7月最終日。

2007-07-31 | 将棋
本日31日は王座戦挑戦者決定戦。羽生王座への挑戦権を獲得するのは、森内名人か久保八段か。
日経ネット将棋王国にて中継されます。
また31日・8月1日で王位戦第3局。こちらは神戸新聞:王位戦ページにて。

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日本女子プロ協会のイベント。

2007-07-29 | 将棋
昨日はまた一段と暑かったですね。家から駅まで15分歩いたら、汗びっしょり。こんな日にスーツを着なくてはいけないとは

14時~解説会。会場は満員で、ウケも良く、とてもやり易かったです。こっちはそんなに面白い事を言っているつもりはないのに、笑ってくれるので助かりました逆に、笑いを取りに行って滑ると、笑いを取りに行けなくなるんですよね(笑)
将棋のほうも熱戦が多く、ネット中継をご覧の方々も楽しんで頂けたかと思います。特に中倉(宏)初段の△7四角~△2九馬は作ってもこうはいかない。という手。棋譜はこちらから
藤森三段としては▲4一飛成のところではパスをしても優勢という局面(飛が4一にいなければ△7四角には▲5六歩で問題ない)だっただけに悔やまれますが、これだけ鮮やかな手を食らっては仕方がないといったところでしょう。

19時からはパーティー。こちらもすごい人でビックリしました
対局、パーティーともに大入りで良かったです。
パーティーでは父親に久しぶりに会いました。

王座戦を見に将棋会館に行こうかとも思ったのですが13時~21時まで立って過ごしていたら、体全体が筋肉痛のように感じたので帰宅。棋士がこんなに長い時間、立っていることは滅多にないですからね。体力がないです。

家に着き中継を見ると、今年も男性棋士の4-0でした。
タイトル戦を除く女流棋戦の持時間は1時間~3時間。男性棋戦は3時間~6時間。本日の、持時間5時間というのは男性棋士の土俵。そこで勝つのはかなり大変な事なのかもしれません。
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28日(土)のイベント。

2007-07-27 | 将棋
明日は女流棋士のイベントが2つ。東京将棋会館では王座戦一次予選、女流対男性プロの一斉対局が行われます。
日経ネット将棋王国内の特設ページにてネット中継されます。初の試みだった昨年、惜しい将棋が多かったものの、0勝に終わってしまった女流陣は今年こそは1勝を挙げたいところでしょう。
僕の注目は佐藤天四段-清水女流二冠戦です。二冠に復帰し、先日は男性棋士に2連勝と好調の清水二冠。天彦とは良く遊ぶ仲なので、頑張って欲しいのですが、嫌な相手を引きましたね。


女流棋士の新法人日本女子プロ将棋協会のイベントもあります。
日レスインビテーションカップ 第1回女流棋士トーナメントです。こちらは新宿の京王プラザホテルにて行われ、特設サイトにてネット中継されます。僕は解説を頼まれているので、現地に行きます。


王座戦のほうは持時間が5時間なので終局は21時~23時が予想されます。昼は日レスインビテーションカップ、夜は王座戦でお楽しみ下さい。
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ベスト4決まる。

2007-07-26 | 将棋
今日は文部科学大臣杯第3回小・中学校将棋団体戦に行って開会式でご挨拶。大会の模様はこちら(主催して頂いている産経新聞のページ)
どこの大会も一緒ですが、小学生はすさまじいスピードで指すので見ているこっちがヒヤヒヤします
「それでは1回戦の対局を始めて下さい。宜しくお願いします」と号令をかけて会場を一回りする前に終わっている将棋が何局かありますからね

1回戦と2回戦の間の30分ほどの時間は写真撮影、サイン。希望していたけどタイミングが合わなかった、という方もいたと思います。次の機会を狙って下さい。スミマセンm(-_-)m

