二海堂君のNHK杯戦解説には「熱すぎる」と笑ってしまいました。あと将棋会館販売部での表情も最高(笑)
明日30日(日)はNHK杯戦の代わりに天童で開催された「第34回 将棋の日」が放送されます。時間はいつもと同じです。
20時~は大和証券杯女流最強戦に里見倉敷藤花が登場します。相手は中井女流六段。
大和証券杯公式ページにて。
第5局は12月の4日・5日。移動日は3日(水)なので、すぐです。次の更新は移動日前日の2日(火)あたりにしようと思います。
帰りました。
封じ手のところは手得と攻勢なので、まずまずだと思いますが、そこからの攻め方がまずく角金交換でも手厚くされて弱りました。(63手目▲6七金右のところ)
その後もずっと苦しくて、89手目▲5六金で負けたと思いました。次の△7七歩はせめてもの反撃のつもりでしたが96手目△2八飛~△7八飛成を取れないのと100手目△5七桂成が
▲4五歩なら△8八竜(上図)という手があって1.▲同玉は△7九竜で詰み、2.▲8六玉も△7七竜でほぼ詰み、3.▲9六玉には△9九竜で合駒を一枚使わないといけなくて、すると後手玉への詰めろが消える。
この△8八竜のような手が生じているのならば、まだチャンスはあるのかもと思いました。
1分将棋の秒読みに追われて△3七成桂。▲同桂に△5五金と飛を取ると▲4七金△3五玉▲5五金で受けがないので、今度こそ本当に負けたと思いましたが、指した後に130手目△2六玉まで進んで打ち歩詰めのような気がしてきました。最初はそんなことがあるわけないよな、と信じられませんでしたが・・・。
実戦もそのように進んで最後は寄せがなく勝ち。
投了直後は、何度も負けを覚悟した将棋なのに、なぜ自分が勝っているのかがわかりませんでした。改めて、将棋の深さを感じています。
戦型は最近良くある▲4六銀▲3七桂型相矢倉。
終盤戦。▲9二竜と逃げて△4七香成でどうか、等と考えていたら▲2三竜とバサッと切って△同玉▲3五桂△3四玉▲3六金(2図)と寄せにこられました。
▲2三銀以下の詰めろなので△1四角と受けたのですが▲2三銀△同角▲同桂成以下簡単に寄ってしまいました。
2図では△9七桂成▲同桂△9九角と捨てて▲同玉に△3九飛(参考図)
と王手金取りをかければもう一勝負でした。▲4九桂という手筋の中合いには△3六飛成▲3七銀△同竜▲同桂に△3九飛のおかわりで、もう▲4九桂はありません。
この両取りの筋は常に狙っていたのですが、2図で深く考察しなかったのが悔やまれます。
負けて4勝4敗に。昇級が遠のき、今年も降級の心配をしなければいけなくなりました。
感想戦を1時間ちょっと。午前2時過ぎに連盟を出て3時就寝。
明日23日(日)は里見女流二段の挑戦で注目を集めている倉敷藤花戦3番勝負第2局▲里見女流二段(1勝)-△清水倉敷藤花。1-1のタイになると翌24日(祝)に最終戦が行われます。公式ページにてネット中継があるようです。
これは東京近郊の方へのお知らせですが明日23日(日)にお台場で将棋棋士の『直観思考』を科学する!というイベントがあり、定員300名で一般の方も入場いただけます。登壇者は野依良治さん、米長会長他となっています。
棋譜等は竜王戦中継サイトにて。
1日目の夜に48手目△5四歩の局面が思っていたよりも悪いことに気が付いて、自分にしては珍しく3~4時間しか眠れませんでした。朝食も食べる気分ではなく、足取り重く対局室へ向かいました。
封じ手はやはり△2九飛成で再開してパタパタと△5四歩まで進みました。
先手陣の壁銀がひどいのに対して後手陣は居玉ながら△8二飛の横利きが抜群なのと二枚の金が働いていて見た目以上に固い格好です。
竜王戦は今年で5回目になりますが2日目朝から大きな差というのは初めてで、辛かったです。
3連敗と厳しいスコアになってしまいましたが第4局も頑張ります。