これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

岸田文雄氏に物申す!

2024-04-20 12:46:08 | 政治
【はじめに】
 岸田文雄氏は2021年10月に総理大臣に就任しましたが、『増税メガネ』と揶揄されました。 日本医師会から『1,400万円』もの献金を受けていた事が報道された23年11月頃には『賄賂メガネ』と揶揄されました。 私は、『安本丹(あんぽんたん)メガネ』、『ピント外れメガネ』、『姑息増税メガネ』の方が似合っている様に思います。

 岸田内閣の支持率が低下してきたら、自信の無い顔になってきましたが。政治資金パーティーの問題が追及される様になると、明るく溌溂な顔つきになってきました。逆風にメゲナイ、強い精神の持ち主なんですね!

 本稿では政治資金パーティーの問題には触れないで、主として国民の所得についての私見を書きます。

【何しにアメリカを訪問したのか?!】
 今月(4月)、岸田総理は国賓待遇でアメリカを訪問しました。事前に演説の内容を推敲した様で、アメリカの議会でジョークを交えながら自信たっぷりに演説しました。 アメリカでの言動には、賛否両論が有りますが、私は『否』に賛同します。

 日本とアメリカは『グローバル・パートナー』だと言いました。 私は、「トンデモナイ発言だ!」と思いました。どの国も国益を優先した外交政策を採用して、国益の為に武力を行使します。 イスラエルが絡む戦争では、バイデン氏もトランプ氏も、巨額の選挙資金を献金するユダヤ人寄りの施策を取ります。 アメリカが、イスラエル軍のガザでの虐殺に目をつぶったら、日本は「『見ざる聞かざる言わざる」の態度で臨みます」と言ったのと同じです。

 トランプ氏が大統領に返り咲いたら、何をするか?誰にも予想出来ません。アメリカの外交政策に対しては『是是非非(ぜぜひひ)』で臨むべきです。『グローバル・パートナー』はトンデモ無いです。

 アメリカがウクライナを見放したら、日本は逆に欧州諸国と連携して、ウクライナが負けない様に支援すべきです。ならず者国家(中国、ロシア、北朝鮮)に囲まれた日本としては、ロシアがウクライナに勝つことは許容出来ません!

【今年の春闘】
 岸田総理は経済連などに「給与アップ」を要請し、大手企業の月給は春闘で大幅にアップした様です。岸田氏は『鼻高々』の様ですが、大手企業で働く人≒30%、中小企業の労働者≒70%です。 中小企業の給与がアップし無かったら、内閣支持率はアップしません。

 岸田氏は年金生活者がどの程度いるのか?承知していない様に思います。 厚労省が公表しているデータによると、年金と恩給で生活している人の割合は『44%』も有るのです! 『44%』の国民は、全く春闘の恩恵を受けられません。

【増税と補助金停止】
 岸田総理は、『増税メガネ』の愛称に恥じぬ様に増税とステルス増税に励んでいます。

 健康保険料は従業員と企業が50%ずつ負担しています。「少子化問題は企業にとっても重大だから、労働者と企業の両方に、少子化対策資金を出してもらう」と言う屁理屈/妙案を考え出しました。国会での議論では、企業負担は無視して「労働者の負担は少ないから我慢してくれ」と言っています。 今年の春闘では中小企業の労働者の賃金はあまりアップしておらず、経営が苦しい中小企業が沢山有る事実を考慮していません。 岸田氏を『姑息増税メガネ』と呼びましょう!

 少子化対策と健康保険料は全く関係無いと私は思います。 先送り中の防衛力強化資金のための増税も、健康保険料に加算して徴収したら良いと思いますよ! 

(豆知識) 『健康保険』は企業の従業員やパート社員が加入しています。『国民健康保険』は自営業者、年金生活者などが加入しています。『健康保険料』に上乗せすると、自営業者、年金生活者などは免除される事になります。年金生活者は『44%』、自営業者は『13.8%』です。

・・・ 岸田内閣の増税・ステルス増税政策 ・・・
★ インボイス制度 :2023年10月 ・・・ステルス増税
★ 少子化対策財源の為の健康保険料をアップ :2026年度?
★ 後期高齢者の国民健康保険 :2024年1月から負担金の割合『10%』→→『20%』
★ 電気・ガスの補助金終了 :2024年6月
★ 防衛力強化資金のための増税 :先送り中
★ タバコ税の増額 :2024年10月ころか?

【消費税率を下げるべきです!】
 岸田氏は『増税メガネ』と揶揄されるのを気にしている様で、今年(2024年6月)から『定額減税』実施すると決めました。上記の増税に比べると、ほんの僅かな減税ですから、景気が良くなるとは思えません→→内閣支持率はアップしないでしょう!

 景気を良くするためには、消費税率を大幅に下げる必要が有ります。 税収が短期間ダウンする分は、国債を発行したり、外貨準備として保有しているアメリカの国債を売却すれば良いのです! 景気が良くなれば税収は増加します!

 消費税率を『1%』下げると税収は『2兆円』ダウンします。 日本の外貨準備高は、2024年1月現在『1兆2,918億ドル』です。その大半はアメリカの国債です。アメリカの国債を『1兆ドル』保有していると仮定すると、現在の為替レートは『1ドル≒150円』ですから、『150兆円』のアメリカ国債を持っている事になります。

 保有しているアメリカ国債を『10%』売却したら『15兆円』得られるので、消費税率を1年間『7.5%』下げる事が出来ます。 日本の経済は見る見るうちに改善して→→国民は豊かになり→→税収が増加し→→内閣支持率もアップするでしょう!

【物価の上昇】
 日本は21世紀になってデフレ(物価の下落)状態が続いてきましたが、ウクライナ戦争が始まった2022年からインフレになっています。(物価上昇率 :2021年≒-0.24%、22年≒2.50%、23年≒3.27% ・・・出典;IMF)

 今年(24年)は食品の値上げラッシュが続くと予想されていますので、賃金が大幅にアップしない限り、実質賃金は横這いになるか?低下するのではと私は予想しています。年金生活者にとっては、厳しい年が続きそうです!

【生活保護】
 一戸建ての住宅街に住んでいると分かりませんが、『1DK』や『2DK』の賃貸マンションの管理人になると、貯金が殆ど無い方が沢山いる事が分かります。 年金生活をしている夫婦は、旦那さんが亡くなられると、直ぐに生活保護を申請して→→二、三ヶ月後には生活保護費が支給されたケースを多々見ました。

 今から20年以上前の話しですが、(現役で働いている時、)それ相応の収入が有ったのに『宵越しの銭は持たない』と言う生活をして→→貯金をしないで→→働け無くなったら→→生活保護を受ければ良いと言う生き方をしている方が何人もいました。 賃貸マンションの管理人なって、彼等の生き方を理解出来る様になりました。

 老後は生活保護を受ける事を前提にした生き方をする人が、これ以上増えたら社会福祉予算がドンドン膨れ上がってしまいます。 対策が必要ですが、良い案は浮かびません!

【各国の実質賃金】
 グローバル ノート社が有料で、1995年を『100』とした各国の『賃金上昇率(実質ベース)』のデータを公表しています。 日本、アメリカ、韓国、ドイツのデータをエクセルでグラフ化して見ました。

 日本は過去30年間、実質賃金がアップしない不思議な国でした。一方、韓国は21世紀に入って目覚しい経済発展をして来ました。 韓国が民主化したのは1987年です。以来10年おきに保守政権と革新政権が交代し、チグハグナ政策を採用して来たので、政治家が経済発展に貢献したとは考えられません。サムスンや現代等の財閥が頑張った結果、韓国経済は成長したのだと、私は見ています。

 経済に精通した/経済を勉強した政治家が与野党に何人いると思われますか? 「○○議員に経済運営を任せたら大丈夫だ!」と断言出来る政治家がいたら教えて下さい!



