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赤ずきんちゃんのバスケット




手頃な価格の素敵なインテリアと雑貨を揃えるベルギー生まれのFlamant
年々順調に成長し、品数も多く、店舗面積も広く、時間つぶしに訪れるにもよし、インテリアの参考に訪れるもよし。
やっぱり一番楽しいのは買い物をする時だが。



わたしがよくフラマンで買う品物は、大抵が超定番のクロスや花瓶やキャンドルなど。何の変哲もなく、あっさりしていて、でもちょっとした佇まい(たたずまい)がエレガントなものが見つかる。

でもこの春先に惚れて買ったバスケットは何の変哲もないことがない(笑)!
大振りでキャンバス地のふたが、ファスナーで開閉できるようになっている。

惚れた理由は...内側が保冷バッグになっているから。


保冷バッグやコンテナは、カジュアルなものやポップなものはよく見かけるが、この渋いバスケットとの組み合わせは前からあったらええなあ、と思っていたものなのだ。

左の写真ではワインのボトルが入っているが、バスケットがかなり大きいのがお分かりいただけるだろうか?
また円形で安定しているので、ホールのケーキが、手作りのものならば皿ごと、お店で買ったものならば箱ごと入れられるところも良い!
暑い日にチョコレートの大箱を持ち運ぶにも良い!
お花とシャンパンのボトル、チーズなどを入れてもまだ余裕。

まさに赤ずきんちゃんのお見舞い用バスケット。現代仕様。


こちらでは自宅に招かれることが非常に多いので、お土産持参のそういう機会に重宝している。
だって、おしゃれしている時に釣り人が持つようなクーラー・ボックスは似合わないもん。あれはあれで、そうだなうらびれた電車路線のような味があっていいのだが。


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桜、葉桜




毎年この季節は桜がどうのこうのと一喜一憂するワタクシだが、今年は妙な陽気のためか、庭の桜はまだらに咲いては一気に散り、同時に葉もぐんぐん茂るという忙しさだったため、あまり美しくなかった...


でも今日、最後の花びらがはらはらと舞い続ける中、絶妙な位置に(スフィンクスさながら)姿勢よく座り、耳をぴんと立てている愛犬の姿が雅やかで美しく、まるで架空の動物のようにも見えたので記しておこう。


彼女は明日、初めてのお誕生日を迎える。



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お扇子




お扇子...好き。なぜか知らん、あの形状にすごく惹かれる。
コレクションしたいほど。


でも、なかなか好みの柄や色に出会うことがない。
日本の伝統的な色や柄が大好きなのになぜだろう?


....



先日入った白昼の和食店で、お扇子の携帯常時必須を痛感し(なにしろ暑かった)、ネットでも選べることだし何本か送ってもらおう、と思ったのだが...


まず、女性用として作られているものは、わたしにはデザインも色も甘すぎる。
なぜにピンクを中心にパステル系、ほんわかとした花柄がそんなに多い?
ピンク色も、うさぎさんも、花柄も、キラキラも、その要素自体がアマアマなわけでは決してないのに、お扇子をデザインしている人の手にかかると、なぜにほとんんどが安っぽい風呂敷の柄か、カルチャー・センターの生徒の作品のように化けてしまうのだろう?


例えば俗悪な薄いピンクの背景にシルバーのキラキラが入っていて、ウサギさんがぽわぽわと描かれているのものなどは全然趣味ではないけれど、赤みの少ないきりっとした茶系の無地に、金色でウサギのシルエットをワンポイント、などというのならば素敵だと思う。墨色に銀のウサギのワンポイントもいい...。

桜柄でも、安直なピンク地にデッサンが狂ったような花柄(しかもしおれたネギのような曲線入りや、稚拙さをごまかしたいとしか思えないぼかし入りだったりして)は好まないが、紋や螺鈿の文様のようなくっきりした柄ならば好みである。


さらにお扇子には上等の房がついているべき。この場合の房は絶対に上等でなくてはならない。安物の巻きの甘い房ほど、うら悲しきものはない(笑)。


ネット上で探していて、まあなんとかこれだっら、と思うのは決まって男性用。龍や、風神雷神、トンボや、幾何学模様のように美しい野菜の「切り口」..,
それでももっとあっさり作れんかい?と。


無難に賣扇庵の無地で手を打つか。

どなたかおすすめのお扇子屋さんをご存知でしたら、ぜひ教えて下さい。





これは10年以上前に自分で描いたお扇子。
サモトラケのニケのイメージ(笑)。
房は取れてしまったけれど、現在も愛用中。



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oktakのバッグ




前身の日記を含め、このブログを始めてから、実にいろいろな方と知り合うことができた。


コメントもトラックバックも設けていないことから、知らない人が読んでくれるということはあまり考えていなかった。それなのに「同じものが好き」とおっしゃってくださる方々との間に不思議と生まれるご縁、本当にありがたいものである。

また、ワタクシにはその方面の才能がないためか、(現実の友人はもとより)インターネット上でできるお知り合いにもクリエィティヴな方や知的な方が実に多い...この世はなんと無尽蔵なのだろう。拝んでしまうほどありがたい。



クリエイティヴで知的、と言えばこの方である。
NY在住でオリジナルのバッグなどをデザイン/製作なさるoktakさん...(ブログは明晰でおもしろく、今後起業される方には参考にもなると思う)。

今回、お揃いのバッグとポーチを作っていただいた。
春の最高のお天気の中、お財布と携帯と鍵を入れてお出かけ。友人から「いつもどこで買ったの?というようなものを持ってるねえ」と言われた。
バッグはハンドルががま口になっていて、開閉するたびにワクワク。ころんとした形が魅力的。
今度は赤系が欲しい...





写真がまずくて申し訳ないです。実物はもっと素敵。HPをご覧になってね。




いつかお会いしたい方のうちのお1人なのである。


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水族館へ行こう




やわらかく動く水に囲まれ、水を通過してぼうっと射す光を皮膚で感じ、音もなく泳ぐ魚を目で追っていると、自分自身が水の中に落ちたハンカチーフか絵の具の一滴になって広がっていくような気がしてくる。


というわけで、水族館が好きだ。
このところ生活日常語として完全に定着した感のある言葉で表すと「癒される」というわけである。


大阪では海遊館、神戸では須磨水族館。

ワタクシが子どもの頃、通いに通った須磨水族館では、現在のようにグラスの水槽ではなく、タイル系の素材を使った巨大浴槽のようなタイプの水槽が主だった。
フロのような形状であるから、観客は自然と上から覗き込む姿勢をとったのだが、ぬめぬめした水槽の中に落下したら2度と人間界に戻れないような不安感をあおり、光のあて方などが稚拙であったことも加わって、建物全体の醸し出すおどろおどろしさのハーモニーに心を躍らせたものである。


旅先でも水族館があれば必ず訪れる。南アフリカでもイスラエルでもカリブ海でも...特に頻繁に一人旅をしていた頃は、孤独感をさらに味わうために行っていたような。


ブルージュから一番近いのは、大変地味臭い(しかし入場料だけは地味ではない)Sea Life。北海沿いのブランケンブルグという街にある。娘の休暇中の暇つぶしにすらならないほどの小さな水族館。

この水族館では、なぜか孤独感に襲われることもないし、かといって華やかさの微塵もないしでおすすめはしないが(笑)。






水族館の片隅でひっそり生きる...

コウイウモノニワタシハナリタイ



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