むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
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高梨子代官所(群馬県)

2021年05月24日 | その他
高梨子代官所たかなしだいかんしょ
別名
構造代官所
築城者井伊直政
築城年代1590年(天正18年)
指定史跡
場所】群馬県安中市松井田町高梨子 地図

松井田城の大手道にあったとされる安中藩の代官所は、
井伊直政が12万石をもって箕輪に入り代官所をこの地に置かれました。
代官所としての遺構は井戸跡だけで、現在は宅地となり代官所であった範囲も
はっきりとしたことはわかっていません。



井戸跡

唯一の遺構である代官井戸と称される井戸が集落の中にあります。
代官井戸を中心に、小板橋守氏宅を正門と推定し、
代官所があったものと考えられていますが、はっきりとした範囲はわかっていません。



井戸は現在は使用されていませんが、今も水が湛えられています。



かつては、「百人町」や「与力町」「横町」といった
呼びで城下町が形成され、松井田城の大手道が通る総郭となっていました。
小田原の役の後、徳川家康が関東へ転封となると井伊直政が箕輪へ12万石で入り、
安中藩を立藩、代官所が置かれることとなりました。


城下町があった高梨子側が松井田城の表玄関、大手となります。
今はちょっと寂しい感じがしますが、城下町があった当時は賑わっていたことでしょう。
辺りを見てもどこが代官所だったのかはわからないし、資料も残っていないので
その縄張は明らかではないのですが、井戸が残っているということで
見に来てみました。


令和3年5月23日訪問


今回の参考本