《豆知識 :バルト三国の経済発展》
 1991年にソビエトが崩壊し、ソビエトから沢山の国が独立しました。 ヨーロッパのバルト三国は独立後→→EUに加入して→→経済が急激に発展しています。 

 私の私見ですが、バルト三国は「経済関係を欧米諸国と密接にすると経済が発展し、民主主義国家に生まれ変われる可能性が有る!」事を示した例だと思います。 ロシアは、友好国や傀儡政権の国がバルト三国を見習う事を恐れているのでは? 口実を作って、バルト三国に侵攻する可能性が有ります。

★ リトアニアの実質賃金  :1995年=100 →→22年=362
★ エストニアの実質賃金 :1995年=100 →→22年=341

(注記) ラトヴィアの実質賃金のデータをグローバル・ノート社は公表してい無いので、ウイキペディアでラトヴィアの一人当たりのGDPを調べて見ました。ラトヴィアも独立後に経済発展している様です。

【日本の実質賃金と政治】
 バブル崩壊は1990年頃です。その後、日本の実質賃金は低下して、2021年頃から少し増加する様になりました。 政治家の使命の一つは「経済を発展させて→→国民がより豊かな生活が送れる社会にする事」です。然し、過去30年間に渡って、政治家達は政争とスキャンダル追及に明け暮れて、経済を発展させる議論/検討を殆どして来なかったと、私は思います。

・・・ 日本の実質賃金の推移 ・・・
★ 1995年 :100.00 村山内閣;
★ 1996年 :100.56 橋本内閣;
★ 1997年 :102.60          消費税=5%、山一証券の廃業
★ 1998年 :102.26 小渕内閣;
★ 1999年 :101.31
★ 2000年 :100.93  森内閣;   銀行破綻(日本長期信用銀行&日本債券銀行)
★ 2001年 :98.57  小泉内閣;
★ 2002年 :95.17
★ 2003年 :94.27         イラク戦争
★ 2004年 :95.29
★ 2005年 :96.96 
★ 2006年 :96.89 安倍内閣;
★ 2007年 :96.30 福田内閣;    郵政民営化
★ 2008年 :96.17 麻生内閣;    リーマン・ショック
★ 2009年 :92.69 鳩山内閣;
★ 2010年 :91.61 管内閣;     日本航空破綻
★ 2011年 :92.64 野田内閣;    東日本大震災
★ 2012年 :90.55 安倍内閣;
★ 2013年 :90.49           アベノミクス
★ 2014年 :90.65           消費税=8%
★ 2015年 :90.73
★ 2016年 :91.66
★ 2017年 :92.24
★ 2018年 :93.95
★ 2019年 :95.58          消費税=10%/8%
★ 2020年 :95.30 菅内閣;     新型コロナ
★ 2021年 :97.23 岸田内閣;
★ 2022年 :98.70          ウクライナ戦争


選挙運動の体験談

2024-02-17 09:47:51 | 政治
【はじめに】
 「政治には金が必要だ!」と言われますが、その原因の一つは選挙運動です。 公職選挙法では、ボランティアの運動員を集めて選挙運動する事を要求しています。

 ほぼ法令順守が出来るのは、ボランティアの運動員が集められる公明党、共産党、社会民主党、そして連合の支援が得られる政党だと思われます。れいわ新選組は若いボランティアを集めている様です。日本維新の会はどうなんでしょうか?!

 自民党は、昔は土木・建築関係の会社が運動員として社員を派遣していましたが、現在・選挙運動に社員を派遣する会社は激減していると思われます。自民党に投票される方は、是非とも選挙運動に参加してみて下さい! シンドイ仕事で、ボランティアを集めるのが難しい事が理解出来ます。

 自民党には、100万人を超える党員がいますが、「ボランティアで選挙運動に参加する方は殆どいないのでは?」と私は思っています。 公職選挙法を改正して、金を出して運動員を雇って良い事にすると種々の問題が発生すると予想します。自民党が、れいわ新選組の山本太郎氏を見習って、ボランティアで選挙運動する党員を増やさない限り、『黒い金』を無くす事は出来ないでしょう!

 選挙運動に「どんな仕事が有るのか?」、「どんなにシンドイ仕事か?」を理解して頂く為に、私の体験を書きました。

【兵庫3区】
 2009年の衆議院選挙で民主党政権が誕生しましたが、私はその時・兵庫3区の民主党候補の選挙運動をお手伝いしました。

 兵庫3区は、垂水区と須磨区です。面積は『約57km2』で人口は『約36万人』です。(日本一広い選挙区は、北海道12区で、面積は『約14,741km2』、海岸線が『約640km』も有り、人口は『約28万人』です。) 兵庫3区には、民主党の現職D氏、自民党の現職S氏と共産党の候補者など、六人が立候補していましたが、実質的にはD氏とS氏の一騎打ちの状態でした。

 S氏は、2005年の選挙でD氏を破って、衆議院議員になった『小泉チルドレン』の一人です。(2005年の選挙では、D氏は比例区で復活当選していました。) S氏は、四国出身で兵庫3区との繋がりは無かった様です。2005年以降、垂水に地元事務所を設け、その近くに住んでいた様でした。

 S氏は、公明党の推薦を受けていましたが、S氏の選挙活動に公明党の婦人達は積極的に参加していなかった様でした。自民党の県会議員や市会議員も積極的には支援していなかった様に見受けられました。 (S氏は、2012年の選挙で復活して、その後は連続当選しています。)

 兵庫3区の西隣は明石選挙区で、自民党から西村康稔氏が立候補していました。垂水区と明石市の境界に『JR霞ヶ丘駅』が有るのですが、そこで、D氏と西村氏が何回か鉢合わせしました。西村氏は何時も、揃いの『はっぴ』を着た婦人を10人程連れてきていました。「多分、公明党の婦人達だ」と推察しました。

【私の選挙運動の体験】
 私は2009年8月18日~30日に実施された衆議院選挙で、兵庫3区に立候補した民主党の現職議員(D氏)の選挙運動をボランティアでやりました。 運動中に外食、弁当、お茶、コーヒーが出るので、(手弁当でやりたかったので、)最初に『5万円』政治献金したら、D氏は、チャンと領収書を発行してくれました。

 私は、国会が解散する前の6月の末頃から選挙運動に参加しました。告示される前は、休日にD氏が帰省した時に朝と夕方、地元事務所を取り仕切っていた公設秘書と二人で駅前の街頭演説の場所作りをしました。街頭演説を始める頃→→民主党の県会議員と市会議員が集まって来て→→D氏と交代で一時間ほど街頭演説しました。

 朝の街頭演説が終わると、五、六人で毎回・近くの喫茶店でモーニングを頂きました。私は、朝起きると直ぐに昼食を取るのが習慣になっていたので、コーヒーだけ頂きました。 その料金はD氏が支払いました。

 太宰治の『人間失格』に『電気ブラン』が登場します。一度味わって見たいと思っていました。 私の家の近くの駅前で朝の街頭演説をした後に入った喫茶店に『電気ブラン』を置いていました。私は、前払いで『電気ブラン』を注文して呑んだ記憶が有ります。 その後、散歩で、その喫茶店の近くに行くと『電気ブラン』を呑みました。

【地元事務所と選挙事務所】
 D氏の地元事務所は須磨区に有りました。エレベーターの無い鉄筋コンクリート造の古い建物で、階段が暗く/狭く/急でした。3階に有ったので、私は昇り降りに苦労しました。格安の家賃だったと思います。 近くの駐車場に自家用車を1台駐めていました。

 20畳ほどの部屋に古い書類を山積みにしていました。私と同年配の女性の公設秘書、パートの女性、二十歳代の男性、三人いました。 男性は人付き合いが出来ないので、会社に務められ無かったのです。週に二、三回来て、二、三時間簡単な仕事をして帰りました。私は彼と話した記憶が全く有りません。 選挙期間中、彼は出て来ませんでした。

