明日から１１月ですが、１０月に続いて対局より仕事が多い月になります。今週は新年号に使う取材もあって、もうそんな時期なんだなと。


自分はニコニコ生放送の解説に初めて出たのは2011年〜2012年頃だと思いますが、直接、ファンの方とやり取りするのは新鮮でした。また、ニコ生が始まった辺りから棋士がSNSを活用することも増えていって、今に繋がっていると思います。

１１月２３日(月・祝)岡崎将棋まつり(岡崎市)

公開対局、トークショーは１１月１３日までの事前申し込み制となっていますのでご確認下さい。リアルでのイベントは久しぶりですね。とは言え、以前のようにお客さんと面と向かって話すのはもう少し先でしょうか。
詳細はこちら

朝日新聞のオンラインイベント11月14日(土)14：00～15：50頃
渡辺明vs趙治勲　名人の本懐　～番勝負の鬼　勝負と真理を語る

内容は囲碁・将棋同時対局と対談。４枚落ちは上手が相当キツイということを伝えたところ、２枚落ちになり、その代わりに囲碁の手合いもキツくなりましたｗ

朝日新聞のオンラインイベントが11月14日(土)14：00～15：50頃にあります。
渡辺明vs趙治勲　名人の本懐　～番勝負の鬼　勝負と真理を語る

内容は囲碁・将棋同時対局と対談。先日は４枚落ちと９子で共に下手勝ちでしたが、今度は手合いが変わるんでしょうか。４枚落ちは上手が相当キツイということは伝えました(笑)

放送内でやった箇所と同じですが・・・。
図で△22角と決戦にいきましたがやり過ぎで、△49飛成▲13飛成△52銀が有力でした。△52銀の後は▲47金取りが残っていて、先手がそれを防げば△38歩成から着実に攻めます。



終盤、▲43歩成と「竜を取れ」と来たところですが、素直に△52銀と竜を取って▲同と△61香で後手が指せていたようです。以下▲51銀なら△93桂で後手玉は寄りません。
実戦は図で△93桂としたので▲51竜△62角▲同竜以下攻めが繋がってしまいました。先手はどっちみち竜を切る訳ですが、銀と替えるか角と替えるかが大きな違いでした。
過去４０回中、今日解説だった郷田九段の１例しかない３連覇に挑みましたが、残念ながら敗退となりました。


ユーチューブに「囲碁将棋TV」創設　感想戦や解説配信(朝日新聞)

こちらで明日１８日(日)18時〜名人就位式の配信があります。

２２日(木)の講演ですが、オンラインでの配信も行うそうです。

詳細はこちら

申し込み締め切りは２０日正午となっています。

サッカー雑誌「footballista」の取材を受けた記事。footballistaはサッカー雑誌の中でもコアなファンが読むものなので、このインタビュー記事もサッカーと将棋についてなかなかマニアックな内容になっていますが、興味がある方は読んでみてください。

将棋・渡辺明名人（棋王・王将）と解き明かす、将棋の進化の最前線とサッカーの進歩との類似性_前編

明日17日(土)はJT杯準決勝、豊島竜王戦。対局は１５時開始予定。

今年は残念ながら無観客での開催となりますが、下記中継でお楽しみ下さい。

棋譜中継

ABEMAでの中継

先手番で横歩取り。角と銀の交換で駒得という戦果を挙げたので指し易いと思っていましたが、次の△45銀をウッカリしました。普通は▲同角△同桂▲同飛ですが△49銀の大技があります。(▲同玉なら△67角)
この辺りから局面は複雑になり、時間も少ないので、指し手も形勢も分からなくなっていきました。



終盤、△78歩成が詰めろなので負けにしたと思っていて、▲53香成△同銀と56の逃げ道を開けてから▲21飛としましたが、香車をタダで捨てているので、これなら後手勝ちがプロの第一感です。
ただ簡明ではなかったのが救いで、この後も互いに手はありましたが、なんとか勝つことが出来ました。

１２日(月)は王位戦予選３回戦、横山七段戦。

また対局間隔があいてしまったので、その辺りがどうかですが、頑張りたいと思います。

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。

※ABEMA[情報LIVE]