棋王戦の挑戦者が決まりましたが、開幕は2月12日と先なので、まだイメージはありません。1月は順位戦こそ抜け番ですが叡王戦(11日)、竜王戦とトーナメント棋戦があるので年末年始で緩み過ぎないようにしたいところですが、旅行で食べ過ぎて体は緩みました。
それでは良いお年をお迎えください。新年は６日から更新します。

年末年始の将棋番組です。
【大晦日】DJ糸谷哲郎と将棋棋士の大忘年会SP(ニコ生)

NHK：囲碁・将棋

大逆転将棋

「AbemaTV」将棋チャンネルオリジナル番組 1月1日より3日間連続で放送決定！

囲碁・将棋チャンネル

一昨日は筑波山に登る。ケーブルカーを使えば大して歩く山ではないですが、富士山が見えるくらい景色はいいです。


筑波山には男体山と女体山の2つの頂上があるんですね。

ガイドブックにも載っている女体山山頂の写真を撮るべしという岩で戸辺君の息子さんと。かなりの高さで足がすくみます。写真では到底お伝えできない絶景なのでぜひ登ってみて下さい。このスポットにはケーブルカーを降りてすぐ行けます。

昨日はいわき市の水族館「アクアマリンふくしま」とか。

全体的に見所が多い水族館でしたが、中でもトド、アザラシのコーナーはかなり良かったです。



海の近くに来たらこれですよね。

今日は「日本三大名瀑」の「袋田の滝」を見ましたが、この辺りは夜空に星も見えるし自然を満喫しました。




写真は下からのとエレベーターで上がって見たものですが、とても良い景観で素晴らしかったです。他にバッティングセンターは毎日、合間にも広場で野球と充実した2泊3日の年末旅行でした。

​妻がマンガに『すみっこぐらし』のことを書いた時にサンエックスさんとやりとりをさせてもらう中で新たに「ぺんぎん？」が頂けることになり、大きいのがきました。





大きいので将棋盤の前にいると安定感があります。

今日から年の疲れを癒す旅行に出かけます。棋士は休みが多いので癒すほど疲れていないという説はありますが。。。いい写真が撮れますかねー。

以下は競馬の話で長いのでまた興味がある方だけ読んで下さい。

有馬記念は外れました。前がかりになって無欲勢の差しという読みが完全に外れ。ラジオ日経のマツケンさんの解説によれば前半1000mが昨年比コンマ8秒遅く、上りがコンマ7秒早いので、前が有利な流れ。枠順が決まった時点でそれは分かっていても、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードはテンに置かれるので指しようがなくあれが精一杯。2着クイーンズリングとはコース取りの差、と。こんな時、2・3番人気の外国人騎手は１着を狙って早めに動くのかなーと予想したんですが、あのスタートと位地取りではそれは自爆にしかならないので、２・３着狙いに切り替えるしかなかったんでしょうね。しかし騎手も大変なのはこういう結果になれば「逃げ切られるんだから動けばよかったのに」と言われ、動いて脚をなくせば「動いても無駄だからキタサンの邪魔をしないで」と言われることです。キタサンブラックはこれで引退ですが、後続がお手上げ状態になるほどの強い馬でした。

前回の記事で「図での△44角が味が良い」と書きましたがこれが理解できれば初段くらいなんでしょうか。



後手陣は▲23歩とか▲34桂が嫌味なのでそれを先手で解消するのが△44角です。対して▲24飛には△36歩(下図)▲25桂△23歩▲34飛△45銀で後手良し。



△36歩の瞬間に▲22歩はどうか、とか読めるようになれば有段者ですかね。
棋譜は叡王戦のサイトにあります。23日の▲藤井四段－△深浦九段戦はすごい将棋でした。

あの場ではコメントに反応しきれなかったんですが、黒い箱ティッシュは別に高級ではなく普通にコンビニに売ってるやつですよ？人に頼んで猫の絵が書いてあるやつを買われたことがありましたが、対局室では無地がいいですね。

カビゴンは何でいるのかと思いましたが、確かに糸谷君にそっくりですね。怪物、ダニー、カビゴン、彼はいくつあだ名があるのか。

以下は競馬の話で長いので興味がある方だけ読んで下さい。
昨日はオジュウチョウサンがまた勝って8連勝、G I4連勝。実況は「踏み切ってジャンプ」の山本直也さんではなく山本直さんでこちらは「ステップ、ジャンプ」が得意のセリフ。2013有馬記念でラジオ日経に出演した時、直さんはまだ見習いで黙々と実況練習をされていました。東京ハイジャンプ(10/15)のタマモプラネット大逃げ「さあ、これは捕まるのか、小坂忠士の策が決まるか」からのオジュウチョウサン差し切りで「しかし王者は違う！」の流れは何度も見てしまいます。
有馬記念はキタサンを有力どころが追いかけて前がかりになったところにミッキークイーンの差しが決まる、という展開に期待します。複勝が付かないので仕方がないから単勝ですかね。