 8月15日頃に、垂水の商店街に有った店仕舞いした所を借りて→→リフォームして→→椅子、机、冷蔵庫などをレンタルして→→選挙事務所にしました。 (冷蔵庫は大型でした。)

 選挙事務所から徒歩四、五分の所に、崩れかかったボロ屋が有りました。 そこに、D氏を支持する老人達が集まって昔話をしていました。選挙事務所とボロ屋に、後述の『Wグループ』の婦人達が毎日きて、お茶やコーヒーを入れていました。

【駐車場の契約】
 選挙事務所の近くの有料駐車場に、十台ほど駐められるスペースを確保しました。選挙カー用と、車やバイクで応援に来られる運動員の為に必要でした。運動員は朝夕に駐めるだけだったので、日中は1台も駐めていませんでした。 近所に迷惑を掛けない為に、駐車スペースが必要なんです。

【公選はがき】
 衆議院の小選挙区に立候補すると『公選はがき』を35,500枚、国の費用で出す事が出来ます。 然し、D氏の後援会名簿はビックリする程貧弱で、二、三百人程しか記載されていませんでした。 民主党の県会議員と市会議員が、それぞれの後援会名簿を持参してくれました。

 私が、ザット名簿をチェックするとダブり(重複)が多数見つかりました。 「エキセル・データーにして、フィルター機能を使って整理したら、重複しない名簿を作れる」と私が提案したのですが、公設秘書に却下されました。

 D氏は福祉活動家でもあったので、その活動を支援する十数人の婦人達の団体(Wグループ)が有りました。公示前に、D氏の事務所で、彼女達が交代で『公選はがき』の宛名を手当たり次第に手書きしました。 Wグループのメンバーはボランティアでした。 (宛名書きの人を有償で雇う事は法律で禁止されています。)

 連合から派遣されていた郵便局の職員と私の二人で、『公選はがき』を真夜中に中央郵便局に持ち込んで『郵便物区分機』に投入して、配達地域毎に纏めました。 翌日、Wグループの婦人達がダブり(重複)をチェックして、規定の枚数『35,500枚』に絞り込みました。

【仮設電話】
 公示前に、地元事務所に電話を数台仮設していました。Wグループの婦人達が交代で、電話を掛けました。 (電話を掛けの運動員を有償で雇う事も法律で禁止されています。)

【告示後の選挙運動】
 告示された日の早朝に、東京駐在の公設秘書・二人(男性と女性)と連合から責任者(T氏)が選挙事務所の方にきました。連合のT氏は『中々の人物』でしたが、公設秘書の二人は高飛車で選挙運動は全くの素人でした。 連合から、その日の仕事に適した人材を毎日沢山派遣されてきました。毎朝、T氏が各自に仕事を振り分けました。 私にも具体的な指示を出してくれました。

 東京から来た公設秘書・二人は選挙に関する知識と経験が殆ど無い様に見受けられました。二人で選挙を仕切ろうとして→→T氏の指示に異を唱えるだけで→→自分達は何もしませんでした。 二日目に、T氏の堪忍袋の緒が切れて→→「東京に帰れ!」と言われたのですが→→投票日まで事務所でお茶を飲んでいました。

【昼食、休憩】
 12時前後になると、運動員は『てんでんばらばら』に選挙事務所に帰ってきて、Wグループの婦人達が準備した弁当とお茶を頂きました。事務所が狭かったので、急いで食べて席を譲る必要が有りました。 選挙運動は肉体労働ですから、お腹が空きます。弁当を2個貰う人もいました。 

 8月の選挙だったので、時々選挙事務所に帰って→→お茶やコーヒーを貰いました。冷蔵庫は大型でしたが、冷やしたお茶やコーヒーも買っていた様でした。「飛ぶようにはける」のでした。

【選挙カーとウグイス嬢】
 D氏の親戚にレンタカーの会社に勤務されている方がいたので、古びた選挙カーを一台借り、専属の運転手を一人雇いました。そして、ウグイス嬢も一人雇いました。 一日・12時間以上の激務になりますが、法律で日当は15,000円以下と規定されています。 (多分、15,000円以上支払ったのでは?と思いました。とても、法定料金では雇えません! 黒い金が必要になるのです!)

【選挙ポスター】
 選挙が始まった第一日目は、大忙しです。 先ず、『候補者ポスター掲示板』に、手分けしてポスターを貼る必要が有ります。 連合から派遣された運動員の一部が、自家用車やバイクを持参していて、彼らが短時間に全ての掲示板に貼りました。 (この仕事専用に人を雇うのも法律で禁止されています。 ポスター貼り、選挙期間中のチェック、貼り替えを代行する会社が有ります。)

 選挙期間中、ポスターをチェックする必要が有ります。私がチェックを担当した掲示板では、ポスターに悪質な落書きが有ったり、ポスターが剥がされました。その都度、新しいポスターに貼り替えました。

 県会議員と市会議員が、一戸建てに住む後援会のメンバーから、壁やフェンスにポスターを貼る許可を取り付けてくれました。 地元事務所の公設秘書と私の二人で、ポスター貼りに回ったのですが、二軒に一軒は、奥さんが「近所の公明党の奥さんが煩いので、勘弁して欲しい」と言われたので、貼れませんでした。 (勿論、我が家のフェンスにもポスターを貼りました。)

【ポスティング】
 連合から派遣されたT氏が、数量に限りの有るチラシを投函する場所を決めました。T氏は若い住人が多いい地域を知っていて、そんな地域の一戸建や集合住宅にポスティングする様に指示しました。 私は、乗用車持参で連合から派遣された方とチームを組んでポスティングしました。近くまで車で行って、徒歩でポスティングしたのです。

 連合から郵便局の配達員が派遣されていました。彼らはバイク持参で、バイクを活用してポスティングするのです。その手際の良さには感服しました。 自民党がボランティアの配達員を確保するのは難しいと思います。

(余談 :S氏の運動員) 私は街頭演説の場所を確保する担当もやりました。横取りされない様に、演説が始まるまで、その場に留まるのが仕事でした。 共産党の運動員(C氏)と顔見知りになって、雑談する様になりました。暫くして、自民党の運動員(L氏)、C氏と私の3人で雑談する様になりました。

 L氏は、40歳をゆうに超えている様に見えました。「S候補の大学の後輩で、大学院生です」、「夏休みなのでボランティアで先輩を応援している」と言いました。C氏が、「大学院生にしては年を取り過ぎている」・・・色々、L氏に質問しました。それ以来、L氏は私とC氏に近づきませんでした。 L氏は法律違反の、金で雇われた運動員か?、統一教会から派遣された運動員か?だと思われます。

(余談) 天気の良い日に、10階建て程の公立の真新しい集合住宅でポスティングした時の話しです。 木陰のベンチで老人達が10人ほどで会話を楽しんでいました。 呼び止められて、彼らと雑談しました。彼らはエレベーターの無い五階建ての集合住宅に住んでいたそうです。老朽化していたのと、構造上エレベーターを設けるのが難しかったので→→別の場所に10階建てを建てて→→2棟ほど解体して→→エレベーター付きを新築して→→2棟ほど解体して・・・団地全体を建て替える計画を進めていたのです。

 老人達は、「こんな快適な住まいで一生を終えられるとは思ってもみなかった!」、「本当に有難いです!」と言われました。

【個人演説会】
 須磨区の県会議員が専門学校に通っている男性(S1氏)と女性(S2氏)を二人派遣してくれました。 D氏の個人演説会の会場設定は、地元事務所の公設秘書、S1氏、S2氏と私の四人で何時もやりました。 会場を掃除して→→折り畳み式の椅子と机を、50人分並べました。演説が終わると、四人で後片付けをしました。

