SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

SMILESの2020年

2020-12-30 20:31:54 | ごあいさつ/お知らせ
世界中の人にとって前代未聞の1年だった2020年が終わろうとしていますね。

我が家にとっては、言うまでもなく大きな大きな区切りの年になりました。
ニコは私の心の中では今までと全く変わりない大きさと重さで存在していますが
リビングで映画を観る時には隣にいないし、外から帰って来た時に尻尾ブンブンで迎える姿はなくなってしまいました。

ニコが私たちの生活の時間から居なくなったことはとてつもない悲しさと喪失感ですが
それでも私はニコと過ごした最後の年である2020年を最悪の年とは感じていません。

ニコとのお別れは理想の形ではなかったけれど、納得して受け入れることはできた。
後悔も反省もあるけれど、それはもう何年も前から「何をどうやっても悔いは残るだろう」と覚悟していました。

最高に楽しいショータイムが「もっと観ていたいなあ」と思っている時にフィナーレを迎えた。
私にとってニコとの2020年はそんな年でした。だから寂しくて悲しいけれど最悪じゃない。

これから先の人生で2020年を思い出す時、痛みも涙も笑顔も全部が混ざり合った
そんな甘くて苦い気持ちになるのだろうと思います。


12月のニコのことで他のことが全部吹き飛んでしまったような気もするけれど
2020年はニヤのアジソン病疑惑や緑内障など、ニヤの病気に翻弄された1年でした。

ニコを見送った後、ニヤの存在にどれほど助けられているか言い尽くせないほどで
2021年はよりいっそうニヤの健康管理に気を配りたいと思っています。
現在のニヤは2020年のうちで一番元気なんじゃないかと言うくらい好調ですが😁 

そして改めて、ブログやSNSを通じて温かいお気持ちを頂いた皆様に最大のお礼を申し上げたいと思います。
2021年が皆様にとって、世界中にとって、もう少し明るい年になりますように。

最後に、お礼の気持ちの素敵な動画を貼っておきます。

これはWe Rate Dogsという、フォロワーから投稿された犬の画像に点数をつけるというTwitterアカウントが
1年の締めくくりにアップされた動画です。
このアカウントがつけた点数、10点満点で12点以下を見たことがありません😘 

この動画、悲しいシーンは一切ないんですが泣いてしまった人続出なので見る場所はご注意ください。

全ての犬にニコの面影を感じるのは、私が感傷的になっているからではなくて
ニコは「犬的なるもの」をギューッと凝縮したような犬だったから。そう思っています。

コメント (3)
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つまんないのよ!

2020-12-28 00:08:33 | ニコとニヤの日常
ニコが旅立って2週間。ニヤは少しずつ今の状態に慣れてきた様子です。

でもお散歩だけは別みたいです。
「ニコちゃんって自分のナワバリにうるさくて、ヤキモチ妬きで
 何だかわけのわからないゴロンゴロンとかして、ちょっとウザかったんだけど
 最初の日からずっと一緒にいたから居なくなると何だか調子が狂うのよ。

 一番調子が狂うって言うか、なんかつまんないわーって思うのはね

 
 散歩中に嗅ぐお尻がないのよ!」
「こーゆーのがないと!地面しか嗅ぐものがないってつまんないのよ!」

いや、地面しか嗅ぐものがないってことはないでしょう。
いろんなものがあるじゃないさ、草でもお花でも嗅げばいいじゃないさ。

「地面に落ちてるお尻のニオイを嗅ごうとするとおかーさんが止めるじゃない」

それはよその犬のウンチョスを嗅ごうとするからだ。
お尻のニオイでなくてもいいじゃないか、他の匂い探しなよ。

「ニコちゃんのお尻が一番手軽で日々変化に富んでて、嗅ぎ甲斐があったのよ」

でもね、よその飼い主さんとはソーシャルディスタンス保たないといけないから
よその子のお尻を嗅ぐのは今はまだ我慢してもらわないと仕方がないよ。

「しょうがないけど、お散歩つまらないから何とかしてよね」

わかりました。いろいろ努力してみましょう。


最後にレア画像。いつもと反対にニヤのお尻を嗅ぐニコ。


ニコ、天国で懐かしいお友達やブロ友さん達に会って爆走してるんだよね?
よその子にお尻嗅がれて怒ったりしてない?

