明日王座戦第3局。

2008-09-29 | 将棋
やはり昨日は良く眠れました。ちょっと寒かったけど・・・


明日30日(火)は王座戦第3局▲羽生王座-△木村八段戦が行われます。羽生王座が勝つと4年連続!のストレート勝ちとなりますが、どうなりますか。
王座戦中継ページにて。

また対局場の新潟県南魚沼市「龍言」では近藤六段、阿久津六段、鈴木女流初段による指導対局会があり、まだ若干の空きがあるとのこと。もちろん、解説会も行われます。
王座戦 指導対局会について:龍言HP
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昨日と今日。

2008-09-28 | 将棋
昨日、庭でカマキリを発見。久しぶりに見たなぁ、と思っていたら夕飯後にリビングの天井にカマキリ。色が違ったので別のやつです。
ゴキちゃんならば問答無用で戦いますが、罪のないカマキリ君を相手にそこまでは出来ません。捕まえて外に戻す作戦に出たのですが、相手は天井なので大苦戦。結局、発見から2時間半くらいかかって無事終了。しかし家でカマキリに会うとは・・・



今日はスクールツアーシップ将棋教室でした。
指導対局を午前、午後の各2時間。子供達の集中力と僕の体力を考えると1時間半くらいが丁度良かったようです
最中は子供達のパワーに圧倒されていて感じないのですが、終わった途端に4時間立ちっ放しの反動が足に来ました(笑)今日は良く眠れそうです。
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王位戦など。

2008-09-26 | 将棋
王位戦は△深浦王位が勝って4-3で初防衛。
北海道新聞:王位戦ページ
道新スタッフブログ

1日目からと金が出来たように、早い進行でしたが結局は時間一杯の大熱戦。▲羽生名人の追い上げも届かず、といった流れだったようです。
スコア、内容とも接戦で将棋ファンの皆さんも堪能されたことと思います。僕も好勝負をお見せ出来るように頑張らないといけません。


また、先月の対局後に緊急入院された中原先生の休場が発表されました。
中原誠十六世名人の休場について(将棋連盟HP)
本日26日(金)の対局が復帰戦となる予定でしたが、3月まで休場されるとのこと。来年春にはまた若々しい将棋を見せて頂きたいです。
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棋王戦本戦2回戦、藤井九段戦。

2008-09-26 | 対局

藤井九段とは研究会が一緒でよく指していますが、公式戦は久々(2年半ぶり)

振り駒で先手に。

 

              

 

元は角交換型の向飛車でしたが、角を打ちあって1図に。後手だけ△7三桂と跳ねているので、堅さは優勢。

満を持して▲3五歩△同歩▲2六銀と仕掛けましたが▲2四歩△同歩も入れておくべきでした。いつでも入るものを先に突き捨てるのは精密さに欠けると思ったのですが、後だと入らなかったので。堅さで優るので、細かいことは気にせずに行けば良かったようです。

 

                 

 

▲5三角△6三飛▲4四角成と馬を作って受けに回る手も有力に思いましたが▲4四馬と▲3五銀の斜め駒2枚のダブりが気になりました。

実戦は▲4四銀△5六銀▲5三銀成△6四飛。5三の成銀というのは△4四角と△6四角の両取りの筋と△5二歩の逸らしの手筋があるので(実際そうなった)良い位置ではないのですが、3五に残ってしまうよりはマシと判断しました。 

 

                 

 

終盤、▲9三歩△同銀としたところ。3図から▲5七飛と成桂と取って△同成銀▲7三桂が穴熊流の攻め。相穴熊戦では先に相手の守備駒をはがすのが大きな得点になります。実戦も△7一歩▲8一桂成△同玉▲7三銀と攻め続け、勝つことができました。

 

これでベスト8。棋王戦はベスト4以上は2敗失格制なので、次は大きな勝負になります。

 

感想戦終了後、同じく対局だった戸辺、天彦の両氏と夕飯。天彦君は新人王戦3番勝負第2局の対局で、途中はかなり模様が悪そうだったので負けたのかと思っていたのですが、逆転したとの事。2連勝で見事に優勝です。

 

 

王位戦最終局▲羽生名人-△深浦王位戦は本日26日(金)が2日目。

流行の1手損角換わり-早繰り銀で1日目からとても激しい戦いに突入しました。中継は北海道新聞;王位戦ページにて。

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明日対局。

2008-09-24 | 将棋
明日25日(木)は棋王戦本戦2回戦、藤井九段戦です。棋王戦はそもそも予選を抜けたことがなく、本戦から出るようになってからもベスト16止まり。もちろん目標は先にありますが、まずは自己ベストを目指して頑張って来ます。


また25日・26日で王位戦7番勝負第7局、深浦王位-羽生名人戦が行われます(先後は振り駒)
昨年と同じく深浦王位3-1から羽生名人が2つ凌いで最終局にもつれ込みました。いよいよタイトルの行方が決まります。
中継は北海道新聞;王位戦ページにて。道新スタッフブログも合わせてどうぞ。
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免状署名など。

