先手番で対坂田流向かい飛車。作戦負けから模様が悪い局面が続き、仕方がなく大さばきに持ち込んだのが図の場面。手番が後手なので△69銀▲52銀の寄せ合いは先手にとって良くて千日手くらいが第一感でしたが、読み進めていくうちにどこかで▲98玉の早逃げが効果的になることが分かりました。感想戦で調べた結果もこの局面は先手良しで▲98玉の早逃げが効くのと△38馬の位置が悪く▲31飛が幸便になる、の2点が大きかったようです。
1月の対局が終わり、2月は番勝負が3つ並行で自分でも経験したことがないスケジュールですが、上手く立ち回れるように頑張りたいと思います。
上図、封じ手後の△65同歩と△84角の二択は一晩悩んでも結論が出ないほど難解でしたが、これはどっちでも一局だったようです。
問題はそこではなく△84角に対する▲54歩を△同歩と取ったことで、ここで苦しくしました。▲54歩には△48角成と踏み込んで、やや後手よしだったようです。
△54同歩以降は勝ち味が薄い将棋になってしまい、終盤は後手が秘術を尽くせば大変なところもあったようですが、かなり前からダメだと思っていたので全く気が付きませんでした。
△54同歩以降は勝ち味が薄い将棋になってしまい、終盤は後手が秘術を尽くせば大変なところもあったようですが、かなり前からダメだと思っていたので全く気が付きませんでした。
これで1勝1敗、改めて2月から仕切り直します。2月は王将③④、棋王①②、叡王挑決①〜③となっていて、日程的には厳しいですが、頑張りたいと思います。
振り駒で後手番になり、相掛かり。盤面右側をどう受けるかを考えていて△26歩としましたが、▲95歩と逆側を攻められました。△95同歩なら▲26飛と金取りで歩を補充して▲92歩△同香▲74角の王手香車取りがあります。
この攻めは見えていて、受かると考えていましたが・・・。
この△97歩に期待していて▲同香なら△85桂の両取りがあります。ただ図から▲86銀が受けの形で遠く▲29飛が▲89桂、▲99香を守って先手陣がいい格好になってしまいました。
ここで形勢を損ねて、以下はチャンスがなく負けでした。最初の図で盤面右側ではなく▲95歩をケアしないといけなかったです。
明日22日は(水)叡王戦準決勝、青嶋五段戦。
ニコ生放送ページ
※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
・火曜日は竜王就位式で1組優勝のメダルをもらいました。優勝メダルをもらうのは初タイトルを獲った時以来なんですが、数年前からメダルを埋め込んだ盾になったんですね。(左)
4日から昨日までの4連戦は勝ち、負け、勝ち、勝ちという結果でした。順位戦は7連勝でマジック1になり、王位戦はリーグ入りならず、叡王戦はベスト4へ、王将戦は先勝という内訳です。
日程が詰まった連戦ではコンディションを整えながら作戦も用意する、というのが難しく、指し分けでも御の字という認識なので、満足いく結果になりました。
この後は少し間が空いて
20日朝日杯、22日叡王戦、25、26日王将戦第2局、29日順位戦、1日棋王戦第1局までがとりあえずの連戦になります。
2週間弱で5局になりますが、ここも大崩れしないようにという目標を立てて乗り切りたいですね。
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