A級順位戦7回戦、羽生棋聖戦。

2017-11-30 | 対局
後手番で角換わり。


激しく攻められるのは後手番だから仕方がないですが、受け一方で正確に指すのが難しい将棋にしてしまいました。感想戦では図の辺りで△51桂の受けが盤側から指摘されましたが、そういう変な手が代案として出る時点で勝ち味の薄い将棋だと思います。



玉を引っ張りだされて、▲63歩△72金▲73銀△同金▲56金と退路封鎖で寄せに来られる手を読んでいて、すぐには受け無しにはならないか、と考えていたのですが、図での▲58銀が読み抜けました。玉を攻めるのではなく、ここで角を攻める緩急に気が付かなかったです。図の局面は後手の角得ですが、玉の安定を図る間にその得がなくなってしまいます。実戦もそんな展開になっての負けでした。
リーグ成績は3勝4敗、後半3戦は残留を目指しての戦いになりました。
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明日対局。

2017-11-28 | 将棋
29日(水)はA級順位戦7回戦、羽生棋聖戦。
ここまで3勝3敗、今期は一度も白星が先行してないのでそれを目指したいところです。

名人戦棋譜速報

※本局は携帯中継があります。
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竜王戦。

2017-11-26 | 将棋
ハイライトとなった終盤戦ですが


図で怖いのは△79金ですが▲68玉△69金▲57玉で受かります。(▲28飛がいないと△56金▲同銀△68飛成で終わる)
本譜の△88金は△79金に比べると▲68玉と逃げた時に遠いので発想にありませんでした。



▲34銀と角を取った手で▲66香と飛車に当てると△55飛▲56歩で図となります。飛車も角も取れそうに見えますが△46歩の絶妙手があってこれは後手良し。△47歩成とした時に△88金▲68玉が大きな利かしなのが分かると思います。「駒は取られる瞬間が働く」とは言いますが、飛車、角のダブルはあまりない歩の突き出しでした。47手目に▲55歩と突いてからは△72飛を見落としたこともあって具体的に悪くなり、チャンスはありませんでした。

ここまで2013年に失冠した時と手番も星の並びも一緒なんですが、その時は第3局で勝って追い上げムードになったところを第4局に負けてガクッときた状態で第5局を指してしまいました。第5局は1日目から無理な変化に突っ込んでいって形勢を悪くする淡白な将棋だったので、気持ちの面では同じことがないようにしたいです。
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竜王戦第4局。

2017-11-25 | 対局
帰りが午後なので図面は次回以降に。
先手番で前例が少ない相矢倉でしたが、6筋7筋の歩がいない矢倉は薄いので不本意な展開でした。△72飛を見落としていて、そこから苦戦を意識(2日目昼休)
▲67銀のところは上手く粘ってあるいは逆転してるんじゃないかと思っていましたが△88金は全く読めてなく▲34銀を放置しての△66歩〜△36桂も読めてなかった。▲38飛(10分)▲44香(11分)で負けなことに気が付きました。
カド番になりましたが1局でも粘れるように頑張りたいと思います。
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王将リーグ6回戦、明日対局。

2017-11-22 | 対局
先手番で対雁木。



後手は囲いがなく苦心が多く、先手が作戦勝ちの組み上がり。後手玉は右にいっても▲46歩とぶつかるので得ではなく本譜は△61玉。



駒がぶつかってからは先手良しで図から▲64歩△52玉▲24歩と歩の攻めが利きました。▲64歩は△同歩なら空間に金か銀を打てます。▲24歩は▲23銀を狙っていて△44角と受けた手に▲46歩が角頭攻めの急所になってはっきりしました。

勝ってリーグ成績は3勝3敗で残留になりました。後手番で勝てなかったこと、負けた将棋もチャンスがあったことを来期への課題としたいです。

23日・24日(木・金)は竜王戦第4局。第3局から間が空きましたが、シリーズもここから中終盤戦に入ります。

竜王戦中継サイト

ニコ生:将棋

Abema TV:将棋
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明日対局。

2017-11-20 | 将棋
明日21日(火)は王将リーグ6回戦、佐藤名人戦。

ここまで2勝3敗、勝てば残留の目は有りますが自力ではありません。挑戦争いも混戦のようで、どうなりますか。

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定跡書とか。

2017-11-18 | 将棋
来週は火曜日に王将リーグ最終日、水曜日が竜王戦の移動日。前々から決まっている一斉は仕方がないとしても、移動日前日の対局はなるべく避けるようにしているんですが、4時間の将棋なら、なんとか。この辺りの考え方は人によるんですが、若い頃は睡眠の悩みがなかったので、何でもどんと来い、だったんですけども。王将リーグが終われば対局間隔は緩やかになります。少しするともう年末ですね。

