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アカデミック・ガウン








お客さんのリクエストでケンブリッジに来ている。

だいぶ前から準備していたのだが、この週末は特に宿が取りにくく、

なぜだろうかと思っていたら、今日はPhDの授与式があったのだそうだ。


街はアカデミックガウンをまとった誇らしげな博士様とその家族であふれていて

レストランでもお祝い膳を囲む人がたくさんおられ、めでたい雰囲気。


アカデミックガウンのまさに「おすそ分け」に預かったのだった。
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mizuna








英国ではさすがに「はりはり」はできないから

鴨で!


うちの窓からただよう鍋の匂い...

通りがかったら入ってきていいのよ
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loseley park








英国ではナショナル・トラストの保護活動のおかげで、歴史的名所、建築物、自然的景勝地などが保存され、一般に公開されている。

ベルギーでも保護活動は盛んだが(たとえばブルージュのわが家は16世紀の建物で歴史的建造物指定を受けている)、夫によると一般公開されている率が桁違いだという。


建築物が一般公開される理由としては、維持費確保など経済的な理由などもあるだろうが、ナショナル・トラストが謳うのは

「単なる環境保護ではなく、歴史的建造物や景勝地を国民の遺産として保持することで、愛国心や国民の一体感といったナショナル・アイデンティティを形成・強化」(ウィキペディアより)

であり、なんとナショナリズム高揚のためでもあるそうですよ!


ナショナリズムの高揚は、この国の「ラブ女王様」の様子からしてそうなのかもしれないが、肖像画が壁を埋め尽くす数百年前の貴族の館に、無冠で、普段着で、我が物顔をして遠慮なく入ることができるという事実は、民主主義の勝利なのであると思うと、どうしてもわたしなんかはほくそ笑んでしまう。デモクラシー精神の高揚。

いや、もしかしたらこのニヤニヤ笑いは、まだ英国にはっきりと残る階級社会へのルサンチマンなのかもしれない。


お客さんと訪れたルースリー・ハウスも、16世紀にムーア一家が建て、エリザベス女王行幸の折に増築した(させられた)という貴族の館である。現在もそこから数えて数代目が住まい、館や庭を管理し、イベント会場として貸し出したり、庭や館を公開したりしながら暮らしているという。
こういう館は、英国には無数にある。

数世紀前の美術工芸品が、人類の遺産として現代まで残されているのは、そういった階級に属する人々のおかげだ。
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バジルのソルベ








モッツアレラに似たフレッシュ・チーズ、ブッラータが人気で
最近はスーパーマーケットで手に入るようになった。

そういえば去年の夏、シチリアのレストランの人が
ブッラータは多くが輸出されてしまうので
シチリアではあまり食べられない、と言っていた。

ブッラータを家でお客さんに出すために
このチーズにもやはりよく合うバジルを買ったら
庭に植え替えてもまだ余り

フォンダンに添える
バジルとライムのソルベを作ってみた。

バジル、レシピの倍量を入れたため
苦手な人がいるかと思ったが
子供までおかわりしてくれた。

おかわりは
今が旬で安くておいしいフランボワーズとともに。


フレッシュチーズの白
フランボワーズのルビー色

バジルの鮮やかな緑は何と組み合わせても

色も香りも爽やかですてき。
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あてなるもの








藤の季節


ひとつ気が付いたのは、
このあたりの英国の藤は花が盛りのとき
葉をすべて刈ってしまう剪定が多い

そうすると
古い壁を優雅に這うのは

紫の花と
渋い色で筋張った枝だけになる

庭師に聞いてみたが、彼はなぜだか知らないという


夫は葉があってこそ、と言っていたが

きっと英国人にとっては葉のない藤の花が
「あてなるもの」なのだろう
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