次の用事をこなして夕方に帰宅。しかし、暑かったです。今日はかなり歩いたので、汗だくになりました

パソコンを開いて竜王戦を見ると谷川九段がどう決めるかという場面で、夕食休憩再開直後に終局。かなり早い終局でした。
これでベスト4が出揃い、対戦カードは羽生三冠-佐藤二冠、谷川九段-木村八段です。いよいよ大詰めです。
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講座収録。

2007-07-25 | 将棋
今日はNHK講座の収録でした。9月2日分まで収録が終わって残すはあと4回。ここからは3本撮りではなく2本撮りが2回です。1本少なくなるだけですが、かなり楽になりました
今日は疲れたのか2本目の3本目の合間に昼寝をしてしまいました。机にかぶさるように寝たので、おでこが真っ赤になってみんなに笑われましたテレビには映らなかったようなので助かりましたが


王位戦第2局は深浦挑戦者が勝って2連勝の好スタートとなりました。またもや、パッと見ただけではわかるはずもない難しい将棋でしたね。第3局は来週の31・8月1日に行われます。


さて、いよいよ本格的に暑くなって参りました。8月は各地で将棋まつりが開催されます。将棋連盟HPには告知が出ていません。。。

6日~8日は渋谷駅・東急百貨店渋谷東急将棋まつり
8日に行きます

11日~14日はながの東急百貨店ながの東急将棋まつり
ここ数年は毎年行っていましたが、今年は行きません

15日~19日は近鉄百貨店阿倍野店近鉄将棋まつり
18日に行きます

ぜひ、お近くの会場にお出かけ下さい

明日26日(木)は竜王戦決勝トーナメント中原永世十段-谷川九段戦です。中継は竜王戦中継にて。
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明日は講座収録。

2007-07-24 | 将棋
髪が耳にかかるくらい伸びたし、明日がNHK講座の収録なので美容院へ。さっぱりしました。短いと、洗髪が楽で気分が良いですね。

連盟に行き、色紙、免状、扇子などに揮毫しました。東京将棋会館販売部では女流棋士による「一日館長」という企画が始まっていました。詳細は女流棋士会HP:一日館長にてご覧下さい。
「○円以上、お買い上げのお客様に館長の色紙をプレゼント」というサービスもありました。その値段設定はちょっと高いと思いましたけどね

新人王戦の対局だった村、連盟で将棋を指していたという天彦と帰宅。

王位戦は一手損角換わりの腰掛銀です。既に戦いが始まっていて、2日目は午前中から激しくなりそうです。
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明日から王位戦第2局。

2007-07-23 | 将棋
竜王戦は佐藤二冠の勝ち。最近、藤井システム(四間飛車)は少なくなっています。その理由はゴキゲン中飛車の大流行。四間飛車党の棋士がどんどんゴキゲン中飛車に流れてますからね。
佐藤二冠は準決勝に進出。次の羽生三冠戦が注目の大一番になりました。
残り5人になりましたが、1組の5人がそのまま残っている格好。珍しいなと思ったら去年も同じ状況でした。やはり1組の壁は厚いですね。

明日24日・25日は王位戦第2局。深浦八段の快勝で幕を開けた王位戦。第2局はどうなるのでしょうか。ネット中継は北海道新聞:王位戦ページにて。同ページでは動画も見ることができます。関係者一行は、ホテルに入る前に、ばんえい競馬を観戦したんですね。いいなぁ。

今週は忙しく、本にサインする時間がありません。来週に書きますので当選者の皆様、もうしばらくお待ち下さい。

当然ながら、今週は選挙の話題をよく耳にします。見ての通り、僕は政治には詳しくはありませんが、今回は投票に行くつもりです。僕がこう思うくらいですから、投票率は高くなるんですかね。

明日は髪を切ってから連盟に行って王座戦一次予選女流棋士一斉対局のイベント当日に販売される色紙を書く予定です。この日の売り上げは中越沖地震の被災地に寄付されるとのこと。この対局は日経ネット将棋王国にて中継があります。
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今日の中継。

