世界の三大宗教。
寛容性があるのは仏教。
基督教、イスラム教は排他的だ。
本来、仏陀の教えは宗教ではない。
如何に生くべきかの哲学。
宗教化するから堕落する。
もっと寛容性の高い宗教もある。
神道は寛容そのものだ。
地域に根ざした土着宗教も寛容性は高い。
私が二年間暮らしたアフリカ。
ニャオという密教があった。
野生動物に憑依し時々現れる。
地域の悪を食い尽くすのだそうだ。
ニャオは見てはならないもの。
悪いことをしなければ怖れるにたらない。
正しく生きろとの教えだろう。
私は一度見てしまった。
キリンのような長い首をしていた。
森から現れ、森に消えた。
その話をしたら、黙っていろと言われた。
私の知っている人々は皆友好的だった。
密教だから話さない。
敵対する必要もないのだ。
宗教化して人を取り込むには排他性が必要。
だからより排他的になる。
その裏には金がある。
組織化すれば金がいる。
金があれば利得を求める輩が出る。
新興宗教の目的は金。
金は人を堕落させる。
しかし、今の世の中、金は必要だ。
豊かに暮らすには金が多いほうが良い。
豊かさが格差と貧困を生んだ。
私が子供の時、貪欲は悪とされていた。
我利我利亡者は嫌われた。
ほとんど全てが貧困社会の話。
戦争で破壊された社会だからの精神性。
豊かになるほど格差は助長される。
今はその絶頂期かもしれない。
そして、戦争が社会を破壊する。
産業革命以来繰り返されるその世界。
幸せは貧困の中にある。