 県会議員と市会議員が、周辺の後援会のメンバーに声を掛けてくれたので、何時も満席になり、立って聞く方もおられました。

 菅直人氏が応援に来ました。数百人は入れる会場を確保して、会場設定をする事になりました。当日、連合から沢山運動員が派遣され、皆さん手慣れていて短時間で椅子を並べました。私は邪魔になりそうだったので、傍観しました。

【マニュフェスト配り】
 選挙期間に入った頃は、マニュフェストやチラシを受け取ってくれる方は少なかったのですが→→段々多くなってきて→→「私にも一部下さい」と言ってくれる方が増えて来ました。党本部から多量に送られてきていた→→(山積みされていた)マニュフェストの残りが少なくなって→→希望者だけに渡す事になりました。

 マニュフェストやチラシは全国的に不足して→→重版を繰り返した様でした。 私は連日、マニュフェストを配っていました。 自民党のマニュフェストを希望される方は、少なかったので、「民主党が圧勝するのでは!?」と思う様になりました。

(余談 :選挙予想) 週刊現代だったと記憶するのですが、「民主党が大勝する」と予想しました。私は一冊買って来て、選挙事務所で「政権交代になる!」と話しましたが、連合から派遣されていたT氏も信じてくれませんでした。

(余談 :婦人の意見) 私が街頭演説の場所取りをしていた時、共産党の運動員と雑談していました。 如何にも裕福な家の奥さんと思える婦人が近づいて来て、「政権交代を希望していますが、鳩山由紀夫氏の目は異常だから、鳩山氏が総理大臣になったら日本は大変な事になりますよ!」と仰いました。 その通りになってしまいました!

(後日談) 私は、2カ月間ほどD氏の選挙運動をしました。公示前にはD氏と色々話しました。政治的な話題を出しても→→無視して→→別の話をされました。「D氏は政治家には全く向いていない方で、単なる市民運動家だ!」、「(岸田文雄氏と同様に)特にやりたい事が無い方だ!」と思いました。

 選挙後にD氏は日韓問題について種々発言して→→問題になり→→2011年3月に民主党を離党しました。 私は、D氏を尊敬していなかったので、選挙後・地元事務所に一回も顔を出しませんでした。

政党、派閥と国会議員の収入

2024-02-10 10:47:52 | 政治
【はじめに】
 自民党は、お金の問題で右往左往しています。「政治には金が必要なんだ!」とよく言われます。確かに、今までの「政治のやり方」や「選挙のやり方」を続ける限り→→自民党、派閥そして自民党の議員には、多額の金が必要になると思います。「ドンナ金が必要なのか?」については、後日・私の考えを書きます。

 今回は、「政党、派閥そして議員に入る金」について私の考えを書きます。

・・・ 政治と金に関する投稿 ・・・
① 政治家が黒い金を集める昔の仕組み :投稿日=24年1月13日
② 政治と黒い金の作り方       :投稿日=24年1月20日

●●● 政党の収入 ●●●
【政党の収入❶ :政党助成金】
 1994年(細川内閣の時)に政党助成法が制定され、95年から政党交付金(政党助成金)が各政党に支給される様になりました。 支給開始から30年ほど経過しますが、『人口✕250円』のルールは変更されていません。

 95年から税金を使って、巨額の金を急に政党に支給される様になりましたが、「皆さんは奇異に思われたのでは?」と想像しました。 私は、「企業から黒い金が入って来なくなって、自民党は窮乏してきたのだろう! 日本の政治は清白になる!」と喜びました。(私が期待していたほど清白にはなりませんでした!)

 政党交付金は、『政党交付金使途等報告書』の提出が義務付けられており、違反した場合の罰則規定も有ります。

・・・ 政党助成金の支給額の算定式 ・・・
 政党助成金の総額は『人口✕250円』で計算されます。 2023年の人口は124,240,000人ですから、政党助成金の総額は3,1060,000,000円(≒310億円)です。

❶ 『総額の1/2を国会議員数で割った額』✕『各政党の議員数』の金額
❷ 『総額の1/2を総得票数で割った額』✕『各政党の得票数』の金額
   ❶と❷の合計が各政党に支給されます。

《 2021年の各党への政党助成金 》 ・・・出典:ウイキペディア『政党交付金』、億円で四捨五入しています。
★ 自民党≒229億円
★ 公明党≒16億円
★ 維新≒12億円
★ 立憲≒12億円
★ 国民≒10億円
★ 社民≒2億円
★ 参政党≒1.9億円
★ れいわ≒0.4億円 (22年は6.2億円)
★ N党≒0.03億円
(注記) 共産党は受け取っていません。

《 政党助成金が得られる要件 》
❶ 国会議員が5人以上
❷ 国会議員が1人以上いて、(A)か(B)の条件を満たす政党に支給されます。
(A) 前回の衆議院議員総選挙の小選挙区選挙もしくは比例代表選挙得票率が2%以上
(B) 前々回の参議院議員通常選挙の選挙区選挙もしくは比例代表選挙で得票率が2%以上

(注記) どの会派にも入らない無所属の議員は、 政党助成金の恩恵を受けることが出来ません。

【政党の収入❷ :党員が支払う会費】
 自民党、公明党、共産党は、党員数が多いいので、会費による収入は億円単位になっています。 2020年に結党した『参政党』の党員・党友数が10万人と公表されており、年会費が『48,000円』となっているので、自民党と同額の会費収入があるのかも知れません。

 私は、「自民党の国会議員と地方議員には党員を集める厳しいノルマが課せられている様なので、議員達が『黒い金』で会費の一部を代払いしているのでは?」と疑っています。 地元の会員の『代払い』は『買収罪』になります。

・・・ 各政党の党員数と会費 ・・・ 2022年
★ 自民党 :1,122,664人 ;会費=4,000円/年、二人目以降=2,000円/年
★ 公明党 : 450,000人 ;会費=3,000円/年、二人目以降=2,000円/年
★ 共産党 : 260,000人 ;会費=会員の実収入の1%
★ 日本維新の会 : 39,914人 ;会費=2,000円/年
★ 国民民主党 :36,682人(2023年) ;党員会費=4,000円/年、サポーター=2,000円/年
★ 立憲民主党 :100,267人(2021年) ;党員会費=4,000円/年、協力党員=2,000円/年
★ 参政党 : 100,000人 ;会費=48,000円/年 ・・・参議院議員が1名
★ 社会民主党 : 7,400人 ;会費=12,000~24,000円/年 ・・・年齢によって異なる。
★ れいわ新選組 :?人 ・・・国会議員(8人)のみ会員? 会費は無し?

【政党の収入❸ :献金(寄付金)】
 自民党(国民政治協会)には、今でも医師会や企業団体から多額の金が献金(寄付)されています。2022年の献金総額は『24.5億円』も有りました。

 労働組合からも野党や野党の政治家に献金していると想像しますが、その額は小さく、詳細は私には分かりません。 (2022年4月に週刊文春が「トヨタ系労働組合が国民民主党の議員に献金した」と報じた事が有りました。)

 献金は政治資金規正法の第22条で「預金又は貯金の口座への振込み」に限ると明記されています。
第二十二条の六の二 : 何人も、政治資金団体の預金又は貯金の口座への振込みによることなく、政治資金団体に対して寄附をしてはならない。ただし、その金額が千円以下の寄附及び不動産の譲渡又は貸付け(地上権の設定を含む。)による寄附については、この限りでない。

・・・ 政治資金規正法 第五章 ・・・
★ 献金者の氏名 :5万円以上の場合は献金者の氏名を収支報告書に記載する義務が有ります。
★ 個人 :2,000万円以下
★ 会社 :資本金が50億円以上の場合は3,000万円以下 
★ 労働組合等 :組合員が10万人以上の場合は3,000万円以下 

《御参考 :政治資金パーティー》 政治資金規正法の「第二十二条の八~九」に政治資金パーティーについての規定が有ります。パーティー券の購入は献金の一種だと思われますが、現金で購入しても良く、20万円未満なら券の購入者の氏名(会社名)を収支報告書に記載する必要が無い事になっています。

