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3月ウサギの季節




季節のお飾り。


バレンタインが終われば、日本ではおひな祭り?ホワイトデイ?

こっちでは復活祭(今年は4月)。


こういう愛らしい系統の置物はわたしの趣味ではないが、なんせうちには11歳の女児がいるもので...
今後、復活祭当日まで、彩色したたまごや黄色の水仙などが少しずつ増えゆき、家を飾るのである。


春の復活が待ち遠しい。


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ユーシス、こんなところに...とつぶやいた。




音楽学校の高等部の発表会があった。
娘が初等部から代表で出場したので、高等部の生徒20名ほどの演奏を見学することができた。初めてであり、たいへんおもしろかった。

おもしろかったというのはですね、すごい人がたくさんいたんですよ。


演奏がすばらしいかどうかという話は別にして、風貌や雰囲気がすごい人が多かったの。


サキソフォーンを演奏した男の子はちょっとカリスマ性があって会場が沸き(サキソフォーンというのは会場に大変アピールする楽器ですな!)、
クラシックギターでバッハを弾いた女性の演奏はすばらしいと同時に「バッハの髪型まで真似して...」という感じで(夫婦が似てくるようなものでしょうか)、

オルガンは教会の離れたところでしか聞いたことがなかったのだが(たいてい教会の2階とか、正面祭壇横とかにありますよね)、7、8メートルほどの距離で、天井の低いところで聞くと、ものすごい音なんですね!楽器の音というよりも、空気の音そのもの。神の進軍ラッパはあんな音を出すのだろうかと、わたしのような人間のクズは吹き飛ばされそうになった。演奏者は体育の教師?みたいな男性。神のラッパを奏でるのには体力がいるのか。

ピアノでドビュッシーを弾いた男性は年の頃17、8歳、青白く中性的な顔立ち、ブロンドのサラサラの髪が腰まであり、マイケルがスリラーで着用したような丈短めパンツ。こういう人は日本の少女漫画にしか実在しないと思っていたので仰天した。まるで「ポーの一族」のユーシスではないか。ああ、ユーシス、こんなところにいたんだね...
演奏も容姿のインパクトを裏切らなかった。


芸術に携わっているとこのように「ある」キャラクターが際立ってくるのだろうか。



ユーシス、こんなところに...音楽を聴きに行ってこのコメント。「ユーシス発見」。あまりの低能さにすぐ泡のように消えてなくなってほしい発言ではある。でも言いたい。うむ、このようなことをこそツイッターでつぶやけばいいのかしら。ミクシーさえも年一度くらいしか開かないのにツイッターなんて最初から無理かしら。

一方ではデモや革命や情報リークのきっかけにも使われるインターネットとサービス...評価は定まっていないが、包丁と同じで使う側の問題であるな。





音楽学校 (conservatoire, conservatorium)
他の地域の音楽学校に関しては知識がないので、ここではブルージュの、と断っておく。
10年制。初等部4年、中等部3年、高等部3年。
8歳からいつでも誰でも入学できる。大人も常時入学可能(大人と子どもはクラスは別)。
先日、娘のピアノの先生が作曲家だと書いたように、教授陣も非常に優れている。
年間90ユーロほどかかる以外は、週2の音楽理論と週1の楽器演奏が、すべて無料。


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ビズラ君




近所のラブラドール君、ひとりで留守番の夜はうちの暖炉の前で居眠りするまでになった。

気はやさしくて力持ち、甘えん坊でお利口で、かわいいの。


ラブラドール君...


実は彼の正体はラブラドールではなく、ビズラ君(ハンガリアン・ポインター)だったんですよ。由緒正しきハンガリー貴族(笑)。

どうりで飼い主さんが、
「ハンガリーから連れてくるのが難しかった」
と言っていたわけですな(で、ハンガリーからわざわざ?なんで?と思いつつも深く考えるのを拒否したワタシ)。

近所の別のマダムが「ラブラドールの子ども」と紹介してくれたのをそのまま信じてたのだ。あははは。


飼い主さんに「ビズラだよ」と聞いた時のショックは、ムーミンはカバではなく妖精だと聞いた時のショックと同等だった。カバとして親しんでいたムーミンをわたしの感情から今すぐに追い出せというのか?ラブラドールとしてのこの愛すべき子犬を?
思い込みを書き換えなければならないことに対して、自分が動揺していることがよく分かった(笑)。フランシス・ベーコンもびっくりですね...

