むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

信綱寺(長野県)

2021年01月18日 | その他
信綱寺しんこうじ
別名大柏寺・打越寺
構造寺院
年代1594年(文禄3年)
指定史跡市指定史跡
場所長野県上田市真田町長横尾8100 地図

信綱寺は、室町時代に横尾氏の菩提寺として「好雪斉大柏寺」として建立されました。
横尾氏は上田原合戦で滅亡すると、真田信綱公が寺を打越に移し、
大光智照禅師を迎え「大柏山打越寺」と名付けられました。
その後、真田昌幸の兄・信綱の位牌所として「大柏山信綱寺」と改められました。


信綱寺

内小屋城(打越城)内にある信綱寺へやって来ました。
そもそも、内小屋城を散策するつもりで訪れたのですが、
こちらの立派な山門に吸い寄せられるようにお寺訪問とすり替わりました^_^;


案内看板

周囲に駐車場やトイレもあるので安心です。
NHK大河ドラマ「真田丸」で観光客で賑わった時期を避けての、今頃の訪問となりました。



真田信綱の墓所のことが書かれています。


山門

とにかく立派な山門です。
古いものではないですが、この存在感は足を止めて見入ってしまいます。



石段を登って本堂へ。


墓前の桜

石段を登りきった右手に、桜の木があります。
長篠の合戦で討死した信綱の首級を、家臣の白川勘解由兄弟が陣羽織に包み
この地に運ばれ、桜の樹の下に埋葬されました。
現在は、寺の移築に伴い、別の場所に墓所があります。



境内は、内小屋城の館であったともされています。
古城は本堂から見て正面の山尾根に築城されていました。


本堂

信綱の首級を包んだ血染めの陣羽織と、着用の鎧胴が墓前の桜の位置から
出土され、大切に保管されています。
ちなみに、一緒に運ばれたという愛刀「青江の太刀」は真田宝物館所蔵となっています。


鐘楼

後から分かったことですが、この奥から裏山に廻ると
信綱らの墓所へ行けるらしい…。



さて、真田信綱夫妻の墓所があるということで墓地の方へ行ってみたいと思います。
※墓所はこちらではありません。



裏山の墓地を捜索したのですが、それらしき墓地が見つかりません。



ここをよじ登ってみても、信綱の墓所はみつかりませんでした。
アシスタント(旦那)がいないとこのようなことになってしまいます(^^;
鳥居が見えたところで捜索を断念して戻ることに。



古城緑地広場

さて、信綱寺と内小屋古城の間の窪地に古城緑地広場なる公園があります。
(この地図を先に見ていれば、墓所の位置がわかったかも~)


歴史の丘

真田三代の歴史が表現されたモニュメント。
手前から奥に向かって時間を遡る形になっています。


案内看板

歴史の丘の説明版です。


花押

こちらは真田幸村の花押です。
現代で言うハンコ又はサインのようなものです。
このようなものが点々と置かれているので、見て回るのも良いですね。


まったくの下調べ無しにふらっと寄ったので、古城や黒門も見ていませんでした。
次回内小屋城(古城)と、墓所のリベンジしたいと思います。
それにしても、暑かった…


令和2年10月31日訪問


今回の参考本