ELKのティータイム

子育ても終わり、のんびり普通に過ごす私のつぶやきです

福島原発の建屋の中では、何が起きているのだろう…

2012-01-21 15:58:47 | ニュースから
またまた、久々のアップになってしまいました。



格納容器内、水面見えず=東電予測より低い水位―2号機内視鏡調査・福島第1(時事通信) - goo ニュース
 東京電力福島第1原発事故で、東電は19日、同日午前に実施した2号機格納容器内の工業用内視鏡による撮影結果を公表した。撮影できた範囲では格納容器内にたまった水面は確認できなかった。
 事故後、1~3号機の格納容器内の様子を直接確認するのは今回の2号機が初めて。東電は、格納容器内の圧力などから、格納容器底部から約5メートルの高さまで水がたまっていると予測していたが、今回撮影できた範囲では水面が確認できず、予測より水位は低いとみられる。
 記者会見した東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「水面は確認できていないが、大量の湿気と水滴が上から落ちてきており、冷温停止状態と異なる状況にはなっていないと思う」と述べた。 
[時事通信社]



冷温停止
事故収束
あの画像からは、そんな事を感じることはできません。


それ以上に、東電はなんであんなに前向きなんですかね。
思った以上の成果が得られないのに、先ず一歩だとか… 冷温停止と異なる状況ではない…なんて。



こんな状況下で、どこの原発が安全だとか言われても…
国民は納得できないし、信用しない。


机上では、いくらでも理屈をこねくり回して、安全性を築いていけるかもしれない。
でも、100%の安全なんて…
ありえない。
(ま~、それについては、何事に関してもそうなんだけれどね。)



<福井・大飯原発>3、4号機安全評価 「見切り発車」批判続出 福島事故の教訓、反映されず(毎日新聞)>
 関西電力大飯原発3号機、4号機の安全評価(ストレステスト)について、経済産業省原子力安全・保安院が妥当とする審査書案をまとめ、原発の再稼働に向けた動きが本格化した。だが、東京電力福島第1原発事故をめぐる政府などの最終報告書が出ない段階でのゴーサインに「結論ありき」「見切り発車」との批判は多い。再稼働の最大のハードルである地元自治体の理解をどう得ていくのか。電力需要が山場を迎える夏を前に、課題は多い。
 ストレステストを再稼働の可否に使うことには、原子力の専門家から疑問の声がある。諸葛(もろくず)宗男・東京大特任教授(原子力法制度)は「ストレステストは、(炉心損傷のような)過酷事故が起こるまでにどのくらい余裕があるのかを推定するためだ。安全を保証する合格点というものはない」と話す。
 東京電力福島第1原発の事故後、欧州連合(EU)もストレステストを実施しているが、安全性を判断する基準は示していない。EUの担当者らは、「合格点」は規制当局の判断で決めるしかないと指摘している。
 ストレステストに関する保安院の意見聴取会委員、井野博満・東京大名誉教授(金属材料学)は「どこまで余裕があったら安全性が担保されるという判断基準が示されないまま、評価結果を出すのはおかしい。福島第1原発事故で得られた知識を取り入れた上で、安全評価し直すことが先で、再稼働ありきだ」と憤る。
 さらに、現在の耐震指針に基づく事業者の地震や津波の想定の妥当性について審議が終了したのは、東京電力柏崎刈羽1号機と同5~7号機、高速増殖原型炉「もんじゅ」、日本原燃の再処理施設のみ。保安院は「福島原発事故級の事故を再び起こさない」ことを合格点と説明するが、福島第1原発事故での教訓は反映されておらず、想定が妥当という保証はない。諸葛さんは「想定外の事故が起きても、適切に機器や職員を動かすことができるのかを含め、総合的に安全評価すべきだ」と警鐘を鳴らす。【河内敏康、関東晋慈】
 ◇再稼働「最後は政治判断」
 今後、ストレステストの1次評価の報告書を提出した他の7事業者12原発の妥当判断も相次ぎそうだ。
 各報告書によると、想定した地震より最大で2倍の揺れでも重要な機器類が壊れず、炉心損傷に至らないと評価。津波も想定より1・5~6・2倍の高さで見舞われても炉心損傷しないとしている。炉心の冷却に欠かせない全交流電源が喪失しても、電源車の活用などで炉心損傷に至るまでに余裕があるとした。いずれも関西電力大飯3、4号機と同水準の数値が多い。深野弘行・保安院長は「原発ごとにきちんとみる」としているが、他原発で「妥当」を否定する材料は見当たらない。
 国際原子力機関(IAEA)は今月23~31日に来日し、大飯原発3、4号機の結果を例に、日本のストレステストの手法の妥当性を評価する。その後、内閣府原子力安全委員会が保安院の結果を確認した上で、野田佳彦首相と、藤村修官房長官、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚が、地元の合意を得ながら再稼働の可否を判断する。
 現在、54基ある原発のうち定期検査などで停止しているのは49基。残りの5基も4月末をめどに定期検査入りで停止する。再稼働がなければ、発電量の3割を占めた原発がゼロで今夏を乗り切らなければならない。
 原発の再稼働がない場合、国家戦略室の試算では、昨夏並みの暑さならば東京電力管内で13・4%、関西電力管内で19・3%の供給力不足に陥る。政府は省エネ機器導入などを促す政策を進めているが、「効果は不明」(経産省幹部)という。野田首相は「(再稼働を)お願いしないといけないときは、経産相なり、私なりが直接行って、首長や住民の皆さんに説明することが最後には必要だと思う」と述べ、自ら地元の理解を求めに行く考えを示している。
 大飯原発が立地する福井県の石塚博英・安全環境部長は保安院の判断について「現時点でコメントできない」とした上で、「福島の原発事故で得られた知見を反映した新たな安全基準を国が示すことが不可欠だ。ストレステストだけでは再稼働の判断材料とすることはできない」と語った。経産省幹部は「最後は政治判断しかない」としている。>2012年1月19日(木)【野原大輔、安藤大介】



<福井・大飯原発>3、4号機安全評価 市民団体20人、傍聴求め混乱--意見聴取会

◇3時間半遅れ開会
 関西電力大飯原発3、4号機の安全評価について18日に開かれた意見聴取会は、原発の再稼働に反対する市民団体のメンバー約20人が傍聴を求めて経済産業省別館の会場に入り、混乱。安全評価に批判的な井野博満東京大名誉教授ら2委員が「傍聴させないなら出席しない」と欠席し、予定から3時間半以上遅れて午後8時前にようやく開会した。
 聴取会は、別室でテレビモニターによる傍聴を認める予定だったが、メンバーらは同室での傍聴を求め、抗議した。枝野幸男経産相は18日夜、同省で2度にわたって緊急に記者会見。「科学的な専門家による議論が平穏に開催できないことは容認できない」と非難した。2012年1月19日(木)【中西拓司、関東晋慈】




日本人って、我慢強いって言うか…
他人事って言うか…


たくさんの人が不安で、原発の再稼働には反対なのに、暴動が起きない。
もっと、大きな波が起きていいのだと思う。


だから、市民団体が傍聴を求めるのは当たり前のこと。

     ただし…
     会議の妨害をしていては問題だけれど…


前回の会議で妨害行動があったから警戒してのはわかるけれど…
別室の傍聴では、伝わらない部分がある。
空気・暑さ…
言葉では伝わらない、議事録に載らない、感覚的な部分。


傍聴を認められない枝野経産相も、情けないかな~。



でも、国民の安全を誰が考えてくれるのだろう。
私も他人事のように、アップしている。
それも、情けないんだ。



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