ここ1年間、PTAネタが減った。
それは、PTAと離れていたわけではなく、ぬるま湯につかって呑気にきていただけ。
特に、大きな問題意識を持たなければ、こんなものなのかもしれない。
杉並・和田中「脱PTA」宣言 地域ぐるみの支援組織に(朝日新聞) - goo ニュース
和田中学校のHPから引用しました。
慣性の法則から抜けられないPTAのみなさんへ、和田中より愛を込めて
2008年3月22日
杉並区立和田中学校校長 藤原 和博
全国のPTAのみなさんが泣いて喜ぶ大改革。
和田中5年目にして改革の最終章は、誰もできなかったPTA組織のスリム化だ。
まず、この4月からPTA組織を「地域本部(保護者のOB・OGと地域ボラン
ティアでつくる任意団体で学校内に拠点がある)」に編入。PTA会長はお
かず、「P協」からも脱退。これを機会に、PTAの仕事について大幅な見直
しを図る。余計な事務負担や必要のないイベントへの参加を軽減し、子ども
に向き合う仕事に集中してもらう目的だ。名付けて『地域本部・現役保護者
部会』。
会費の中から「教員と保護者の特別研修費」に大きな予算をとって、数名の
教員と数名の現役保護者部会役員に交通費を渡し国内留学(たとえば私立校
を含む先進校への研修視察)をしてもらう計画もある。こういう予算を持つ
ことで保護者と教員とがよりフェアな関係を築けることになるだろう。保護
者も、他にどんな中学校が生徒たちのために素晴らしい取り組みをしている
か、勉強する必要が出てくる。
こうした一からの見直しで、「慣性の法則」によるPTA活動のマンネリを
解消し、新しい時代の親と先生との関係の手本づくりを進めたい。
たぶん、PTA活動を経験したお母さんのほとんどが気づいてはいても、誰
も言い出せなかったことのはず。黙って引き継ぐのが当然のように勘違いす
るからだ。
これで、和田中「地域本部」は名実共に「保護者と地域が協力して、子供た
ちの学びを豊かにするために、教職員だけでは手の届かないサポートをする」
学校支援組織に生まれ変わる。
和田中をモデルとした全国の中学校区への学校支援のための「地域本部」
(学校支援地域本部と呼ぶ)の設置は既に文部科学省の基本政策に位置づけ
られており、平成20年度には50億円の予算がついた。1800か所に補
助金がつく予定だ。
和田中では「地域本部」が、生徒たちの土曜日の学習や平日の図書室の運営、
学校の緑の維持管理などをサポートしている。土曜日に英語を3コマ積み増
して3年生までに英検準2級(高校2年級)を目指す「英語アドベンチャー
コース」や、今年始めに話題になった「夜スペ」(進学塾と組んで平日の夜
に英数国の受験勉強をするコース)などは、みな「地域本部」の仕事だ。
公立校は必ず「学校支援地域本部」の設置によって蘇るだろう。
そのほかに期待する効果は次の通り。
(1)PTA的な感覚では、どうしても「タテの関係」で自分の息子、娘の
ためにとなってしまう。地域本部的な感覚で、その同級生や先輩後輩を
「ナナメの関係」で育ててもらうと、自然に自分の子に返ってくる。中
「ナナメの関係」が大事。
(2)PTA活動というと、お父さんはじめ経験豊かなプロフェッショナル
技術を持つ方々がどうしても敬遠してしまう傾向がある。団塊の世代を
含むこうしたプロの技術を地域本部の様々なサポートの中で役立てたい。
人材の掘り起こしである。
(3)余計な仕事をリストラすることで、生徒を伸ばす仕事に集中できる。
以上
PTAって、一体何なのか?
親と先生の会。これが、一番はっきりした事。
だけれど、何をする団体なのか、それを真剣に考えたことのある人間は少ないと思う。
そう、PTA会長ですら・・・
連合組織の団体ですら、わからない人間が多いいと思う。
ちょっと体調が悪い私なので、言いたいことがまとまるかはわからない。
けれど、記録しておかないといけない気がする。
趣味がPTAと言われてきた私だから・・・
PTAと言う組織は、他の団体に下に属さないもの。
つまり、教育委員会の下にも属していない。
学校の配下にあるわけでもない。
学校と対等に、子供たちの育成に関して考えていける立場である。
つまり、ここの部分が理解されていない。
そのために、資源回収や奉仕作業、こなさなければならない講演会の参加要請等を活動内容としてしまう。
活動のスリム化は確かに課題だと思う。
それは、地方協議会やブロック会議等でも話題のなっている。
しかし、スリムにすればそれでOKということではない。
やらなければいけない、必要な活動を、しっかり理解して展開していかなければならない。
地域が学校に関わっていくことは大事。
でも、PTAと地域本部は別物。
そして、別の意味での地域である区P連からの脱退による連携を断ち切ることは、本当の別物。
ここの学校は、特別扱いさいれるようだけれど、一つの学校や一つのPTAが何かものを言っても、中々行政には届かない。
その意見を吸い上げるのも一つの役割なのだけれど・・・
やっぱり、書きたいことがまとまらない。
でもさ~、PTAの推進に力を入れたお上が、今度は地域本部を支援するのか・・・
変だよな~
所詮、センバツの開会式に挨拶に行ける文科大臣は、日P大会には足を運ばなくなったものね。
赤田会長も、もっとビシッとやってよ。
テレビのコメントもイマイチだったしさ・・・
有料授業の差し止め申請 和田中めぐり杉並区民50人(共同通信) - goo ニュース
やっぱり、私は藤原校長・・・好きじゃない。