竜王戦と叡王戦。

2017-10-31 | 将棋


封じ手の次、▲67銀のところ(図)は手が広いので夢に出てくるほど一晩考えましたが、先手にとって嬉しい展開は見つけられませんでした。本譜の▲67銀は金銀が逆形なので嫌な感じはしたものの、具体的にどう攻められるかが不明だったので選択。しかし△77桂打で逆形を突かれてしまうんですね。。。
こうして見ると矢倉と雁木の性能の差が良く出た局面で、先手の右桂は目標がないので跳べない。後手は▲77銀取りに桂を跳び、取られる間に一仕事する。矢倉と違って△45歩から△33角の活用がある。うーむ、やはり矢倉は古い戦法なんでしょうか。桂と引き換えに歩を2枚もらうような仕掛けが普通に見られるようになったのは以前にも書きましたが、自分は昔ながらの桂得のほうが大きい、という考えからなかなか離れられません。なので桂で攻められても怖くない、という考えになってしまい、雁木の流行にも懐疑的だったんですが、時代についていけてないですね。

大船渡へは2013年以来でしたが、いくらか建物が増えた印象でした。移動中に通った陸前高田は広い更地に何十台ものトラック。2020年の完成を目指しているという復興祈念公園の作業をしていて、大変な災害だったことを改めて感じました。
帰りは単独行動で大船渡の近くから出ている南リアス線で釜石→花巻というルートで帰りました。東京へは少し遠回りですが、本隊と1時間しか変わらなかったのと、南リアス線は2015年に来た時に強風で乗れなかったので。南リアス線は「あまちゃん」で有名な三陸鉄道、海沿いを走るので景色が良く、機会があれば北リアス線も乗ってみたいです。釜石も大船渡と同じく建物が増えた印象でした。ただ、どちらも更地が残っているので復興したと言えるまでは時間が掛かることを忘れないようにしたいと思います。リアス線で海を見て、釜石線で紅葉を見るというのはなかなか良かったです。

叡王戦は今日の対局で本戦が出揃いますが、早速、明日1日(水)本戦 組み合わせ抽選会の放送があります。
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竜王戦第2局。

2017-10-30 | 対局
帰りが夕方になるので図面は次回以降に。
感想戦を経てもこうやるべきだった、という手が無いので、明確な敗着が難しい将棋でした。序盤早々に▲37銀〜▲48銀と手損してるのでそれが響いて守勢になっていることは確かですが。△77桂打は手としては見えていましたが、あんなに厳しいとは思わず、あそこで形勢が思わしくないことが分かりました。第3局は今週の土・日とすぐなので、立て直せるように頑張りたいと思います。
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明日対局。

2017-10-27 | 将棋
28日・29日(土・日)は竜王戦第2局。
黒星スタートになってしまったので、巻き返せるように頑張りたいと思います。

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予定とか。

2017-10-25 | 将棋
一昨日は免状署名。竜王戦期間中の署名は来年も書けるかなぁと思いながらやってますが、それももう慣れました。右から会長、名人、竜王と書く位置は決まっていますが、早く来た順に書いていき、自分が一番遅いとこんな感じに空けてあります。



加藤先生の署名が入る免状は今月一杯まで。
免状のご案内

11月は第3局(4日・5日)と第4局(23日・24日)の間に4局ある日程になったので、いまのうちにとインフルエンザの注射を打ちました。竜王戦は中盤戦、王将リーグは後半3局なので、成果を挙げたい11月です。

学習ノートが送られてきたので何かと思ったらジャポニカ学習帳『将棋』発売だったんですね。誰もが使ったことがあるノートで懐かしいですが、これに将棋とはすごいです。

野球は横浜の進出が決まり、明日のドラフトは楽しみです。1勝リードで全ホームって将棋では1ー0から残りが全部先手番かと思ってましたが、逆に1番残しとは意外でした。
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公開対局。

2017-10-23 | 将棋
タイトル戦での公開対局は自分は初めての経験でした。JT杯も公開ですが、解説や秒読みの声が常時あるので、静寂の空間ではないので少し違います。2日目昼休後が観戦された方の人数が最も多かったと思いますが、それでもほとんど音はせず、皆さんにお気遣いを頂きありがとうございました。
感想戦でも客席は静かで、終わった後はもっと気楽に見てもらって構わなかったのですが、皆さんのタイトル戦を見るということに対する敬意がひしひしと伝わってきました。観戦記者の方には「感想戦で渡辺さんは自嘲気味に笑わせにいってたけど、お客さんは緊張していたので滑りましたね」と言われました。感想戦のテンションは人それぞれですが、自分の場合は負けた時ほど明るいです。

