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日記(4.25)エイチ・アイ・エス

2015-04-25 10:35:47 | 日記
4月25日  (土曜日) 

前から興味のあった人物の記事が載っていた。

エイチ・アイ・エス会長 澤田秀雄氏


1951年、大阪府生まれ。73年旧・西ドイツのマインツ大学に留学。
在学中に50カ国以上を訪ねる。

帰国後の80年に旅行会社を創業。
90年社名をエイチ・アイ・エスとする。
96年に航空会社(現スカイマーク)、
99年には証券会社(現エイチ・エス証券)の経営に乗り出す。
2007年澤田ホールディングス社長。
10年ハウステンボス社長。
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現代の時の流れは、私がエイチ・アイ・エスを創業した34年前に較べて、
各段に速くなっている。企業の勢力地図はまるでオセロゲームのように、
あっという間に塗り替わってしまうようになった。

グラハム・ベルが電話機を発明したのは1876年のことだが、
一般に普及するには、それから数十年の歳月を要した。
ところが携帯電話はどうだろうか。
小型化が達成されると、あっという間に日本中に広まった。
そしてスマートフォンが登場すると、
これまたあっという間に2つ折りの携帯電話を駆逐してしまった。
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こうした時の流れの中では、変化に対応できない
企業も人も瞬く間に脱落してしまう。

私がエイチ・アイ・エスを立ち上げた当時は、職場にコンピュータは1台もなかった。
旅行代理店は手書きでブッキング・カードを作り、
利用者に航空券を手渡ししていた。
航空会社は旅行代理店を経由しなければ、
チケットを利用者に販売することさえできなかったのだ。


ところが、インターネットとスマートフォンが旅行業界を完全に変えた。
いまや利用者自らが世界中のどこからでも飛行機やホテルを直接予約することができる。
その結果、従来型の旅行代理店は急速に存在意義を失い、
これに代わって「エクスペディア」のようなオンライン旅行会社が爆発的に成長しつつある。

こうした、変化のスピードが速い時代を生き抜くのはしんどいことだが、
裏返して考えてみれば、一夜にして巨万の富を手にできる面白い時代でもある。
では、どうすればオセロゲームの勝者になれるのか。
勝敗を分けるのは、情報と時間である。

情報の重要性を端的に示す例としては、
私が再建に成功したモンゴルAG銀行(現在のハーン銀行)が好適だろう。
実は、再建の打診を受けた2003年当時、破綻しかけている
モンゴルの銀行などに興味を持つ人間はほとんどいなかった。

しかし世界の情報の流れをつぶさに観察していれば、
いずれモンゴルの豊富な地下資源に注目が集まり、
モンゴルの経済が上向くことは自明だった。

だから私は再建を引き受け、会長に就任した。
予想通り、ハーン銀行は見事な復活を遂げて、
いまやモンゴルナンバーワンの銀行となった。
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時間の重要性は、一層明確だ。
私と同じように30年ほど前に起業した人の中には、
いまだに5人、10人の規模で経営している人がいる。

一方わが社は、この30年間で1万人規模の企業となった。
経営にはそれぞれのスタイルがある。
必ずしも私の経営が優れているとはいえないだろう。
ただし、同じ30年という時間でこれだけ大きな差がつくのは、
時間の過ごし方が違ったからだ。
万人に平等に与えられている1日24時間という時間をいかに過ごすかによって、
成果が5倍、10倍、時には100倍にもなるのだ。

では、他者より常に一歩先んじて、成果にレバレッジをかけるにはどうすればいいのだろうか。答えは簡単である。

わが国より5年、10年先行している成功事例を海外から探し出し、
それをわがものとすればいい。
そうすることで事業を発案し、財やサービスを開発するのにかかる5年、10年という歳月をぐっと圧縮することが可能になる。

私は10年、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の再建を引き受けた。
設立以来、18年にわたり赤字が続いていたが、私は1年で黒字化に成功した。
成功のひとつの理由が「海外の成功事例の導入」だった。

そもそもハウステンボスの経営難には、明白に3つの理由があった。
これは東京ディズニーリゾート(TDR)と比較するとわかりやすい。

〇1点目は市場規模の小ささ。首都圏にあるTDRに対して、佐世保市の人口は約25万人、
 近くの長崎市は約44万人で、足し合わせても100万人にすら届かない。
 その一方で施設面積は152万平方メートルと、TDRの1~6倍もある。

〇2点目はアクセスの悪さ。博多駅からは2時間、長崎空港からは1時間。
 TDRは東京駅から20分、羽田空港から40分で行ける。

〇3点目はブランド力、すなわちイベント開催能力の乏しさだ。
 TDRは何十年という歳月をかけてイベントを磨き上げている。
 ハウステンボスの売り物はオランダ風の風景だけで、目玉となるイベントが乏しかった。
 
 夏場は花が咲くからまだいいが、冬場は寒くて暗くて、誰も行きたがらない。
 そこで私はまず大胆なコスト削減を行った。
 園内の3分の1を無料ゾーンにして、力を入れるエリアを区切った。
 そのうえで集客のヒントを探すために海外のテーマパークやイベントを見て回った。
 その中で巡り会ったのがリヨンの「光の祭典」だ。




中世の面影を色濃く残すリヨンの冬は、ハウステンボス同様、寒くて暗い。
しかし光の祭典が行われる12月初旬の4日間だけは、
街全体がライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれる。
それを目当てに、世界中から400万人もの観光客が訪れるのである。
ハウステンボスの「光の王国」は、リヨンの光の祭典にヒントを得たものだ。
光の祭典は01年から開催されているが、そこからアイデアを貰うことで、
われわれは10年の歳月を圧縮できたと言ってもいい。
もしも冬場のイベントをゼロから自力で考えていたら、
短期間での黒字化は難しかったかもしれない。
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このように海外の先行事例に学んで時間を圧縮することによって、
成果を10倍にも100倍にもできる。
振り返ってみれば私がエイチ・アイ・エスを創業できたのも、
4年半にわたって世界を放浪したからだ


その旅がなければ、格安航空券が日本に存在しないことに
気づくことすらできなかったはずだ。

私はいまでも月に1度は海外に出かける。
この海外での見聞が、帰国してからの時間の密度を格段に高めてくれる。
オセロゲームはいかにいいポイントに1枚の石を置くかで勝負が決まるが、
どこに置けばいいかは常に海外が教えてくれるのだ。

時間管理3カ条
1. 目の前のことより、世界の趨勢をみる
2. できない理由より、できることを探す
3. 会食や講演は必要最低限に絞る

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☆情報と時間・・・
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日記(4.25)

2015-04-25 09:57:24 | 日記
4月25日 (土曜日)   晴れ

昨日は眼医者通院の運転手で、午前中で終わる予定が
随分・・・のびてしまった。
瞳孔を開く薬を両目にするらしく、術後3日間は運転をしない様にと
注意書きをもらっている。
患者は殆んど2人で車で来ているので駐車場も・待合室も満杯だ。

待っている間に森村誠一の単行本を読み終えた。
患者も待つ身も疲れる。
ーー
夕方になって。畑に行って、まだ蒔いていない種を幾種類か処理した。
適当に蒔いているので、結果は良く分からない・・・。
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今日は片道30分ほどなので、眼科に送って行って
一旦帰ってくる。


庭が色づいて、少しにぎやかになってきた。

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