田中正造
■ 人物概要
足尾鉱毒事件
立身出世(当選6回の、偉い衆議院議員だった)を抛って苦しむ民のために奔走
キャリアに傷をつけても、魂に傷をつけなかった人
■ 言葉
何とて我を(絶筆)
イエス・キリストの最期の言葉を、途中まで書きつけて、死にゆきました。
死後に残したのは、マタイ伝と、小石3つのみ。
目に見える財産は一つも残さず、目に見えぬ大きな財産を残した。
妻に宛てた手紙。もう俺は死んだものと思ってくれと。
「正造は今よりのちは此世にあるわけの人にあらず。
去る十日に死すべき筈のものに候。
今日命があるは間違いに候。誠に余儀無次第に候。」
■ 書籍
これ、というのは思いつきませんが、取り急ぎ、城山三郎『辛酸』を挙げておきます。