伊藤園お~いお茶杯王位戦予選決勝、横山七段戦。

2022-12-15 | 対局


図から▲44角△同歩▲同飛△43歩▲64飛と駒損ながら二枚の桂を使っていく構想でした。形勢はいい勝負だったようです。



△87歩への応接は常に難しいところですが、▲12香成から一直線の勝ちを目指しました。自玉の不詰めを読み切れたのは良かったと思います。
王位リーグ入りは久し振り、王位戦七番勝負には出たことがないので頑張ります。
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叡王戦九段予選2回戦、永瀬王座戦。

2022-11-28 | 対局


△57歩に対してどちらの銀で取るかという局面でしたが、実戦は▲同銀左△75歩と玉頭に手がついて、まずくしました。
▲同銀右△同桂成▲同金とするべきで△13角を嫌いましたが、▲46桂と受けておけばまずまずでした。



▲46銀に△33角と逃げて、手番は握れましたが、先手玉の痛み方が激しく、負けにしていました。実戦は▲55桂△64歩から攻め合いになり、やはり足りない展開でした。

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王将リーグ6回戦、豊島九段戦。

2022-11-15 | 対局


駒の取り合いになった中盤、本譜は図から▲84と△68銀▲49玉△47銀成に▲41飛から成銀を抜くコースで妥当な進行、一本道くらいに思っていましたが図では▲27飛という手があったようです。
▲27飛に△47銀成なら▲同飛が4筋に直通して後手玉への詰めろになり先手勝ち。▲27飛に△38銀の両取りなら▲46金△27銀成▲44桂が詰めろで先手勝ち。△29飛の王手には▲49歩があります。▲27飛は57への殺到も消していて、なかなか見ない手筋でした。



実戦の△45金にかえて△88竜とした場合の変化図で感想戦ではこれをメインにやって、難しいけど後手勝ちかな、という感じで終わったのですが
図で▲23銀成で後手玉が詰みなのには驚きます。△同玉▲41角△13玉ではっきり足りないように見えますが▲25桂△同歩▲23金という筋で以下、23でばらして▲25飛で五段目を封じることで△24合▲41馬△33玉▲32馬△44玉▲43金という形で詰みます。
初手の▲23銀成に△同金は▲32桂成が手筋で△同玉は▲41角で詰むのはまぁ分かるんですが、▲32桂成△12玉▲22金からばらして▲24飛が詰みというのはなかなか気が付かないですね。

中盤で細かいミスをしたのが敗因になりましたが、将棋の終盤は難しいという事を改めて感じた一局でした。
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王将リーグ5回戦、糸谷八段戦。

2022-11-12 | 対局


△33角の香取りに対して手が広いところで▲77桂、▲97香、▲97桂だけでなく△99角成と取らせて▲77桂(▲29飛の効きで馬取り)という組み立てもありました。
実戦は▲97桂△66歩に手抜いて▲25歩から攻めて行きましたが△67歩成▲同玉の格好がなかなか安定しないので、まずい選択だったように思います。



終盤、▲41角と本譜の▲34歩で迷って、負けのほうを選んでしまいました。▲41角△32歩▲24歩△33玉▲31銀と進めれば勝ちでしたが、その後の変化で読めていない手がありました。
中盤で△51角から△84角の転換が見えてなくて苦しくしましたが、最近、こういうことが多い気がします。
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伊藤園お~いお茶杯王位戦予選3回戦、木村九段戦。

2022-11-05 | 対局


▲35歩△同歩▲同角△44銀▲24歩という仕掛けは部分的には無理筋のことが多いですが、△14歩型だと、後に△14角が打てないので少し違ってきます。
ただ実戦は攻め方を間違えてしまい、分かれは苦しめでした。



