川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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廉恥心は「家」の名誉のため

2025年01月12日 | 歴史
社会心理学の名誉教授と、週イチくらいでお会いさせていただいている。

今日、私がここ数日ハマっている「廉恥心」について意見交換させていただいた。
  • 武士の廉恥心は、「家」の名誉の文脈で語られた
  • 当時は主君に対する忠誠もあったが、家の名誉も大事だった
っておっしゃっていた。

そのとおりだと思った。実際、

  • 新渡戸稲造『武士道』における「廉恥心」も、「名誉」の章で論じられた。
  • その名誉の章では「家」の名誉が語られている。
  • 森鷗外『阿部一族』でも、主君より家を大事にしている
  • 今、廉恥心が語られないのは、「家」概念が薄れているから

ですね。

武士の廉恥心は家の名誉を守るため。

これは良い発見でした!



 
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