SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

スイカしょっぱい

2022-06-27 00:21:46 | ニコとニヤの思い出
先週、今年初めてのスイカを買いました。

毎年毎年初スイカの時にはニコニヤのバクウッ顔を撮っていました。
「バクウウウウッ!」


ニヤはジャンピングキャッチがヘタクソで、代わりに立ち上がって謎の生き物みたいになってた。
「失礼ねっ!」

スイカを買ったら、全部小さめに切ってタッパーに入れておくんですが
端っこの方の小さい切れ端を待ってニコとニヤがキッチンをウロウロして
私も「しょうがないなあ」とニコニヤしながらお裾分けするのがお約束でした。

そんなことを思いながらスイカを切っていたら、また泣けてきてしまって
あげる相手のいないスイカの切れ端を自分の口に入れたらしょっぱいような気がしたよ。


上のスイカバクッは2020年5月です。
今年は初スイカを買うのが1ヶ月ほど遅かった。
店頭でスイカを見るたびニコニヤのことを考えて買えなかったのよね😢 
コメント (4)
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ドッグフードの原材料を見てみよう プラチナムウェットフード

2022-06-23 15:10:40 | ドッグフード原材料シリーズ
ドッグフード原材料シリーズ、今回はプラチナムのウェットフードです。
プラチナムのドライフードはちょうど1年くらい前に取り上げたことがあります。

「同じメーカーだから、同じじゃないの?」

それがけっこう違うんだよ。

ドッグフード原材料シリーズ過去記事はこちら

ウェットフードは3種類あるのですが、ここではターキー+サーモンを。
 
原材料はこちらです。

フレッシュターキーミート(63%)、フレッシュサーモン(20%)
乾燥ポテト、乾燥野菜(ブロッコリー、ニンジン、リーク)
オリーブオイル、ビタミン類(ビタミンD3、ビタミンE) 
ミネラル類(銅、亜鉛、セレン)

フレッシュターキーミートのフレッシュとは冷凍していないという意味です。
このメーカーは冷凍していない肉を使っていることをアピールしています。
ターキーは鶏肉と同じように脂肪分の少ないタンパク源です。

サーモンも同じく冷凍していないものを使用しています。
サーモンは良質のタンパク質源であることの他に、含まれる脂肪が犬にとって理想的なオメガ3脂肪酸を含みます。

ターキーとサーモンを合わせて動物性タンパク質83%と表記されていますが
これは原材料として使われた肉と魚の重量が原材料全体の83%であるということです。
製品の栄養成分のうち83%がタンパク質というわけではありません。
生の肉や魚は約6〜7割が水分ですからタンパク質含有量はもっと少なくなります。

この製品に含まれるタンパク質保証分析値は14.20%と記載されており
一見するとドライフードよりずっと少なく見えます。
これはウェットフードにはその名の通り水分が多く含まれるからです。

水分を除いて含まれるタンパク質の量を計算するにはこちらの公式を使います。
保証分析値%÷(100-水分%)×100
これに当てはめると、この製品のタンパク質は43.96%です。かなり多めですね。

3番目の乾燥ポテトはこの製品の炭水化物源です。
ポテトのデンプンは一部が難消化性デンプンで、不溶性食物繊維のような働きもします。

その次の乾燥野菜のうち、ブロッコリーとニンジンは犬にとっても定番食材です。
乾燥して加工してもこれら緑黄色野菜の抗酸化物質は有効なままです。
しかし問題は3つ目のリーク。日本ではリーキと表記されることもあります。
リークってネギです。これです、これ!

Elena EscagedoによるPixabayからの画像

なんでこんなものがドッグフードに入ってるのだ?
英語の表記を見てもleekと書かれているので、この太いネギの一種で間違いないはず。
「犬に与えてはいけない食べ物」と言えばチョコレートと並んで常にトップに挙げられるネギ類ですよ!
もし仮に「少量だから大丈夫」とメーカーが考えているとしても、わざわざ使う必要がありません。
チキン&サーモン以外のフードでも使用されているので、このフードを与えている方は一度メーカーに問い合わせてみることをお勧めします。