【政党の収入❹ :新聞等の販売収益】
 新聞を発行している政党は、公明党と共産党だけの様です。両党は新聞でかなりの利益を得ている様です。 自民党は週刊『自由民主』を発行していますが、利益を得ているか?疑問です。

★ 公明新聞 :発行部数≒80万部、 月≒1,887円、1部= 71円
★ しんぶん赤旗 :発行部数≒20万部(日曜版≒80万部)、 月≒3,497円、日曜版=930円

(御参考 創価学会の新聞など) :公明党とは別に、創価学会が聖教新聞社から新聞を発行しています。発行部数≒550万部、月≒1,934円(朝刊のみ) ・・・聖教新聞社は書籍も出版しています。
 創価学会は、書籍や月刊誌「潮」を出版する(株)潮出版社も運営しています。 他に(株)第三文明から月刊誌も発行しています。

【政党の収入❺ :闇献金や賄賂】
 昔、巨額の『黒い金』が飛び交っていた時でも、政党に闇献金する個人や企業は無かったと思います。 (闇献金や賄賂は、派閥の長や議員に直接渡してこそ、効果が有ります。)

●●● 派閥の収入 ●●●
【派閥の収入 :表と裏の収入】
 日本には昔から沢山・業界団体が有ります。昔は、金(かね)を沢山集められる業界団体が、それぞれ、派閥に『表の献金』をしていました。 例えば、(私の記憶では、)日本鉄鋼連盟は清和政策研究会(旧・安倍派)に定期的に献金していました。 その一部は、黒い金として使われた可能性が有ります。

 巨額の受注が見込める官庁案件では、企業が有力な派閥の長や幹部に『黒い献金』をしていたのです。その典型例が、目白御殿に『1億円』入りの紙袋を持参したと言う伝説です。

 現在は悪い習慣が殆ど無くなったので、派閥がパーティーを開いて、細々と金を集めているのです。キックバックと収支報告書への不記載さえなければ、パーティーは違法では有りません。

●●● 国会議員の収入 ●●●
【国会議員の収入① :国から支払われる金】
 国会議員に直接支払われる金は、1947年に施行された『国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律(歳費法)』に規定されています。

 サラリーマンの所得に相当するのは、下記の❶、❷、❹の合計です。年間・国会が200日開催されるとして、❹議会雑費は最高でも「120万円」ですから、国会議員の年収は「2,308万円」しか有りません。大企業の重役さんよりもズット少ないと私は思います。

 人口密度の小さい(選挙区の広い)地域では、自民党の政治家は私設秘書を雇って、複数の地元事務所を運営していますから、国民の多くが想像している様な「豊かな暮らし」は出来ていないと想像します。

・・・ 直接議員に支払われる金 ・・・
❶ 給与(歳費) :1,294,000円✕12ヶ月=15,528,000円 ・・・税金が取られます。
  注記:両院の議長には26,040,000円/年、副議長には19,008,000円/年支給されます。
❷ 期末手当 :6,350,000円 ・・・6月と12月に分けて支給されます。 ・・・税金が取られます。
❸ 調査研究広報滞在費 :1,000,000円✕12ヶ月=12,000,000円 ・・・無税です。
  注記:昔は『文書通信費(文通費)』と呼ばれていました。
❹ 議会雑費 :各議院の役員は、国会開会中に日額最高6,000円支給されます。

(注記) 一部の議員を除いて、地元に帰るために「JRの無料パス」と「航空券のクーポン券」が支給されます。「JRの無料パス」でグリーン車に乗れます。

・・・ 間接的に支払われる金 ・・・
▲ 公設秘書費 :秘書本人に直接支払われます。
▲ 立法事務費 :650,000円✕12ヶ月=7,800,000円 ・・・会派を通じて支払われます。
▲ 政党助成金 :各政党に支払われます。

《御参考 :税金を支払わなくて良い国会議員の収入》
① 調査研究広報滞在費
② 立法事務費
⑤ 政治団体への寄附金 ・・・政治家が代表者になっている政治団体への寄付金

《御参考 :公設秘書の歴史》
 1890年に貴族院と衆議院が出来ました。初期の頃は貧乏な議員はいなかったので、秘書の賃金は議員が工面したと思われます。

 戦後は「貧乏人でも国会議員になれる様にすべきだ」と言う考え方が採用されて、1947年に議員が国費で『事務補助員』を一人雇える様になり→→63年に二人→→93年に三人まで雇える様になりました。

・・・ 公設秘書の歴史 ・・・
★ 1947年 :事務補助員・1人
★ 1948年 :名称変更→→『秘書』
★ 1963年 :2人 ・・・第一秘書、第二秘書
★ 1993年 :政策秘書を追加

(私見) 法律で「公設秘書の給与を議員がピンハネする事」と「公設秘書が政党に献金する事」は禁止すべきです。 給与に見合う働きを期待します。 給与が多過ぎると議員が考えるのなら、法律を改正して減らすべきで、ピンハネすべきでは有りません!

(注記 :政策活動費) 以前、問題になった政策活動費(旧・政策調査費)は、「地方自治法で地方自治体が、その議員に支払って良い」とした金です。金は地方自治体が出します。 (国会議員に支払われる金では有りません。)

 東京都は年間『720万円』、大阪府は『600万円』・・・八王子市『72万円』・・・金額は自治が決めています。 問題は、領収書の提出の義務を課していない自治が存在している事です。地方自治法に、「自治体は領収書の提出を義務付け、内容をチェックして、不適切な支出には『倍返し』させる事」と明記すれば地方議員は覚醒するでしょう!

【国会議員の収入② :個人的に得た収入】
 国会議員が民間企業の役員や社員になる事は禁止されていません。 下に示す①~④の収入が有る場合は、所属議会の議長に毎年報告書を提出する事になっています。

 非常に稀なケースだと思いますが、鳩山由紀夫氏と邦夫氏は、母親から毎月1,500万円も送金して貰っていた様です。

・・・ 資産等補充報告書に記載すべき収入 ・・・
① 副業/兼業の収入
② 親族からの送金
③ パーティー等の寄附金
④ テレビ出演や講演で得た所得 :収入を政治活動に使用した場合は無税になります。

【国会議員の収入③ :闇献金や賄賂】
 三十数年前までは、派閥の長や幹部に多額の闇献金や賄賂が渡されていました。国会議員と地方自治体の首長達も毎年受けとっていました。

 1995年に政党助成金が政党に支給される様になって、派閥や議員に渡される『黒い金』は急激に減少したと想像します。 然し、族議員が暗躍する分野が残っているので、『黒い金』は今でも流れていると思います。

(余談 :秋本真利氏) 昨年(23年)9月に受託収賄罪と詐欺罪で、『秋本真利(まさとし)衆議院議員』が逮捕されたました。 『黒い金』を欲しがる議員を根絶する事は不可能なんです!

 秋本真利氏はまだ議員を続けています! 給与(歳費)などを、まだ貰っているのでしょうか?! (ちなみに、秋本真利氏は法政大学法学部卒です。法学部で何の勉強をしたのでしょうか?)

・・・ 政治資金収支報告書に記載しない議員の黒い収入 ・・・
❶ 闇献金や賄賂
❷ 餅代や氷代 :派閥から所属議員に夏と冬に渡した金で、近年は年100~200万円程だった様です。収支報告書に記載し無かった議員がいました。 ・・・2024年1月23日に岸田総裁は廃止する考えを公表しました。
❸ 官邸機密費 :歴代の内閣官房長官が金庫から出して、現金を年間『10億円』ほども配ってきたそうです。与党だけで無く、野党の議員にも渡したと言われています。
❹ 政治パーティーのキックバック金

キックバック事件

2023-12-16 09:50:25 | 政治
【はじめに】
 来年(2024年)、衆議院選挙が行われます。 公職選挙法の『第百四十二条の五』に、選挙期間中に電子メールを使って「〇✕候補者は落選させましょう!」といった運動をしても良い事になっています。

 「文書図画」が許容されていますので、漫画の得意な方が頑張って、キックバック報道で言語道断と思った候補者を揶揄する漫画を作って配信したら効果が有ると予想します。

 キックバック事件が連日報じられる様になっているのに、西村康稔氏は『架空パーティ』を開催して→→1回数百万も儲けた様です。こんな『厚顔無恥』な人間は国会から追放すべきです! 落選キャンペーンをやりませんか!