浅川書房から2005年に出した「四間飛車破り」が数年に1回、増刷になるので送ってもらうんですが、あれ以来、定跡書は書いてないので執筆当時のことを思い出すと懐かしいです。今と違って強いソフトが無い時代なので定跡書に書く検討は自力で行わないといけないので大変で【急戦編】では藤井九段の「四間飛車の急所」がとにかく参考になりました。あれはすごい本だと思います。
【急戦編】【居飛車穴熊編】共に2005年に出したんですが、どちらの定跡も大きくは変わってないと思います。その戦型が指されれば指されるほど定跡は変わっていくので、それだけ角道を閉じた四間飛車が減ってしまっているということなんですが。

対局があってサッカー代表戦は見られなかったんですが、相手が優勝候補ですからね。元々、W杯をきちんと楽しみたいと思って海外サッカーを見始めたので来年は楽しみです。明日は野球の代表戦を見に行きます。の予定なんですが日本の決勝進出がまだ決まってないというね。
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王将戦とか。

2017-11-16 | 将棋


図から△43金左~△32玉と構えるのが新型。当たり前のように指されてきた△43金右△42角△31玉△22玉と比べて手数が短く囲いが完成します。(2手と4手)
ただ将棋の囲いは手数を掛ければ掛けるほど固いので、早く完成する分、薄くはなります。



後手優勢の終盤戦。△38飛と打ちましたが、これは凡手で形勢が詰まりました。38から打ってしまっために△67歩と叩いて▲57角と交わした時に▲48歩で飛車を止める手を作ってしまいました。打つなら△58飛が良かったし、△87銀▲同桂△同歩成▲同金としてから△58飛ならなお良かった。ただ△58飛は「大駒は近付けて受けよ」の逆を行く手なのでまず第一感ではないし、ここで△87銀から精算するのも「銀は決め手にとっておきたい」と不利感がある手です。△87歩成と成り捨てる手は筋が良いとされてプロは大好きですが。
図から後手が勝勢になるには指しにくい手を2連発しないといけなかったので、感覚ではなく読みでカバーする必要がありました。

後手番が短期間(3日~14日)で4連発したんですが、これはあまり経験がありません。今期は後手番で連敗していたので、このスケジュールを見た時にうげっと思いましたが、2勝2敗は良くもないけど今の自分には悪くもないといった感じでしょうか。そんな訳でこの2週間くらいは後手を持った時のことを考えていましたが、先手と後手では戦い方が違うので、頭を切り替えないと。

昨日は大阪帰りに免状署名。11月からは藤井四段のキャンペーンを行っています。免状のご案内(将棋連盟)
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王将リーグ5回戦斎藤七段戦。

2017-11-15 | 対局
大阪からの帰りが遅くなるので図面は次回の更新時に足します。
相矢倉から△43金左と上がる(通常は右)新しい形を採用。相矢倉は序盤の駒組みが何でもありになって訳が分からなくなっています。矢倉といえば▲46銀▲37桂しかない、という時代もあったんですがね。
中盤で飛車を取れて良くなりましたが、安全に行こうとしてどんどんおかしくなるパターンに陥り、最も難しくなったところで時間もなくなるという逆転負けの典型みないな将棋になってしまいました。そもそも「だいぶ良し」という形勢判断がおかしく、その形勢に基づいた手を指していかないと将棋はおかしくなります。
負けてリーグ成績は2勝3敗。残留の目があるかどうかは最終戦前に確認します。
今シーズンは時間に追われて負ける将棋が散見されますが、年なんですかねぇ。かといって時間を残そうとして飛ばすとぐちゃぐちゃになるリスクもあるし難しいところです。
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明日対局。

2017-11-13 | 将棋
明日14日(火)は王将リーグ5回戦、斎藤七段戦。
ここまで2勝2敗、残り2局の結果でどの目もあります。今日、同リーグの他対局が2局行われているので、明日の対局前には何を目指すのか状況が決まっているはずですが。

※本局は携帯中継があります。
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