後手番で対矢倉に左美濃急戦。


図での▲35角は▲53角成を狙って自然な手に見えますが佐藤七段が悔やんでいた手で△42金との交換は先手が損をした可能性もあるようです。34の地点は空間としてあけておいたほうが先手としては良かったのかもしれません。



数手進んでこの図は後手から△44角と飛車取りに出る味が良く、先手は▲36飛と逃げるのが窮屈な格好。１つ前の図で▲35角と出ずに単に▲46角なら△35歩がいるので、△44角はありません。中盤の微妙なところが勝負所だった、という将棋でした。△33歩と傷を消してから攻勢に出て後手が勝ち易い将棋になりました。勝ってベスト８、続きは1月に行われます。

これで年内の仕事は終了。週末は年賀状、掃除、有馬記念、クラシコ。

22日(金)は叡王戦本戦１回戦、佐藤(秀)七段戦。
15時～ニコ生

今期からタイトル戦になった叡王戦の本戦初戦です。まずは決勝七番勝負への進出を目指して頑張りたいと思います。

22日の叡王戦が年内最終戦。年内の対局を終えないと年末気分にならないので、22日あたりで終えて有馬記念を迎えたり年賀状を書いたり大掃除をするのは悪くない日程です。全体の対局は棋王戦の挑戦者が決まる27日まで、でしょうか。見てもらうことで成り立つという点ではサッカーの英プレミアとか天皇杯は大晦日、元旦も試合をしているので、将棋指しも年末年始は休みたい、なんて言える立場ではないかもしれないですが、つい甘えが。

年始の将棋番組は3日にNHKで２本とAbema TVでのお正月企画ですかね。
NHK：囲碁・将棋

大逆転将棋

「AbemaTV」将棋チャンネルオリジナル番組 1月1日より3日間連続で放送決定！

年始は7日・8日の王将戦第１局の前に公式戦があるのかは分かりませんが、7日まで見る将棋がないとすればやや弱い印象ですね。来年は5日が指し初め式、6日が通常は公式戦がない土曜日という日程なので、どうでしょうか。自分自身は１月は順位戦が抜け番なこともあり、対局は少なめです。A級は２月１日のラス前の時点で進行局数が揃って残り２局は一斉対局。３月２日(金)の最終戦は静岡市で行われますが、イベント案内を張っておきます。
第76期将棋名人戦第0局(A級順位戦最終局)(静岡市)
(1月10日～2月15日の申込制)

​金曜日は棋王戦の挑決があったので自分は大広間だったのですが、部屋に入ると反対側の部屋に報道陣が大勢いて、藤井四段の朝日杯の対局か、と思い出しました。同じ部屋で指すのは初めてだったのですが、さすがに中学生というあどけない表情が印象に残りました。そしてトップ棋士に連勝して本戦入り(ベスト16)ですから、やはり並の新人ではありません。本戦はシード組と勝ち抜け組の８分の１の確率で初対戦になりますが、どうなりますか。

羽生永世七冠、井山七冠の国民栄誉賞が話題になった日はアクセス数が多かったですが、なぜ俺のコメントを見に来る。と言いつつ、自分も囲碁の高尾九段のブログを見に行きましたが。

国民栄誉賞(たかお日記)

これを読んで「やっぱり、そうだよなぁ」と思いましたが自分も同じような気持ちですね。

ヤクルトドラフト７位の松本選手が将棋が好きだという記事を何本か見たんですが。
ヤクルト新入団の松本直樹はどっしり“コシ”がある(日刊スポーツ)

活躍して応援歌が出来た時には将棋か穴熊を連想させるフレーズが入らないかなぁ。「穴熊の守りから目覚めて攻めたてろ」とか(適当)

ついにというか、家の電話を撤去しました。これも時代なんでしょうが、子供の頃は指を突っ込んで右に回すダイヤル式でしたね。将棋会館にも黒電話が最近までありましたが、どうなったんでしょうか。18歳〜20歳の頃はよく会館にいたので、ジリリと鳴る電話に出たことが何度かあるんですが、大概はベテランの先生が弟子の対局結果を聞く内容でした。

先手番で角換わり。

流行の形から後手が△65歩と位を取る将棋に。次に△81飛と引かれると安定して仕掛けが難しくなるので、ここで▲35歩△同歩▲45桂と先攻。後手がこれを嫌って△94歩の代わりに△81飛として先手が▲95歩と取る、というような将棋もあります。



図で残り70分から39分使っての▲25歩。ここは手が広く10通りくらい考えましたが、最善ではなくても悪手にはならなさそうな手を選択しました。△同飛成▲65銀△28竜▲38歩となって自玉に少し余裕が出来たので考えやすくなりました。終盤はピッタリした寄せ手順があっての勝ちでした。
リーグ成績は４勝４敗、１月は抜け番なので２月、３月で残り２戦です。

15日(金)はA級順位戦８回戦、豊島八段戦。

３勝４敗という苦しい状況で残り３戦です。

名人戦棋譜速報

※本局は携帯中継があります。