弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

関ヶ原にて 命運分けた 西と東の 本願寺

2019年08月22日 20時43分40秒 | その他
東本願寺(真宗大谷派)の次期門主はブラジル国籍という。
そういえば、外国人の僧侶も珍しくなくなったようだ。
(写真)たまたま夏休み終盤の読書で東西本願寺の歴史を学んだところだった。
織田信長に攻められた石山本願寺(後の大阪城)を和睦で明け渡そうとした蓮如に反対し、徹底抗戦を主張した長男・教如は、一旦は後継者となったが、母と共に蓮如の遺言状(真筆かどうか争いがある。)を携えて豊臣秀吉に訴え出た三男・准如に退けられる。しかし、関ヶ原の戦いの直前に、准如が石田三成に挨拶に行ったのに対し、徳川家康に挨拶に赴いた教如が、東本願寺の分離独立を認められたという流れのようだ。
一時は一向一揆で戦国大名を脅かした浄土真宗も、結局、愛知の郷土三英傑に翻弄されてしまったという印象。