2008-09-22 | 将棋
今日は免状署名。いつもはちょくちょく休憩を挟みながらやるのですが、今日は集中して一気にやってみました。時間はかなり短縮されたのですが、手の痛みが残ったので、やはりマイペースが良いようです


先週金曜日の対局から今週木曜日の対局までの土、日、月、火、水は全てお休み。5連休です。よく「お忙しいのにすいません」「いえいえ、全然」というやり取りをしますが、僕の場合は謙遜ではなく本当に暇です。
と言っても棋士は家で将棋研究をするのが仕事でもあるので、純粋に休みではないのですが、家にいるわけですから世間的に見れば・・・やっぱり休みですよね(笑)
もう少し忙しくても問題ないので、もっと勝って多く対局をしたいものです。


昨日、柊と久しぶりに将棋を指しました。玉と歩だけで指して柊の3連勝。その気にさせるのが大事なので、1手毎に「うわっ」「すげー」などとリアクションして驚いてあげているのですが、疲れます(笑)

竜と馬をもう少し効率良く使えるようになれば、グンと強くなるんですけどね。まっ、4歳でそこまで求めるのは酷ですけど。本人は「はっちんの人(棋士)にはなるけど、4歳は遊ぶの。5歳になったらやるからね」と言っていますが5歳になったらまた同じ事を言うに違いありません。
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NHK杯戦、森下九段戦。

2008-09-21 | 対局

収録がかなり前だったので(8月4日)すっかり忘れていましたが、今日はNHK杯戦の放映日でした。簡単に振り返ります。

 

             

 

1図から△5三桂で次に△7五歩▲同銀(馬)△8七銀不成(成)で寄りという予定で進めていたのですが、△5三桂には▲6五銀と立つ手があることに気が付きました。6六の地点を空けられると△7五歩には▲6六玉で△8六銀が動いてしまうと7五が抜けるので、寄りがありません。

 

 

予定変更で△7五歩▲同馬△8七銀不成としましたが、これでは▲6五玉から入玉されています。

 

以下敗勢になりましたが、最後は運良く勝つ事ができました。一目散に入玉を目指されていたら、はっきりダメだったと思います。

 

戻って・・・

 

 

              

 

2図から△8五桂と打ちましたがこれが疑問だった感も。やはりダイレクトに▲7三角成を許してはいけなくて一反は△6四歩と遮断しておくべきだったかもしれません。対して▲同歩~▲6三歩成ならば▲7三角成が一手遅れるし、▲7二馬から取りにくるのは▲2八角が取り残されるので、本譜とかなり違います。

 

まだベスト16と先は長いですが、昨年以上(準決勝敗退)を目指して頑張ります。

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取材など。

2008-09-20 | 将棋
今日は3時就寝、9時起床。夢の中にも昨日の将棋が出てきて、うなされました(苦笑)

午後は将棋世界竜王戦開幕特集の簡単な取材を受けました。最近、将棋の考え方そのものについて悩んでいるので、かなり暗いトーンになってしまいましたあまり悩み過ぎないように、適度に悩もうと思います。
掲載は来月発売号ではなく、その次の11月発売(12月号)になります。ここには第1局(10月18日・19日)の記事がギリギリ間に合うとのことです。


竜王戦までは棋王戦本戦(藤井九段)、王位戦予選(塚田九段)、順位戦7回戦(森下九段)の3局。完敗が続いてまた流れが悪くなってきたので、早く断ち切りたいところです。
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B級1組順位戦6回戦、行方八段戦。

2008-09-20 | 対局

後手番に相矢倉に。

 

             

 

流行の▲4六銀型に△9五歩型から△9三桂~△8五桂と単騎桂。前例は1局しかなく、▲4六銀型の中では比較的未開拓な形です。

1図から▲7五歩△同歩▲同銀と先手は盛り上がり、後手は△9二飛と端攻めで対抗。

 

             

 

端で桂香交換になりましたが、先手が1歩得。後手からは手が出せず2図では△1二香の組み換えくらいしか浮かびませんでした。以下▲3五歩から嫌味を付けられて苦しい展開。

 

             

 

△9八とと、金を取ったところ。先手の中段玉が寄らない形です。実戦は先手の攻めを遅らせながら△8八と、△8七金、△7七金▲同角△8七とと地道に攻めましたが・・・

 

            

 

ようやく先手玉が見える形になったものの▲5九角と冷静に逃げるのが決め手でした。後手玉は詰みませんが、先手玉に詰めろが続きません。

 

終局は日付が変わって0時55分、残りは▲2分△1分。熱戦と言えば熱戦ですが「こうやっていれば」という手はなく、終始苦しかった感じです。

これでリーグ成績3勝3敗。パッとしませんが、引き続き全力を尽くします。

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明日対局。

2008-09-18 | 将棋
昨日の王座戦は△羽生王座が勝って2連勝と防衛に1勝と迫りました。報じられているように、終盤は▲木村八段に幻の絶妙手があったようです。それにしても、羽生四冠は王座戦ではほとんど負けませんね


明日19日(金)はB級1組順位戦6回戦、行方八段戦です。
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