昨日はすごい雨でしたが将棋世界用の解説とか用事があったので外出。解説するにあたって将棋は改めて調べましたけど、結局、良く分かりませんでした。妥協したほうが悪くなるので一気に激しくなりましたが、単調に見えて終盤に膨大な変化が潜んでいた、という将棋だったと思います。

昨日の雨で競馬はだいぶ時計が掛かっていましたし近年ではあまりない馬場状態だったかと。菊花賞は時計、レース内容ともにすごいレースでした。やっている側は馬も人も大変だったでしょうが、滅多に見れないという点では見応えがありました。
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竜王戦第1局。

2017-10-21 | 対局
2日目に入って中盤戦をすっ飛ばして終盤戦に突入。1日目の段階でちらっとは考えていた変化でしたが、△62玉と逃げ越すのが味が良いので、と思っていました。
58手目△33同桂では△29ともあり、64手目△74角では△72角もありました。58手目はどっちもあったというレベルだと思いますが、64手目は△72角のほうが手として上だったかと。



ここで1時間考えて△55同銀としましたが良くなく、△28とが優りました。1時間はこの比較をしているんですが、それで間違えているようではひどかったです。そもそも▲55銀自体も見えてないですし。
あっさりと土俵を割ってしまい、終局も16時半と早めになってしまいました。

苦しいスタートですが、来週の第2局以降、巻き返せるようにやるしかありません。
公開対局の感想とかは次回の投稿で。
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明日対局。

2017-10-19 | 将棋
20日・21日(金・土)は竜王戦第1局。
自分にとってはタイトル戦の東京対局、公開対局は初めての経験ですが、普段と変わらずに指すように心掛けたいと思います。

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王将リーグ3回戦、深浦九段戦。

2017-10-18 | 対局
先手番で雁木に左美濃で対抗しました。



角を切って得た銀で飛車角両取りを掛けましたが、△81桂を85へ呼んで自ら歩切れになる筋の悪い手順なので半信半疑ではありました。▲73銀としても両方取れるわけではないので、手抜きでの攻め合いが気になるところ。実戦も△77歩からそう進行して。。。



駒の取り合いになりましたが▲15桂が厳しく優勢になっていました。好機に▲23桂成△同玉▲24飛の寄せがあります。(△24同玉は▲25飛以下詰み)

以下は▲15桂を置いたまま受けに回り、着実に寄せての勝ちでした。リーグ成績は2勝1敗に。後半戦も頑張ります。

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明日対局。

2017-10-16 | 将棋
昨日の予想は外れ。雨の中、予想を聞きに来て下さった方には申し訳ありませんでした。将棋コーナーも晴れていれば内馬場で遊びながら将棋、は気持ちいいんですけどね。あの天気では。。。

明日17日(火)は王将リーグ3回戦、深浦九段戦。

※本局は携帯中継があります。
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競馬、3月のライオン。

2017-10-15 | 将棋
竜王戦第1局は次の金・土なので一週間はとっくに切ったのか。さすがに迫ってきたのを感じますが、第1局は初めての対局場なので、まだイメージが浮かんできません。公開対局も多くのお申し込みを頂いているようです。
竜王戦プレミアム 特別観戦

ニコ生が入るようになってからは対局室は常に見られている意識なので、公開対局だからどう、というのは特にないですね。それ以前のNHK衛星放送の時は放送時間の間は正座でピシッと、とかありましたけど。第1局の翌週、翌々週の土・日で第2局、第3局と続くので始まったと思ったら一気に序盤の勝負所を迎える感じです。

「3月のライオン」アニメ2期が昨日からスタート。ケーキ3つはいいですねー。初めてタイトル戦に出た時に「これって何個頼んでもいいんですか?」と棋戦担当者に質問したことを思い出しました。
良くいく本屋のマンガ売り場でコミックのCMが流れてるんですが、加藤先生が「こんにちは。皆さんは3月のライオンは知ってますかー?」とあの「かー?」と上がる調子で話されているんですが「先生こそ知ってたんですか」と心の中で突っ込まずにはいられません。

今日は東京競馬場のイベント。おそらく今年最後の競馬場になるので最後くらいは勝ちたいところ。今年も大敗しまくりました。
東京競馬場はGIの裏開催ですが、見所としては藤田菜七子騎手が今日勝てば女性年間最多勝記録を更新。チャンスがあるとすれば10Rでコパノアラジンがすんなり前に行けた時でしょうか。
秋のGIシリーズで日刊スポーツに連載している室谷女流二段の予想と、函館、美浦の指導会にいらして将棋を指したスポニチ万哲さんの予想を見ながら競馬場に向かうことにします。
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