図から△34銀▲44香△33角という対応には▲12竜△23銀▲31角で先手が良くなります。
この時、後手の玉が52なら▲31角はないので56手目の△42玉では△52玉だったか、というのが感想戦の主な検討内容になりました。
実戦は駒得で攻めが繋がる格好になり、勝ち切ることができました。

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王将リーグ4回戦、羽生九段戦。

2022-10-26 | 対局


桂損の代償に▲53角成と馬を作り、次に▲65金△84飛▲75馬などと△74飛を攻める構想でしたが図で△45歩とされてみると飛車が広くなってしまい、構想が破綻しました。
ここで気落ちしたわけでもないんですが、この後はひどいことになりました。投了図は▲22歩と垂らした歩が成れずに残り、4筋は金と馬がお団子になり、自分の将棋とは思いたくないひどさでさすがにガックリきました。
とはいえバタバタしても仕方がないので、11月に巻き返せるように取り組んでいきたいと思います。
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王将リーグ3回戦、永瀬王座戦。

2022-10-21 | 対局


やや失敗の序盤戦から、図では盛り返したと感じていましたが、△38歩への対応を誤りました。△38歩に苦慮するくらいなら▲28飛では▲26飛だったかもしれません。
本譜は入玉が見える展開で自信はなかったです。



図の▲71角がいいタイミングで打てて、好転しました。△42飛▲53角成△49飛成は▲35馬が王手なので△22玉に▲69銀などと△79金を防げば先手が良くなります。
実戦は53に馬を作ったあと、入玉に気を付けながら慎重に寄せての勝ちでした。
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王将リーグ2回戦、服部五段戦。

2022-10-07 | 対局


6筋をめぐる駆け引きが続き、図から△63金と撤退したところ▲75歩と攻め込まれて、後手が指しにくくしました。
金だけでなく△53銀と援軍を繰り出しているので、それ以上、攻められて悪くなるという感覚はなかったんですが、、、



図では後手が1歩得なこと、先手陣の近くで戦っていること、先手の玉飛が近いことから、互角にはなるというのが見た瞬間の判断でしたが、AIは先手60%なので、判断ミスでした。
悪くしてる認識がないまま、どんどん悪い方向へ行き、気が付いた時にはどうにもならない形勢に。この図の時点で40%しかないという判断が出来ていれば、もう少し粘れたんでしょうけど。
感想戦では中盤以降は検討するところがないので、最初の図のあたりを延々とやってもらったんですが、勝負所はまだ先という気持ちで指した△63金から急に悪くしてるようでは先が思いやられます。
リーグ戦は連敗と苦しい出だしになりました。
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王将リーグ1回戦、近藤(誠)七段戦。

2022-10-04 | 対局


▲38飛と歩取りを見せた手に対して構わず△22玉と入られて、▲36飛以外の手では▲38飛の意味がなくなるのでやっていきましたが△28角と打たれて先手が難局になっていました。
直前までは定跡として認識がありましたが、もう少し具体的なプランを詰めておきたいところで、研究不足だったと思います。



▲66歩と打って、まだいい勝負かと思っていたら△75歩と突かれて上手い対応がなく、形勢不利を自認しました。
実際には少し前から悪かったんですが、仕方がなく、という感じでやっていたら、いつの間にか全然ダメになっていたようです。
いいところが全くない敗戦でした。
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伊藤園お~いお茶杯王位戦予選2回戦、藤森五段戦。

2022-10-01 | 対局


細かい応酬が続いた後、次の▲38飛で模様が良くなりました。▲33飛成△同桂▲31角△62飛▲64角成△同金▲53歩成の先手になっていて
▲38飛△75歩の受けに▲同歩と応じて▲76金を狙う味がいいからです。



先手陣も嫌な格好になりましたが、▲77桂が垂れ歩を消しつつ、桂馬の入手を狙う手。▲73桂の打ち込みや本譜の▲84桂が厳しく、攻め合い勝ちが見込める局面です。
実戦は穴熊の遠さが生きて、勝ちになりました。
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