いつでもニヤのお尻嗅ぎに戻って来たらいいからね。
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おかえりニコ

2020-12-22 22:36:51 | ニコ
ニコが我が家に帰って来ました。
お願いしたペット火葬サービスの会社の人が遺灰を届けて下さいました。

ちょうど昨日友人がお花を贈ってくれて、ニコを迎える準備をしていたみたい。

先週の月曜日の夜に息を引き取って、火曜日の午前中に火葬サービスの会社が来てくださってニコを預かってもらいました。

5年前にdog actuallyにペットの火葬をテーマにした記事を書いたことがあります。

この時に記事のリサーチを兼ねて、地元の火葬サービスのことも調べた中でとても良い会社があって
「将来必要になった時にはここにお願いしよう」と思っていたところです。

ニコを預かって行ってくださった際も、今日送り届けてくださった時もとても丁寧で
ニコの遺灰もきちんとした金属の容器に入ってそれがさらに和紙細工の綺麗な箱に入っていました。
1匹ずつ個別に火葬にしていますという証明書と虹の橋の詩が書かれたカードが添えられています。

この会社は火葬の間立ち会うことができるという点がとても良いと思っていたのですが
残念ながらコロナ禍のせいでそれは叶いませんでした。
義母の遺灰は宅配便で送られて来たけれど、ニコは会社の人が直接届けてくださって
その点でもこの会社にお願いしてよかったと心から思いました。

実は抗ガン剤治療に耐えられる体力はないと思うと獣医さんに言われた時、
選択肢の1つとして安楽死の提案もありました。

もちろんニコの苦痛とQOLの低下が酷くなる恐れがあれば、それも視野に入れていたのですが
幸いなことに、ニコはギリギリまで何かしら嬉しいことを見つけてくれていたので
私とオットだけでニコを看取ることができました。

かかりつけの動物病院は通常時は自宅に来ての安楽死の処置もしてもらえるのですが
これもコロナのせいで不可能で、病院でお願いするにしても立会いは叶わない。
そんな状況下だったので、自宅から送り出せたことは本当にラッキーでした。

「ああ、いよいよだ」と思った時にはニヤもそばに呼びました。
「ニコちゃんがハアハア言ってた時ちょっと怖かった」

そうだね、ニヤがちょっと怖がってたのは分かったんだけど最後に側にいてやって欲しかったんだ。

でもニコが息を引き取って静かになると、ニヤも落ち着いてニコのことを見ていました。

義母が自宅で息を引き取った時にも、最後ニコとニヤを部屋に呼んで対面させました。
亡くなったと目にすることで、義母の不在に混乱しないようにという思いで。
あの時、ニコもニヤも彼らなりに理解したように感じました。

今回もニヤはニコとお別れだと理解したと思っています。

オットは最初「遺灰になったニコはニコじゃないから届けてもらわなくていい」と言っていたのですが
私が「遺灰は絶対に手元に置きたい」と譲らなかったんですね。当然ですね。

今日オットは「ニコが帰って来てよかった。遺灰を手元に置きたいと言ってくれてありがとう」と言っていました。

愛する者が手厚く扱ってもらうのを目にするのは、心を穏やかにしてくれます。
日本でのお骨上げとはだいぶ違うし日本の火葬は羨ましく思うけれど、
ニコはアメリカ生まれのアメリカ育ちの犬だし、これで良かったと感じています。


コメント (13)
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Niko's chair

2020-12-19 00:58:41 | 飼い主の日常
ニコの指定席だった椅子です。


私もオットも1日に何度も無意識にこの椅子に目をやって、そのたびに「ああ、ニコがいない」と痛感しています。

ニコはなぜか昔からこの椅子が大好きでした。
これは2006年の6月、椅子もニコも新しい感じです。
「ニコの椅子だよ」



2011年4月、顔つきが少し大人っぽくなった気がするけど5年経っても同じポーズ。
「ここアゴを置くのにちょうどいいんだよ」


2015年6月 いい歳なのに行動は子犬
「これおかーさんが作ったんだよ」

2019年11月
「ニコの椅子です」

ニコが前足を置いているオットマンは私の場所でした。
ここに腰掛けると、ニコがおでこをスリスリして来たり、脇に鼻先を入れたりして来たものでした。

オットはニコに移動して欲しい時など「Niko's chair」とコマンドらしきことを言っていました。

「Niko's chairと言って椅子に座ったらご褒美」というようなことはしていないので
オットに「チェアーと言ってもニコにはわからないよ」と毎度言っていたのですが
ゆっくりと「チェ アァァ」と言い直すということを何度も繰り返していました。

外国人に喋るんじゃないんだからゆっくり言ったところで同じだと思うんだけど。

私よりも落ち込みのひどいオットは、椅子にニコの姿がないのが辛いと言って
ニヤを椅子に座らせたりしていますが、ニヤはあまりお気に召さないみたい。

と言うか、ニヤにとってもこの椅子はニコの場所という認識のようです。

ニヤも含めて家族全員がまだニコの不在に対して心の調整中です。
空っぽの椅子はその象徴みたいな気がしています。
コメント (8)
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My Little Niko

2020-12-14 22:16:43 | ニコ
ニコ、LA時間の12月14日午後8時02分に永眠いたしました。

最後の1時間くらいは呼吸が荒くなったけれど
ロウソクの火がスーッと細くなっていくように弱っていって
あまり大きな苦痛はなかったように思います。
私とオットが見守る中で息を引き取りました。

長い間ニコを可愛がって下さって本当にありがとうございました。


コメント欄でいつも温かい言葉をいただいたり、久しぶりにお声をかけていただいたりした方々に
お返事をしてお話ししたい気持ちはいっぱいなのですが、ちょっと時間をくださいね。
コメント (32)
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