叡王戦準決勝、菅井七段戦。

2019-01-30 | 対局
後手番で中飛車に左美濃で対抗しました。



▲72歩とこの将棋では良く出てくる垂らしをされた場面。このと金が間に合ってくる間にポイントを挙げないといけませんが、図から△34歩▲71歩成△55銀の大捌きは疑問手でした。代えて△13角▲同角成△同香▲71歩成△76角が優ったようです。
実戦は△34歩と突いてしまったために角のラインと▲26桂に悩まされることになり、勝ちにくい将棋にしてしまいました。粘りようがなくなり、早い終局で夜戦を楽しみにしていた方には申し訳なかったです。

準決勝で敗退、連勝も止まってしまいましたが、月も変わるので改めて頑張りたいと思います。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

王将戦第2局、明日対局。

2019-01-28 | 対局
後手番で中飛車に対して急戦模様で対抗しました。



図は封じ手の場面ですが、▲36歩、▲47金、▲26歩、▲69飛が候補手かと思っていたので本譜の▲78銀は全く浮かんでいませんでした。ただ手が広すぎて早々と寝ていたので、こんこんと考えたことが無駄になった、ということはなかったです。



図で自然な△98竜は▲61飛で成算が持てなかったので、先に△15歩としました。▲同歩なら△98竜~△12香打と端を攻めます。実戦は端の取り込みが入って、優勢になりました。終盤は先手玉に王手が掛からない格好だったので、慎重に1手ずつ詰めていきました。

2連勝スタートが切れたので、引き続き頑張りたいと思います。


明日29日(火)は叡王戦本戦準決勝、菅井七段戦。
15時~ニコ生放送ページ
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

朝日杯本戦1、2回戦。明日対局。

2019-01-25 | 対局
1回戦は佐藤康九段。先手番で対ダイレクト向飛車でした。


仕掛けへの対応を間違えて主導権を握られてしまいました。図で△12角▲45歩△31飛なら自信なしでしたが△56同角▲同金△44桂だったので▲57金右から駒を蓄えて指し易くなりました。終盤は際どい変化もありましたが、少し余していたようです。

2回戦は深浦九段でこれも先手番。相雁木で先手は2筋、後手は7筋の歩を切る形に。



△35歩に対して最初は▲47金や▲26飛を考えていましたが△85歩が嫌味なことに気が付き、図から▲45歩△36歩▲25桂△37歩成▲29飛と、と金を作らせて攻め合う順を選択。これで後の▲33歩が厳しく優勢になり、攻め合いを制しての勝ちでした。

準決勝、決勝は2月16日(土)に東京・有楽町にて公開対局で行われます。


明日26日・27日(土・日)は王将戦七番勝負第2局。大阪府高槻市。

現地解説会(将棋連盟)

将棋プレミアム
※(要会員登録・有料)

毎日新聞・王将戦サイト

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

明日対局。

2019-01-23 | 将棋
明日24日(木)は朝日杯本戦1回戦、佐藤(康)九段戦。勝つと19時からの2回戦に進みます。

14時~朝日杯中継サイト

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

勝率。

2019-01-22 | 将棋
・朝日杯で藤井七段が連勝、加えて後手番でというのがプロ的には注目ポイントになってますね。通算勝率が先手番で90%というのはまぁ、分からなくもないですが、後手でも81%というのはすごいです。自分はまだ対戦したことがないので分かりませんが、対藤井七段戦でなおかつ後手番と決まっていて、9割のものに対して作戦を練る、というのはどういう気分なんでしょうか。ちょうど今、テニスをやっていますがジョコビッチ、ナダルらの2018年のキープ率が87%、86%で白鵬の横綱での通算勝率は88%だそうです。これらはたまにはブレイクされたり、負けてる印象があるので、9割を切れば可能性はある、という体感かもしれません。
今年度もあと2ヶ月ですが、1967年度に中原先生が記録した年間最高勝率(0.855)を50年振りに更新するか、に注目が集まります。

・タイトル戦に行くと、ごちそう+おやつ+飲みで1キロは増えて帰ってきます。2月、3月は外泊が多いので東京にいる時に減らして、また増やしての繰り返しになりそうです。対局間隔が詰まってくると、もう1つ気になるのが睡眠時間のこと。対局した日は頭が冴えて眠れないので2時、3時まで起きていることが多いんですが、対局日は8時に起きないといけません。対局間隔が空けばその間に調整できるんですが、中1日とかだとそれも難しいです。20代の頃は睡眠時間なんて気にしたことがなかったんですが。
対局間隔が短いと作戦精度と共に体調面も気にしなくてはいけませんが、うまく乗り切りたいですね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