【大山鳴動して鼠一匹】
 マスコミはパーティー券問題を面白可笑しく報道して、お金を稼いでいます。 国民は、特捜部を『正義の味方』と見ている様です。 国民の多くは、「キックバックで得た金が買収など、不法に使われた→→特捜部が実態を暴いて→→悪徳議員達を罰してくれる」と期待していると想像します。

 誰の目でも、収支報告書に記載し無かった金が良からぬ事に使用されたのは明らかです。 然し、傍証だけでは訴追出来ませんから、特捜部は『脱税』を主眼に捜査/追及すると私は予想しています。

 『脱税』だったら、正規の税金に追徴金と罰金を上乗せした金を税務署に支払えばよいだけで、逮捕される事は滅多に有りません。金額が『1億円』を超えると逮捕される可能性が有る様です。

 収支報告書不記載の証拠を突き付けられた議員達は、アッサリと『脱税』を認めると予想します。脱税の時効は『7年』ですが、7年間に『1億円』以上のキックバックを受け取った議員は、多分、一人か二人です。 結局、『大山鳴動して鼠一匹』→→特捜部はシャンシャンと手締めして→→一件落着にしそうに思います。

 特捜部の検事達は難しい試験に合格した、頭脳明晰な役人です。 政治資金規正法は「泥棒が泥棒を取り締まる法律を作ったに等しい」とコメントされた方がいました。検事達も同意見だと推察します。現在の政治資金規正法では、不埒な議員達に罰金を科すくらいしか出来ません。 「チョット懲らしめてやる必要が有る」と考えて、特捜部は捜査対象になる議員の実名を新聞記者にリークしているのでは?と私は疑っています。

 堀江貴文氏は、「重箱の隅を突いている感じはするよね」と特捜部を批判しました。堀江氏は3点間違っていると私は思います。

間違い点❶ :12月9日に投稿した『パーティー券問題』に書いた様に、昔は毎年『兆円単位の黒い金』が流れていました。93年に公設秘書が三人に増やされ→→94年から政党助成金が出る様になり→→黒い金の流れは段々と減りました。国民の多くが、黒い金に『嫌悪感』を持つ様になって来ました。堀江氏は、『ガラス張りの政治』を要求する庶民感覚を理解出来ていないのだと私は思います。

間違い点❷ : 本来、政治家が黒い金を良からぬ事に使うのは重罪にすべきです。然し、現在の政治資金規正法では、キックバックで得た黒い金が追及されても微罪ですむ様に工夫されています。 マスコミ各社が連日報道するので、特捜部は微罪にしかならない事を承知で、議員達にお灸をすえて、国民に「政治資金規正法はザル法だから改正が必要ですよ!」と問題提起しているのだと思います。

間違い点❸ :派の事務総長(議員)などが、「キックバックした金を収支報告書に記載せずに、裏金にする様に指示していた」と言う証拠が出て来たら、(ドンナ罪になるのか?分かりませんが)事務総長を訴追出来ると報じられています。

(豆知識 :公設秘書制度の歴史) 1947年に公費で議員に『事務補助員』を一人→→48年に名称を『秘書』と変更→→63年に『秘書』を二人に変更→→93年に三人に変更しました。

【内閣改造】
 12月12日に「岸田派もパーティー券収入を誤魔化している」と言う報道が流れました。一方、岸田総理は内閣改造と自民党の人事を一新したい考えの様でした。然し、14日の内閣改造では、安倍派の抵抗で安倍派議員の一掃は出来ませんでした。

 岸田氏は、岸田派の中で誰が収支報告書不記載の罪に問われそうか?把握していると想像します。 他派閥の議員についての情報を入手するのは難しいですから、人選に苦慮したでしょうね! 新たに入閣させた大臣や副大臣等が直ぐに、特捜部の事情聴取を受けたら任命責任が問われます。

 今まで、岸田氏は安倍派の有力議員を大臣や党の重要ポストにつけて、安倍派の強力な支援を受けて来ました。安倍派を排除して、支援を受けられ無くなってしまいましたが、今後・政権を維持出来るのでしょうか? 一方、各社の世論調査の結果は悪くなる一方です。岸田内閣はレームダック(死に体)になってしまいそうです。

【何人の議員が特捜部に呼ばれるか?】
 現時点でマスコミが報道した、「キックバックで得た金を収支報告書に記載していなかった」と疑われている政治家を巻末に記載しておきます。

 多分、情報源は特捜部だと思われるので、これらの政治家は特捜部の事情聴取を受けるでしょう。「他に何人捜査対象になるのか?」興味深いですね!

【次回選挙で落選するか?】
 収支報告書不記載で脱税を認めた議員達の多くは、次回の選挙に立候補すると思われますが、「その内、何人が落選するか?」興味深いです!

 疑惑のベテラン議員の多くは当選すると予想します。 衆議院の満期は来年の10月ですから、それまでに選挙が有るでしょう! 『人の噂も七十五日』と言いますが、国民の多くは怒っていますから、1年ぐらいでは忘れ無いと思われます。自民党は大幅に議席を失うのでは?!

★ 衆議院の満期 :2024年10月30日
★ 次回参衆議院の選挙 :2025年7月

【安倍派、二階派及び岸田派】
 現在、自民党には6派閥が有りますが、収支報告書に不記載が有ったと疑われているのは、安倍派、二階派及び岸田派だけです。

 今回の内閣改造と自民党人事移動で安倍派の有力議員達は、要職から外れましたから、安倍派内で権力闘争をする時間的余裕が出来ました。私は、「安倍派は二つか三つに分裂する」と予想しています。 麻生太郎氏は83歳ですから、近年中に誰か(甘利明氏・74歳?、河野太郎氏・60歳?、・・・?)に派閥を譲ると予想しています。二、三年後には自民党の勢力図は大きく変わると予想しています。

・・・ 自民党の派閥 ・・・ 出典:ウイキペディア『自由民主党の派閥』
安倍派 :衆議院議員=59人、参議院議員=40人
二階派 :衆議院議員=32人、参議院議員=9人
麻生派 :衆議院議員=41人、参議院議員=15人
茂木派 :衆議院議員=32人、参議院議員=21人
岸田派 :衆議院議員=33人、参議院議員=13人
森山派 :衆議院議員=7人、 参議院議員=1人
無派閥 :衆議院議員=58人、参議院議員=20人

【脱税罪か?収支報告書不記載罪か?】
 特捜部に言い逃れの出来ない証拠を突き付けられたら、多くの議員達は「個人的な飲み食いに使いました」と言って、脱税を認めると想像します。脱税の最高刑は懲役刑ですが、7年間で1億円未満だったら、罰金刑が科せられるだけだと思われます。罰金刑だと公民権は停止しませんから、議員を辞職する必要は無く、次回の選挙に立候補出来ます。

 ベテランの議員達は、7年間でキックバックが1億円未満になるように調整してパーティー券を企業に買って貰ったと想像します。池田佳隆衆議院議員は5年間で『1億円近い金』を受け取ったのでは?と言う報道が有りましたが、ベテラン議員が誰も彼にアドレスし無かったのでしょうか? 池田氏の人格に問題が有るのでしょうか?