オリーブオイル オリーブオイルに含まれる脂肪酸で最も割合が高いのはオレイン酸です。
オレイン酸はオメガ9脂肪酸の一種ですが、オメガ9は体内で合成できるので必須脂肪酸ではありません。
(必須脂肪酸=体内合成できないので食物から摂取することが必須の脂肪酸)
反対に必須脂肪酸のひとつであるオメガ6脂肪酸のリノール酸は少なめです。
リノール酸とオレイン酸は原材料筆頭のターキーにも含まれているので不足はないと思われますが
「どうして敢えてオリーブオイルなんだろう?」とちょっと不思議に感じます。

最後のビタミンとミネラル類の種類が同社のドライフードと比べてすごく少ないです。
もしかしたらサーモンは骨や内臓が含まれたまま使用されているのかもしれません。
EUの飼料管理機関であるFEDIAFの基準は満たしていると表記されているので栄養的に不足はないはずですが
この辺りはもうちょっと明確にして欲しいところです。

この製品は缶詰ではなくテトラパックで密封されています。
テトラパックでの加熱調理は缶詰よりも速く中心部分にまで火が通るため
調理時間が短く、栄養素や風味が損なわれにくいという利点があります。
同社のドライフード同様に、水は一切使わずに肉や魚の水分のみで調理されているのも特徴です。


「すでに文句を言ってるけど、全体的にはどうなんですか?」

ドライフードに比べて、全体的に「なぜだ?」という疑問が多いですね。
無水調理やテトラパック使用などは良いと思うのですが......。

同社のドライフードを取り上げた時に日本支社のウェブサイトにちょこちょこ間違いがあると書きましたが
「アレルギーに配慮したグルテンフリー」などの表記はそのままですね。
小麦グルテンがアレルゲンになる犬もいるけれど、チキンがアレルゲンの犬もいる。
グルテンフリーやグレインフリーはアレルギーが起きにくいという意味ではありません。
↑これはほんの一例ですが、重箱の隅をつつくようだけど企業の姿勢が表れる部分だから大事なことです。

しつこいけれど一番引っかかったのは「リーク」ですね。
以前にヒルズのフードの原材料一覧に「ぶどう」と書かれていたのを見た時以来の衝撃でした。

本日のニヤとズーマちゃんはどちらも2017年3月です。
コメント (13)
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ピーナッツバター

2022-06-17 09:49:25 | ニコとニヤの思い出
ピーナッツバターの瓶が空になると今もやっぱり胸が痛い



リサイクルに出す前に空き瓶をきれいに舐めるのはニコの仕事だったからね



思わず寄り目になるくらいピーナッツバター大好きだったもんね

お薬を飲むときもピーナッツバターに助けてもらったし

元気な時も、病気の時も、お留守番の時のコングの中身もピーナッツバターだった

ピーナッツバターはおかーさんにとっても特別な食べ物になったよ


コメント (2)
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ちょっとアレな人

2022-06-15 01:00:19 | 飼い主の日常

ニコやニヤと散歩している時は話しかけながら歩いたけれど、今は道で会ったリスに話しかけています。

「それは道行く人に”ちょっとアレな人だわ”って思われてるんじゃない?」

それはそうかもしれない😅 

家の前でリスのゴン奈に話しかけている時に、近所の人が通りかかったらゴン奈はサッと樹の上に逃げて行きました。
おお!ちゃんと顔馴染み認定してくれてるのか!とちょっと嬉しかったです。


「でもおなじみじゃないリスやウサギにも声かけるよね」

まあね。あとカラスにも声かけるよ。
顔と声を覚えてくれないかな〜と思ってさ。

リスのブログも更新しました!
今日のニコニヤは2017年の春です。
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炭水化物系デンタルトリーツも悩ましい

2022-06-11 00:09:03 | 食餌・健康
前回ローハイドを使った犬用ガムについて書きましたが、あんまり良いことは言いませんでした😔 

では何かガムの代わりになるようなトリーツはないのか?
代表的なのはグリーニーズですね。緑色で歯磨きの形をしたデンタルトリーツです。
アメリカではデンタルトリーツの中では売上第1位だそうです。