朝日杯など。

2019-01-20 | 将棋
・この土日で朝日杯が行われていますが、昨年は藤井七段の優勝が話題になりました。
朝日杯中継サイト

今日は名人とA級棋士というブロックでどのような戦いを見せてくれるのか、注目が集まります。

・趣味の優先順位は競馬、海外サッカー、マンガ。他にも走ったり、囲碁を打ったり、字を書いたりしたいんですが、忙しいとなかなか手が回りません。今年に入ってから一度も走っていなかったんですが、首と肩が痛くなり、やはり適度な運動は大事ですね。対局の日に一日中、座っているというのは体に負担が掛かっているでしょうし。昨年の例だと4月5月は時間があり過ぎるくらいだったので、あと2ヶ月をなんとか乗り切りたいところです。
先週のサッカーで目を引いたのは1年以上休んでいたナスリがウエストハムでリーグ戦デビューしたこと。ワンタッチのプレーやラストパスでは目立っていたし、ウエストハムは元々、メンバーは揃っているので上位チームにとっては脅威になるかも。

・長野県の知り合いに将棋、囲碁、オセロの3種で争うトライボーディアン選手権長野大会に出ないかと何度か誘われていますが、囲碁はもうちょっと強くなってからにしたいし、オセロは何も知らないので、いつになるやら。2月9日(土)に第2回大会があるそうなので、お近くの方でこの3種のうち、2種でも出来る方は参加を検討してみて下さい。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ここ数日、「宗桂」6話。

2019-01-17 | 将棋
・昨日、今日は取材など。次の対局は24日の朝日杯で26日・27日王将戦第2局、29日叡王戦と移動日を含めると休みがない日程が続きます。
2月に入れば2日から棋王戦も始まるので、日程に余裕がない中でうまく立ち回れるかが課題になりそうです。


・監修しているマンガ「宗桂」は毎月13日発売のコミック乱ツインズに掲載、電子版もあります。6話のあらすじを紹介。

初代大橋宗桂の棋譜を求めて長崎へ行く宗桂。チェスのチャンピオンであるイサークと戦うことになるが、将棋をやったことがないイサークは「チェスのナイトと似た動きをする八方桂で」と要求してきて・・・。





1巻の発売日は3月13日に決まり、プレゼントなどの企画も予定されているので追って紹介します。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

王将戦七番勝負第1局。

2019-01-15 | 対局


図は2日目10時前の局面。1日目の夜に考えていて予定は▲35歩△同歩▲34歩でしたが△44銀と受けられてイマイチなので、実戦は▲56歩△25歩▲35歩としました。ここは34分、50分の連続長考でしたが、うまくバランスを取れたようです。



終盤、▲85銀で駒得を主張してゆっくり指す手も浮かびましたが、本譜の▲66角でいけるような気もしたのでそちらを選択。先手玉が詰まなかったり、攻防手がある変化が多かったので。実戦も玉が上に逃げ出す変化になり、僅かに凌いでの勝ちでした。

スポニチに掲載される勝者写真は対局日と翌朝の2種類あって、今日はそれを撮ってから東京へ戻りました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

明日対局。

2019-01-12 | 将棋
13日・14日(日・月)は王将戦七番勝負第1局。

将棋プレミアム
※(要会員登録・有料)

毎日新聞・王将戦サイト

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

B級1組順位戦10回戦、畠山(鎮)七段戦。

2019-01-11 | 対局
大阪から東京へ戻らずに王将戦の掛川に行くので図面はありませんがご了承下さい。
後手番角換わりの新しい形でしたが、終盤、相手の歩が一枚足りずに際どく勝つことが出来ました。昨年からの連勝を継続したまま王将戦に入りたいと思っていたので良かったです。

9日に発売された「別冊少年マガジン」に連載中の「将棋の渡辺くん」今回は戸辺誠七段のご実家を取り上げさせてもらいました。
サブタイトルも「農家の戸辺さん」になってるし(笑)
自分も2度ほど泊まりに行ったことがあるんですが、なかなか面白い家で書くことも多くいつもより2ページ多い8ページです。戸辺七段ファンの皆さんもぜひご覧下さい!
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )