終盤は優勢な時間が長かったですが、図で後手玉が▲32金△同玉▲41角成△22玉▲31馬左△12玉▲23馬からの詰めろになっているので、慌てました。実戦は図から△35歩▲42歩成△25歩と急場をしのぎましたが持将棋模様に。
点数勝負になって、１手パスみたいな手を指してしまい、一気に差がつまりました。結果、先手がピッタリ２４点に到達して指し直しになりました。



指し直し局、飛車を捕まえて▲52飛が早いつもりでしたが、図から△84歩▲82角成△56香はむしろ後手の攻めが早いんですね。
これがあるなら、▲84香は勇み足で▲48歩と受けているくらいだったようです。

終局は翌2時57分、クリスマスということもあり、忘れられない対局になりました。

２回戦は久保九段戦。図から▲25歩と打って優勢になりました。△同飛なら▲34歩として△46歩に▲36銀が飛車取りになります。
以下は手堅く指して、勝ちになりました。



予選決勝は三浦九段戦。△63金で飛車は取れていますが△74金には▲同歩で先手が駒得になるので、この状態で互いに放っておくという珍しい展開になりました。



この辺りまで進むと次に▲68金が有効手になり、実戦の△36歩は急かされた感じで自信はなかったです。
以下は少しずつ、悪いようでした。終盤は勝負手を逃して、負けになりました。