 政治資金規正法は、「7年間で1億円未満だったら、微罪ですむ事にしておけば、特捜部が動かない」と与野党の議員達が考えて作った法律だと思います。

(豆知識 :脱税罪) 脱税は、時効が7年で「10年以下の懲役」、「1,000万円以下の罰金」、又は「両方」が科せられます。

(豆知識 :公民権停止) 公職選挙法・第11条に公民権停止要件が規定されており、禁固刑以上の判決がでたら、選挙権及び被選挙権が剥奪されます。

(豆知識 :刑の重さの順番) 死刑→懲役刑→禁固刑→罰金刑→拘留→科料→没収

【特捜部】
 検察庁の東京、大阪、名古屋の地方検察庁に特別捜査部(特捜部)が有ります。キックバック事件は、東京特捜部に全国から検事を沢山集めて捜査している様です。

★ 東京特捜部 :検事40名
★ 大阪特捜部 :検事13名
★ 名古屋特捜部 :検事?名

【収支報告書不記載を疑われている議員】
 特捜部が動かざるを得なくしたのは、安倍派の座長の衆議院議員・塩谷立氏が先月(11月)30日に「(キックバックが)あったことは有ったと思う」と口を滑らせた事件です。塩谷氏は事の重大さに気付いて→→直ぐに発言を取り消しましたが→→『時すでに遅し』でした!

 今までに実名が報道されているのは、以下の13人です。 何故か?全て安倍派の議員です。

★ 松野博一 :安倍派 衆 61歳 千葉3区 当選8回
★ 西村康稔 :安倍派 衆 61歳 兵庫9区 当選7回 養父が衆議院議員
★ 高木毅   :安倍派 衆 67歳 福井2区 当選8回  二世議員
★ 塩谷立  :安倍派 衆 73歳 比例東海 当選8回  二世議員
★ 谷川弥一 :安倍派 衆 82歳 長崎3区 当選7回
★ 橋本聖子 :安倍派 参 59歳 比例区  当選5回 大叔父と義兄が衆議院議員
★ 萩生田光一 :安倍派 衆 60歳 東京24区 当選6回
★ 世耕弘成 :安倍派 参 61歳 和歌山  当選5回 妻、祖父、伯父が国会議員
★ 大野泰正 :安倍派 参 64歳 岐阜    当選2回 父、母、 祖父が国会議員
★ 池田佳隆 :安倍派 衆 57歳 比例東海 当選4回 元日本青年会議所会頭
★ 宮澤博行 :安倍派 衆 48歳 比例東海 当選4回 ・・・3年間で140万円
★ 堀井学  :安倍派 衆 51歳 比例北海道 当選4回 ・・・1,200万円
★ 鈴木淳司 :安倍派 衆 65歳 愛知7区 当選6回 ・・・5年間で60万円

★ ? :二階派
★ ? :岸田派




期待外れの内閣改造

2023-09-23 09:32:14 | 政治
【はじめに】
 「岸田総理は支持率アップだけを目論んでいますから、起死回生の内閣改造を断行するのでは?」と国民は期待していたと思います。 「色々他派からの圧力が加わって当初考えていた様なメンバーは揃えられ無かったが、閣僚に女性を5人も入れたのだから、支持率はアップするだろう!」と岸田総理は期待していた様に思います。

 結局、国民の期待も、岸田総理の期待も外れた内閣改造になってしまいました。

【結論 :私が総理大臣だったら!】
 私が総理大臣だったら、憲法 第68条と内閣法の規定の範囲内で、従来に無い内閣改造を断行します。

 内閣改造をしようとしたら、各派閥のトップは必ず暗躍しますから→→そうさせ無い為に→→事前に予告しないで/突然、閣議を開いて→→辞表にサインさせ→→サインしない大臣は→→『罷免』します。 地元に帰っている等の理由で、突然の閣議に参加出来無い大臣がいても、閣議は開催出来ます。

 事前に用意していた閣僚名簿に従って→→その日の内に、新閣僚予定者に電話して→→了解が得られたら→→閣僚名簿を公表します。 (兎に角、派閥の暗躍を抑えるの事が重要です。)

 女性を登用したいのなら→→太田房江参議院議員(元大阪府知事)と高橋はるみ参議院議員(元北海道知事)を行政大臣(各省の大臣)に就任させます。 改造内閣の5人の女性大臣の内、行政大臣は上川陽子外務大臣だけで、残り4人は特命大臣でした。岸田総理の本気度無しを露呈してしまいました。

 デジタル大臣には専門の知識と経験が必要です。河野太郎氏を留任させましたが、私が総理大臣だったら、嘉悦大学教授の高橋洋一氏を抜擢します。

【ドリル優子】
 「小渕優子氏の政治資金規正法違反問題は、9年も前の事だから、国民の多くは忘れているだろう」、「小渕優子氏を、党3役の一つ・選挙対策委員長に抜擢して、支持率をアップさせよう!」と岸田総理は考えてのでは?と思います。然し、各社の世論調査の結果は、横這いかダウンでした。

  2014年の小渕優子氏の問題は、政治資金規正法違反だけでなく、政治資金で高級下着や化粧品を買う『みみっちい政治家』だったと有閑マダム達に記憶されていたのです。彼女達の記憶は9年くらいでは消えてくれませんよ!

 岸田総理は、週刊文春と週刊新潮の『執拗さ』と『実力』を甘く見ていた様に思えます。この二つの週刊誌は今後、小渕優子氏だけでなく、今回入閣した大臣達のスキャンダルを取り上げるのでは?と予想します。 特に、女性議員には『脇が甘い』方が多いい様ですから、大臣を辞任せざるを得なくなるケースになるのでは?と私は心配しています。

小渕優子氏のスキャンダル :2000年、父・小渕恵三総理大臣の逝去のあと→→26歳の若さで衆議院議員に当選→→2008年、34歳で特命担当大臣に就任→→2014年、経済産業大臣に就任しましたが、週刊新潮が小渕優子氏の政治資金規正法違反を報じた為に『1カ月弱』で辞任に追い込まれました。 この時、「証拠隠滅の為にドリルでパソコンのハードディスクを破壊した?」と報じられたので→→『ドリル優子』と揶揄される様になりました。

 2014年の政治資金規正法違反事件で、小渕優子氏の秘書二人が有罪判決を受けました。なお、虚偽記載額は3億円超も有りました。 更に、有罪になった元秘書の会社に政治資金を1,200万円も流したと言う報道が有りました。

 2014年、「小渕優子氏は政治資金で高級下着、化粧品、ベビー用品、ワインなど1,500万円ほども買っていた」と報道され、『みみっちい政治家だ!』と記憶した国民が沢山いたのでは?と私は思いました。

【自見はなこ大臣】
 今回、特命大臣に任命された自見英子(はなこ)参議院議員は、2020年に橋本岳衆議院議員との不倫問題で世間を騒がせました。 橋本岳氏は離婚して、自見はなこ氏と再婚しました。

 自見はなこ氏は、「2020年の衆議院選挙で、PR用の動画作成を(株)POTETO Mediaに依頼して、代金589万円を選挙運動収支報告書に記載し無かった」と週刊新潮が報道しました。その後、この件で刑事告訴されました。 まだ、決着がついていません。

 岸田総理は「事件性が無い」と判断して、自見はなこ氏を特命大臣に任命したと思われますが、捜査機関が告訴を取り上げたら大変な事になります。

 加藤鮎子特命大臣も今月(9月)、パーティー券不正問題(政治資金規正法違反)で刑事告訴されました。

【老害の暗躍】
  岸田文雄氏は総理大臣になって、日本の為に/将来の日本の為に『○○』や『✕✕』を実現したいと言う理想を持った政治家では有りません。 総理大臣になって、「支持率を高めて、長期政権にしたい!」考えている様に見受けられますが→→何不自由無く育った三世議員ですから→→「何をやって欲しい」と庶民が期待しているのか?→→理解出来ないで→→頓珍漢な政策を掲げるのです。

