狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

明後日から恒枝陶芸で倉敷水島の陶芸家・恒枝陶玉さんの作陶展が始まります。

2014年10月02日 18時02分06秒 | 案内、告知、宣伝



 本日10月2日は、エルサレム王国がサラーフッディーンに降伏した日で、チャールズ・ダーウィンがビーグル号による5年間の世界一周航海から帰国した日で、野党や枢密院が統帥権干犯問題を提起して反対していたロンドン海軍軍縮条約に日本が批准した日で、リットン報告書が公表された日で、ドイツ軍がモスクワ攻略戦を開始した日で、「在学徴集延期臨時特例」が公布されて文科系学生の徴兵猶予が全面停止となった日で、
ポーランド国内軍がドイツ軍に降伏してワルシャワ蜂起が終結した日で、廈門航空機ハイジャック事件が起きた日です。

 本日の倉敷は曇り、夕方から雨が降っております。
 最高気温は二十七度。最低気温は二十度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。





 お知らせです。

 明後日の10月4日から私が務めているお店・恒枝陶芸にて倉敷市水島で活動されている陶芸家・恒枝陶玉さんの作陶展が始まります。
 10月8日まで。

 綺麗な色の作品がたくさん並びますよ。
 皆様。知り合いのお方をお誘い合わせのうえ、是非是非、当店に足を運んでご覧になって下さいませ。
 皆様のお越しを心からお待ちいたします。



 尚、明日は個展の準備の為、臨時休業とさせていただきます。
 何卒、御了承下さいませ。

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『神の時空 ―倭の水霊―』/高田崇史

2014年10月02日 17時05分09秒 | 小説・本に関する日記


 昨日の夜は、高田崇史の小説『神の時空 ―倭の水霊―』を読んでいました。


 OLの涙川紗也は帰宅途中で知り合いの男の死体を発見する。
 思わず現場を走り去ってしまった紗也は警察に殺人の容疑者として追われることになってしまう。
 犯人の顔を見たという女が彼女の前に現れるのだが、その女は「警察に行く前に走水神社に一緒に行ってほしい」と言う。
 その頃、東海地方では記録的な豪雨が続いていた……。

 神の時空シリーズの2冊目です。



 古い古い文献は書かれた当時と常識や言葉の意味が変わってしまって今の私達では意味を読み取りづらい。
 現代語に訳すだけでは荒唐無稽のお話になってしまう場合が多い。
 比喩で使っている言葉が理解できないのでそのまま現代語に訳すしかない。
 それで摩訶不思議なお話になってしまう。

 1000年後。或いは2000年後。言葉の意味も常識も大幅に変化していたなら、現代の新聞も意味を理解されずに荒唐無稽のファンタジーのように読まれるのだろうか?
 未来の人達は、現代を鬼が跋扈し悪魔が普通に生活していて1%の人間が99%の人間の富を根こそぎ巻き上げて働かせている奴隷制度の世界と思うかもしれない。或いは、学校に入学する資格を得る為の選抜試験で本当に戦争をしていたと思うかもしれない。仕事を辞めさせられた人は本当に首を切られて殺されていた野蛮な世界と思うかもしれない。
 それは勘違いなのだけれども、同じように今の私達は過去に対して大きな勘違いをたくさんたくさんしているのだろうと思ふ。

 古い古い文献は書かれた当時の人達が読めば荒唐無稽な話ではなく、すっきりと意味が分かる話なのだろう。
 でも今の私達が意味を読みとることが難しい。



 QEDシリーズや神の時空シリーズでは、言葉通りに受け止められている過去を再解釈する試みを行っています。

 今回は日本武尊のお話と思わせて、日本武尊の妃・弟橘媛のお話。
 日本武尊を救う為に入水したとされる弟橘媛の物語に疑義を申し立てるお話となっています。
 「さねさし 相武の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも」という和歌を一般的な解釈ではなく全く違う解釈を行っています。

 ミステリやファンタジー風味の形態をとっているのは、そうしないと読んでもらえないという事情があるのかもしんない。




 面白かったですよ。
 続きが出るようなので楽しみにしております。

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