今月もすばらしい靴に出会えました。
一緒に並ぶのが恥ずかしくなるほどの靴です。
ビスポーク。
9部仕立てだそうです。
BONTA製。
大阪です。
ビスポークの証、ネーム入り。
サイドエラスティックも書いてあります。
すばらしい!!
つま先はメタル入り。
シームレスヒールです。
これはとても技術力の必要な製法だそうです。
作り方を聞きましたが、それは難しいという製法でした。
ちなみに、シームレスヒールが性能的にどうなのかというと、
性能的には何もないとのことでした。
こういう自己満足的な、興味のない方からすると ”で?” というような技術は大好きです。
プラモ製作、ラジコン製作(特にボディ)に通ずるところがあります。
こういう自己満足的技術は趣味の世界だけではなく仕事の世界でも大事だと考えてます。
作り手の情熱と愛情ですから。
朝日の下でパシャリ。
色と革の質感がまた美しかったのですが、
聞くところによると、この革にこだわったそうです。
200年くらい前に沈没した船から見つかったトナカイの革ではないかと言われている ”ロシアンカーフ” というすばらしい革があるそうなんですが、背景が背景だけになかなか状態のいいモノを手配するのは難しく、そのロシアンカーフを再現するために作った革がこの靴に使われている ”ユタカーフ” とのこと。
そのユタカーフのダークブラウンにこだわったそうです。
今まで何足も靴を見せていただきましたが、
今回はシビレました。
ビスポークは決して安くありません。
しかしお金を出せばビスポークが手に入るわけではないと考えてます。
そこにはこちらの知識、熱意が必要ですし、職人さんとの人間関係がなければ実現しません。
残念ながらそんな知識もなければ人間関係のある職人さんも自分の周りには存在しません。
そんな人間関係の作れる大人にいつかなりたいと考えてます。
追伸:スーパーカーはしばらくお休みです。(電気だなんだとかでなんかスーパーカーへの熱意が下がってます)