 今回の内閣改造では、従来の派閥人事では無く→→国民受けの良い人選をしたいと岸田総理は考えていた様です。 然し、岸田派は46名しかいない、第4派閥です。ウルトラシーCの秘策を用いて、改造人事を行わないと、各派閥が圧力を掛けて来るのは目に見えていました。

 結局、今回の内閣改造に、二人の老人(森喜朗氏、麻生太郎氏)が暗躍して→→国民の支持が得られる内閣にする事が出来ませんでした。

 岸田総理は、閣僚に女性を5人抜擢しするのが精一杯だったのです。それも、4人は権限が少ない特命大臣でした。 こんな状態で、支持率がアップする分けが有りません。

★ 森喜朗氏 :1937年7月14日生まれ(86歳)、総理大臣;2000年4月5日 - 2001年4月26日、2012年衆議院議員引退

★ 麻生太郎氏 :1940年9月20日生まれ(83歳)、総理大臣;2008年9月24日 - 2009年9月16日

【ご参考 :国会の勢力地図】
 現在、自民党と公明党の与党は両院ともに過半数の議席を保持しているので、予算も法律の制定/改正も思い通りに出来ます。(憲法改正は、両院ともに『1/3』を超えていないので、野党の一部の協力を得ない限り出来ません。)

 日本の政治家は、派閥で動きます。特に自民党は顕著です。安倍派に所属する国会議員の数は、ダントツの一位です。安倍派(森喜朗氏)を敵に回したら、内閣総理大臣を続けられません。

・・・ 与党の勢力 ・・・
★ 衆議院 :定数=465人、 自民党=261人、公明党=32人 ・・・与党=293人(63%)
★ 参議院 :定数=248人、 自民党=117人、公明党=27人 ・・・与党=144人(58%)

・・・ 自民党の派閥 ・・・ 2023年5月時点
★ 自民党の国会議員 :378人
★ 安倍派 :100人 (26%)
★ 麻生派 :55人 (15%)
★ 茂木派 :54人 (14%)
★ 岸田派 :46人 (12%)
★ 二階派 :42人 (11%)
★ 森山派 : 8人 (2%)
★ その他 :73人  (19%)


◎◎◎◎ 付録:自由民主党の女性議員 ◎◎◎◎
 日本の人口性比は、女性:男性=100 : 95.8で、女性の方が多いいですが、女性の国会議員は少ないですね! 近年、肉体労働の職場でも、女性が活躍する様になって来ています。国会議員は知的職業ですから、女性向きの職業だと言えます。

 地方自治体の女性議員が増えて→→女性国会議員が増えて→→女性議員の割合が『30%』を超えたら→→日本の政治は大幅に改善されるのでは?と考えています。

 現状で総理大臣になるためには、イギリスのサッチャーやドイツのメルケルの様な『鉄の女』でないと無理だと思います。 私は、『女性らしい女性』が日本の総理大臣になるのを夢見ています。

衆議院議員 :自民党の衆議院議員=261人、 その内女性=21人(8.0%)
参議院議員 :自民党の参議院議員=118人、 その内女性=24人(20.3%)
両院の議員=379人、 その内女性=45人(11.9%)
23年9月に発足した第2次岸田改造内閣の閣僚=20人、 その内女性=5人(25%)

(参考にした資料と注記) 『自民党 国会議員検索』で女性議員だけを抽出して、当選回数の多いい順に並べました。 自民党は、他党の候補で当選した回数はカウントして無かったのですが、私は加算しました。 生年月日は和暦表記でしたが、西暦に直しています。 年齢は私が『2023年9月22日』現在として計算しました。

・・・ 自由民主党の女性衆議院議員 ・・・ 男女=261人
★ 野田聖子 :当選回数=10回、 63歳(1960年09月03日)
★ 高市早苗 :当選回数=9回、 62歳(1961年03月07日) ・・・特命大臣
★ 小渕優子 :当選回数=8回、 49歳(1973年12月11日)  ・・・自由民主党選挙対策委員長
★ 土屋品子 :当選回数=8回、 71歳(1952年02月09日) ・・・復興大臣
★ 上川陽子 :当選回数=7回、 70歳(1953年03月01日) ・・・外務大臣
★ 松島みどり :当選回数=7回、 67歳(1956年07月15日)
★ あべ俊子 :当選回数=6回、 64歳(1959年05月19日)
★ 稲田朋美 :当選回数=6回、 64歳(1959年02月20日)
★ 永岡桂子 :当選回数=6回、 69歳(1953年12月08日)
★ 鈴木貴子 :当選回数=4回、 37歳(1986年01月05日)
★ 堀内詔子 :当選回数=4回、 57歳(1965年10月28日)
★ 牧島かれん :当選回数=4回、 46歳(1976年11月01日)
★ 山田美樹 :当選回数=4回、 49歳(1974年03月15日)
★ 尾身朝子 :当選回数=3回、 62歳(1961年04月26日)
★ 加藤鮎子 :当選回数=3回、 44歳(1979年04月19日) ・・・特命大臣
★ 杉田水脈 :当選回数=3回、 56歳(1967年04月22日)
★ 中川郁子 :当選回数=3回、 64歳(1958年12月22日)
★ 国光あやの :当選回数=2回、 44歳(1979年03月20日)
★ 英利アルフィヤ :当選回数=1回、 34歳(1988年10月16日)
★ 島尻安伊子 :当選回数=1回(参2回)、 58歳(1965年03月04日)
★ 高階恵美子 :当選回数=1回(参2回)、 59歳(1963年12月21日)

・・・ 自由民主党の女性参議院議員 ・・・ 男女=118
★ 山東昭子  :当選回数=8回(R1)、 81歳(1942年05月11日)
★ 橋本聖子  :当選回数=5回(R1)、 58歳(1964年10月5日)
★ 有村治子  :当選回数=4回(R1)、 53歳(1970年09月21日)
★ 山谷えり子 :当選回数=4回(衆1回)、 73歳(1950年09月19日)
★ 猪口邦子  :当選回数=3回(衆1回)、 71歳(1952年05月03日)
★ 上野通子  :当選回数=3回、  65歳(1958年04月21日)
★ 片山さつき :当選回数=3回(衆1回)、 64歳(1959年05月09日)
★ 丸川珠代  :当選回数=3回(R1)、 52歳(1971年01月19日)
★ 三原じゅん子 :当選回数=3回、   59歳(1964年09月13日)
★ 森まさこ   :当選回数=3回(R1)、 59歳(1964年08月22日)
★ 今井絵理子 :当選回数=2回、  40歳(1983年09月22日)
★ 太田房江  :当選回数=2回(R1)、 72歳(1951年06月26日)・・・元大阪府知事(00年~08年)
★ 小野田紀美 :当選回数=2回、 41歳(1982年12月07日)
★ 自見はなこ :当選回数=2回、 47歳(1976年02月15日) ・・・特命大臣
★ 松川るい   :当選回数=2回、 52歳(1971年02月26日)
★ 吉川ゆうみ  :当選回数=2回(R1)、 50歳(1973年09月04日)
★ 生稲晃子   :当選回数=1回、 55歳(1968年04月28日)
★ 白坂亜紀   :当選回数=1回、 57歳(1966年07月20日)
★ 高橋はるみ  :当選回数=1回(R1)、 69歳(1954年01月06日) ・・・元北海道知事(03年~19年)
★ 友納理緒   :当選回数=1回、  42歳(1980年11月18日)
★ 比嘉奈津美  :当選回数=1回(R1)(衆2回)、 64歳(1958年10月03日)
★ 広瀬めぐみ  :当選回数=1回、  57歳(1966年06月27日)
★ 本田顕子   :当選回数=1回(R1)、 51歳(1971年09月29日)
★ 山本佐知子  :当選回数=1回、  55歳(1967年10月24日)

注記1 :参議院議員の『R1』の意味は?