実は私、ニコニヤにグリーニーズを買ったことはなかったんですよ。


「なんで!?なんで買ってくれなかったの?」

それはね、2006年にグリーニーズを消化器官に詰まらせて命を落とした犬が続出して飼い主さんたちによる集団訴訟があったから。

この件は結局メーカーが賠償金を支払って示談が成立しました。
これがその時の新聞記事。
訴訟があった直後にマースInc.がこのメーカーを買収しています。
マースは当時M&M'sやスニッカーズのお菓子メーカーとして有名でしたが
現在はマースペットケアとしてペディグリーやロイカナのメーカーでもあります。
ピュリナと並んでアメリカを代表するペットフードの超大手ですね。

現在のグリーニーズは製法や原料を調整し消化性を高めたことをアピールしています。
グリーニーズはあの緑色を嫌がる人もいるのですが、あの色は天然葉緑素(口臭予防)で悪いものではありません。

ただ訴訟の後に調整したレシピでも小麦と小麦グルテンが主原料なのが私が避けたもうひとつの理由です。
小麦はアレルギーや不耐症が出やすい食材なのと、除草剤が多く使われる穀物です。
小麦を使ったフードを避けるのと同じ理由で、毎日与えるものでは避けたかったんですね。
(個人ブログなので正直に言えばマースの製品は買いたくなかったのもある😝

グリーニーズの他に日本で販売しているデンタルトリーツも小麦原料のものが多いです。

私がニコニヤに与えていたのはGET NAKEDという日本未発売のブランドと
ウィムズィーズのデンタルトリーツでした。

ウィムズィーズのワニさんはニコ専用。ニヤには普通のスティックタイプでした。

 
ウィムズィーズはポテト澱粉が主原料で、使用されているグリセリンも植物性のものなのが気に入っていました。
原産国がペット用食品への安全基準が厳しいEU加盟国のオランダなのも高得点。
ただし乾燥しやすくて、割とすぐに硬くなるのでお得用パックはお勧めしません。
硬くなると歯が欠けるリスクがありますから。

GET NAKEDは玄米粉とチキンだったのですが、今見てみたらポテト澱粉に変わっていました。
ウィムズィーズよりもやや弾力があって柔らかかったのでメインはこちらにしていました。


「おいしいね、おいしいね」

グリーニーズもウィムズィーズもVOHC認定という肩書きを持っています。
VOHCとはVeterinary Oral Health Council 米国獣医口腔衛生協議会のことです。
獣医歯科医師が犬猫用のオーラルケア製品を第三者の立場で審査する機関です。
デンタルトリーツだけでなく歯磨きペーストや、飲料水に混ぜるケア用品なども審査の対象です。

私がニコニヤにメインで与えていたGET NAKEDは認定されていませんでした。
でもウィムズィーズと大差はなかったし、どんなデンタルトリーツでもそれだけで歯を清潔に保つのは無理です。
歯の健康はブラシやワイプで磨かないと得られません。

獣医師会や動物の栄養学の研究機関にはペットフードの大手企業が多額の寄付をしています。
ですから私は獣医師の組織や研究機関が特定のメーカーを推奨することは全く参考にしていません。
VOHCについても同様で、トリーツや飲料水に混ぜる製品のような気休めのようなものを認定している点で参考にならない。

そういうわけでVOHC認定もデンタルトリーツを選ぶ基準にはなりません。
認定マークがついていても、ポリプロピレングリコールやソルビン酸カリウムなどの
避けたい添加物が使用されているものもありますしね。

デンタルトリーツで歯が綺麗にならないなら、与える目的は何でしょうか?
私の場合は「犬が長い時間楽しめるから」というのに尽きました。
犬用クッキーやジャーキーでは一瞬でなくなってしまうけれど、デンタルトリーツは2〜3分は持ちますから。

たった2〜3分?と思われたかもしれないですね。
犬によって個体差はあるでしょうが炭水化物系のデンタルトリーツはすぐに食べ切ります。
また炭水化物メインなのでカロリー高めのものが多いのも悩ましい点です。

長持ちするオヤツでローハイドよりも安心なものではアキレスやブリースティックがあります。
価格やカロリー、犬の好みなども併せて考えると、いろんなタイプをローテーションが良さそうです。

「こういう筒の中にジャーキーのカケラが入ってたこともあったわ」

愛犬のおやつやフードは悩み始めるとキリがないのですが、譲れない点を明確にしておくと選択がちょっと楽になります。


コメント (5)
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