので、未だかつて1人で電車に乗ったこともなければ、切符の買い方も知らず、もちろん1人で首都に行ったこともなく、旅行など計画したこともない。

義理父は華やかにしたい女性の気持が全く感じ取れない。

お互いの責任だと思うのだが。40年間時間はあったのだもの。

いいじゃないの、幸せならば。か(笑)。







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風呂場の星空




風呂場で本物の星空...


は残念ながら見えない。


わが家の風呂場は家屋が古いこともあり、「ただの部屋」風。
いや、ただの部屋に後年バス・タブなどを入れた、と言う方が正確か。


他の部屋と同じ、白いフレンチ窓に、白い漆喰の壁と天井。
そんなところにライト・グレーのシンクが2つ、同色の大きいバス・タブ、巨大な鏡。
中国の黒いアンティークたんす、タオルかけ用の黒いバンブー製のはしご、ロイド・ルームの黒の藤の椅子2つ、鉢植えの胡蝶蘭。
うむ、ますます普通の部屋。

この風呂場、広さは文句なし、でも大きな問題が。
ワタクシの掃除の仕方が決して悪い訳ではなく(笑)、換気扇がない故、気を緩めると漆喰の天井にぽつりぽつりと...

カビが!!


特に冬場はセントラル・ヒーティングをつけっぱなしにしているので、暖かい空気と行き場のない水蒸気のせいで。掃除の仕方が悪い訳ではなく(笑)!
カビキラーなどを使うと、壁の素材までもが流れてくるし...


....



昨夜風呂につかっていると、ふと天井のカビの点々が星空のように見えたのである(笑)。

それがとてつもなく美しく見えた。

カビなんかに見とれるなよ、と自分に言い聞かせながら、でもワタクシが俳人ならばここで奥行きのある句をひねるのだがなあと、湯に浮かびながら指を折り続け、結局何も創作できなかったものの、すっかり暖まった、というオチ。





パリのセレクト・ショップで求めたはしご。
お店では手巻きキャンドルをディスプレイしていた。

はしごは象徴学的には立身出世。
キリスト教のヤコブのはしごは十字架の象徴。
でもインディアンのある部族にとっては「星空へ続く道」。



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