まあ、このビズラ君にとっては、人間がする犬の「カタログ化」などどうでもいいことで、わたしが彼をラブラドールと思おうが、ビズラと思おうが、かわいがってくれさえすればいいと...ムーミンもそう言うかな。カバか、妖精かは関係ないじゃないって。...あの岸田今日子の声で。



ちゃうちゃうラブラドール、ちゃうんちゃう?」って思っていた方、今夜からゆっくりお休み下さい。


ビズラ君です。どうそよろしく。笑。

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二日酔い予防に




そして二日酔い...辛いですな。


わたしの場合、最近はそれほど飲めるわけではない。また、よく食べながら飲まないと二日酔いになる確立が高い。
アテ(酒の肴)がないと飲めない、というのはこのためだ。

夫はベルギー人だけあってザルだ。アテも必要ではない。いくら飲んでも二日酔いはしない。きれいなものだ。

つまり、妻のわたしだけが翌日二日酔いで機嫌が悪く、飲めないことがたまにあるのだ。

二日連続で強いて飲まなくてもいいではないか、と思われましたか?

イブの日に飲んで、翌日の本番に二日酔いが残りって飲めない、というケースって起こりがちなのですよ。クリスマスイブとクリスマス当日とか、誕生日イブと誕生日当日とか、記念日イブと...二日連続で飲まなければならない都合が大人には結構あるの(笑)。


夫は彼なりに理解を示し、「妻を二日酔いから守る方法」として、外食/外出前や、帰宅後にさささっと簡単でおいしい料理が作れるよう、自主研究中なり。

わたしとしては、お茶漬け(鯛茶漬け最高!)の買い置きと冷凍ごはんを忘れないでいてくれたらそれで十分なんですがね...



それで彼が買ってきたのが、ブルージュの3星レストラン、カルメリットのシェフのレシピ本だ。

「ヒールト・ヴァンヘック、クラシックへ還る」。

タイトルにやる気が充満してますな。

この本、クラシックへ還るとうたっているだけあって、地元料理の普遍的レシピとシェフのオリジナル編曲レシピが抱き合わせで載っているコーナーがある。

ウォーテルゾーイ普遍版とオリジナル版、ウサギの煮込み普遍版とオリジナル版...などなど。料理の天才はこんなことを考えつくものなのか...アイデアを見ているだけで興味深い。



夫はまずは北海名物グレーシュリンプのクロケットを完全マスターして冷凍庫に常備して置いてくれるらしいです。

揚げ物...どうせ揚げ物ならば天茶でお願いしたい。
わたしはプロの調教師であるからして、決してやる気をくじくようなことは言わないけれど(笑)。




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土曜日の朝








ファッションウィークのロンドンへ。

灰色の国から灰色の国へ...


...



まだ商店も開いておらず、人通りもまばらな土曜日の朝、朝食を食べに行くのが好きだ。

土曜日は早起きに限る。

あ、普段のブルージュででもですよ。娘を芸術学校に放り込んでおいて、大人だけで朝食に行くのはいい。本当にいい。

お店の人もフレッシュで、まだのんびりしている。店内の空気も清潔で、焼きたてのパンや、挽きたてのコーヒーの香りがただよう。週末もまだ二日間あるということを考えるとウキウキしてくる。
特にロンドンでは日曜日にお店が開いているのだ。ウキウキせずにいられようか。


とは言え、前夜飲み過ぎの今朝は二日酔いでそんなに浮いた気持ちになれないのであった。
二日酔いにはグレープフルーツジュースと紅茶!

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