本澤二郎の「日本の風景」(4769)

<人間が人間を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート2>世費、転載させて頂きました。

国も地方自治体も、それぞれ立派な宣言をして国民や市民を欺いている。袖ヶ浦市もその点ですばらしい?

 1、基本的人権が尊重される社会 2、子供たちの権利が守られる社会 3、暴力やあらゆる差別のない社会 4、環境破壊のない社会。そして「日本国憲法の基本理念である恒久平和の実現に努め、ここに「平和都市袖ヶ浦」を宣言する」と結んでいる。大賛成である。

 文句のつけようのない見事な自治体宣言だ。だが、日本国政府が平和憲法を破壊する政策を強行する中で、自治体の行政の質は腐っていく。まさかの事態が次々と起きている袖ヶ浦市である。

 不正腐敗を強行する企業体が地方議員を誕生させ、行政をゆがめていく。木更津市などでも散見できる。野蛮な人間が市の仕事を奪い取っていく。それに市民は抗議をしない。やくざが跋扈する社会である。

 地方自治体の行政は、立派な宣言とは裏腹に不正不当な行政へと舵を切っていく。無法無天である。民主主義の危機だ。

 

<日本人の誰もが「明日は我が身」の自然と人間破壊>

 その最大の被害者が、人間を人間として育んでいる自然を破壊し、暴利を懐に入れていくからだ!自然破壊は人間を殺す!

 小学生でも分かる理屈だろう。多くの日本人は、依然としてゆでガエルの状態だ。これの解消のために警察を血税で養っているが、悲しいことに「正義の観念」が薄い。法務検察に期待したいところだが、こちらも大分怪しい。極右・安倍治政のもとで人びとは、よくよく見聞させられた。

 安倍銃撃事件を心底悲しんでいる人たちに出会うことはない。「あれでよかった」と安どする国民がほとんどである。検察から犯人とされた山上被告には、激励の手紙が届いている。

 

 要するに首相官邸が「犯罪の巣」だった。それが地方行政にもはびこっている。「強いもの」が横行する社会だ。強いとは「暴力的」な意味が含まれる。

 袖ヶ浦市の悲劇は、近隣都市でも同様である。はっきりと指摘したい。「明日は我が身」なのだ。この国には、修身斉家治国平天下(中国古典の大学)の人がいない。

 人間平等・男女平等は掛け声倒れになって久しい。まるで現在は「戦国時代」と決めつける識者も少なくない。分かっても声を上げない。行政の被害者は窒息寸前であるが、それでも決起しない。周囲がやきもきするだけだ。

 

 人びとは声を上げない。新聞テレビも窒息死寸前である。ヒロシマ・ナガサキと2011年の311フクシマ原発炎上にも蓋をかける現在の為政者である。非戦の憲法違反に議会も司法も動こうとしない。

 袖ヶ浦市の水源地帯に生きる林地区の住民に、自然と人間が殺されているにも関わらず、むしろ旗を掲げて警察や行政に激しく突き上げる力を失ってしまっている。

 理由が、ようやくにして分かった。地方の農村は高齢者の社会である。行動する若者がいない。インターネットを駆使して情報発信する近代兵器がない。行政も地方議員も、そして犯罪を取り締まる警察・公安も安心して、対応しようとはしないのだ。行政も何もかもが死んでいる。

 これこそが、正に危機そのものだが、それが地方に襲い掛かっている。「地方創生」を叫んできた安倍内閣のスローガンもむなしい。

 

<林区長宅の井戸水の水質検査に市は河川水検査で「問題ない」>

 林地区のY区長(当時)は、たまりかねて袖ヶ浦市当局に自宅の井戸水の水質検査を依頼した。市は区長に配慮せざるを得なかった。都会では自治会に相当する行政の末端組織の役割を担わされている、そのためだろう。

 Y区長は、問題の産廃業者などが大暴走した地区内で生活、体調を崩していた。水源地からの地下水をくみ上げてきた井戸水を飲んで生きてきたことから、区長になった時点で勇気を奮い起こして井戸水検査を要請した。

 

 2021年12月13日に千葉市の一般財団法人「千葉県環境財団」は環境計量士Mによる「計量証明書」を袖ヶ浦市長・粕谷智浩に送付、同市は12月14日に受領した。結果は無情にも「該当なし」と回答した。

 ところが、市が依頼した件名は「工場排水及び廃棄物等分析委託」。飲料水としての検査ではなかった。それでも「溶存酸素量8・8」(定量下限値0・5)、「窒素含有量8・1」(同0・2)と異常に高い数値が記録されている。それでも「問題なし」とは?原因は「河川B類型相当値」で測定したものだった。

 水素イオン濃度は雨水の影響だと市環境管理課は回答した。前区長のMは「飲料水の場合は51品目の検査。ところが21品目しか検査していない。井戸水検査を依頼したのに河川水の基準で測定し、異常はないという。おかしいではないか」と反論している。

 

<悪性ポリープで泣く元Y区長に同情が集まる林地区>

 この袖ヶ浦市林地区の自然と人間の健康を破壊する重大事件に決起した元M区長を、筆者はY元区長の厳しい体調に驚いて同情したものが契機となったものではないか、と推察する。

 改めてYの様子を確認すると、悪性の大腸がんで2020年から毎年のように手術をしている。同年の1回目にはポリープの大きさが2・8センチと大きかった。担当医もびっくりしたらしい。2021年にも2センチ、2022年も2センチと3年続けて大きなポリープが出来る。本人と家族の心労は如何ばかりであろうか。

 「今年は6月に病院に予約してある」という。もし、このようなことが起きたら「あなたなら」どうするか。怒り狂うだろう。

 袖ヶ浦市は、深刻すぎる本人の叫びに対して、井戸水検査を河川水の検査にすり替えてお茶を濁した。袖ヶ浦の市長と担当課長は、なぜ全体の奉仕者として対応しようとしなかったのか。

 不可解千万である。あるいは熊谷という新参者の知事が行動を起こさないのか。「バッジ組の圧力」だという。永田町の猿以下の政治屋が背後で動いている、との噂が地元では当然のことながら流布しているのだが。

 猿は木から落ちるとタダの人と昔から言われてきた。実際の政治屋は猿以下であろう。人や自然を殺しても利権と名誉に生きようとしている猿以下人間が、背後で跋扈している袖ヶ浦市か。

 小西洋之に診断してもらうと、地元の人たちは納得するだろう。毎回、小西頑張れと叫ぼうと思う。非戦の元祖・松本英子の生家のある上総の国望陀郡茅野村からの訴えは、まだ続いていく。

2023年4月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

安倍晋三が激怒しメディアが報じなかったデモ🪧

https://twitter.com/TQ2wxOBTRwE9NBG/status/1644351193551089664?s=20

 RTニュースより

https://www.rt.com/news/574385-us-secret-documents-leak/

https://youtu.be/8t5awfxTbmM

 

「ジョン・レノンのインタビュー―世界は狂人によって支配されている」