2007-07-23 | 将棋
今日23日(月)は竜王戦決勝トーナメント佐藤二冠-久保八段戦が行われます。竜王戦中継にて。
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大和証券杯・対抗戦がスタート。

2007-07-22 | 将棋
昨日は順位戦明けということでのんびりと。
本屋をフラフラしていたら将棋マンガの「ハチワンダイバー」があったので1巻~3巻を購入。ハチワンというのは将棋盤の升目の81のことで「将棋盤に潜る」という意味だったんですね。ストーリーも分かり易くて、盤面もしっかりしているし、面白かったですよ。一気読みしてしまいました。
残念ながら「すごいよ!マサルさん」は売ってませんでした。アマゾンで買うことにします。わからない人は妻の小言。を読んで下さい。

20日(金)に石橋女流四段が男性棋士に2連勝しました。asahi.com:将棋の記事
清水女流二冠に続いての快挙。清水さんの時は驚かなかったのですが、石橋さんまでとは・・・驚きました(失礼)
日本女子プロ将棋協会HPで棋譜、写真、動画まで見れますのでどうぞ。やっぱり、棋士は勝ってなんぼですから、この調子で頑張ってもらいたいですね。

以前に告知した大和証券杯の対抗戦が本日22日(日)から始まります。開始時間は20時ですので是非ご観戦下さい
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B級1組順位戦阿部八段戦。

2007-07-21 | 対局

戦型は相矢倉。

              

良くある仕掛けですが▲9八香を上がって仕掛けるのは珍しい。通常の▲6五歩型(図から香を9九に戻して後手が△9五歩と突いてある形)に比べて先手が手得しているのは後手の角が7三→6四→7三と移動しているためです。

              

この局面は平成15年の第51期王座戦第5局▲渡辺五段-△羽生王座戦と9筋の形が違う(△9四歩→△9五歩・▲9八香→▲9九香)他は同じです。棋譜は日経ネット将棋王国の棋譜ページからご覧になれます。

王座戦では▲同歩と取り、先手有望のわかれでしたが、本局は後手の歩の位置が9五ではなく9四。よって▲同歩には△8七歩▲同金△9五桂で後手良しになります。このように、歩の位置1つで形勢が変わることがあります。

実戦は▲同銀△6六桂▲7九金の辛抱。この桂が入れば・・・と思っていましたが、難解でした。

              

1筋を破られたので中段に逃げ出しました。図は△3五歩と受けたところ。受けに成功したと思っていましたが▲2四銀が予想以上にうるさい攻めでした。△2三金と取れると思っていたのですが▲3五銀△2五玉▲1七角(参考図)

              

でかなり気持ち悪い格好です。参考図は危ないと判断して▲2四銀に△2五玉から入玉を目指しました。その後、負けになる手があったようですが、入玉に成功。

              

後手の入玉が確定。相入玉になった場合は大駒(飛角)5点、小駒(金銀桂香歩)1点(玉は含まない)として24点を目指すことになります。ちなみに最初の戦力は双方27点ですから3点は失っても24点に到達します。お互いが24点に達すれば引き分けで指し直し。23点以下は負けです。

さて、図で後手の点数は26点ですが、自陣の駒は取られそうなので、18点~20点でしょうか。現状は足りないのですが、先手玉が入玉するまでは時間が掛かります。その間に駒を取って24点には到達しそうだと思っていたのですが、阿部八段は「こっち(が入玉するの)は無理」と言っていました。

確かに、先手が入玉するためには△9一香、△8一桂、△7四歩、△9四歩を掃除して、しかも駒を取られすぎないようにうまく入らないといけないので、厳しいかもしれませんね。後手としては攻めるだけなので楽な展開ですし。

実戦は▲6四角△6一香▲9一角成△7八香から先手玉を寄せに行って勝つことができました。

勝って1勝2敗に。4回戦以降も頑張ります!

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