狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

紫式部(ムラサキシキブ)の実その2。

2014年10月17日 18時13分36秒 | お花に関する日記






 本日10月17日は、ペルシャ国王キュロス2世がバビロンに入城してバビロンに居たユダヤ人を解放した日で、禁闕の変があった日で、ロンドンのビール醸造所で多数の大樽が転倒して147万リットルのビールが流出する惨事があった日で、横浜市で日本初の上水道が完成して給水を開始した日で、十月事件があった日で、アルベルト・アインシュタインがアメリカ合衆国へ移住した日で、ダライ・ラマ14世にアメリカが議会名誉黄金勲章を贈った日です。

 本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
 最高気温は二十一度。最低気温は十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 上の写真に写っているのは、紫式部(ムラサキシキブ)の実です。

 紫式部の実に関しては、2009年11月2日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2009年の紫式部の実の記事です。



 紫式部の花言葉は、「深い愛」或いは「聡明な女性」です。


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『ワレサ 連帯の男』

2014年10月17日 13時23分07秒 | 映画・ドラマに関する日記


 昨日の夜は、映画『ワレサ 連帯の男』のDVDを観ていました。



 第二次世界大戦後のポーランドは、ソ連の影響下のもとでポーランド統一労働者党が寡頭政治を敷くポーランド人民共和国として共産党が支配していた。検閲や思想統制や盗聴や密告や不当逮捕は日常茶飯事。

 1970年12月。
 物凄い物価高騰に対する労働者達の抗議行動を政府が武力で鎮圧する事件が起こる。
 人々に冷静になるよう呼びかけていたワレサはその場にいた為に検挙されてしまう。
 そこで公安に協力するという宣誓書に署名をさせられる。
 勤めていた造船所をクビになり別の職場でも公安が付きまとう。
 ワレサは労働者達の権利を守る為、独立自主管理労働組合を立ち上げようとする人達に加わる。
 のだけれども……。

 東欧民主化の口火となったポーランドでの独立自主労働組合「連帯」の初代委員長、レフ・ワレサを描いた映画です。


 監督は、アンジェイ・ワイダ。
 出演者は、ロベルト・ビェンツキェビチ、アグニェシュカ・グロホウスカ、マリア・ロザリア・オマジオ、ジョバンニ・パンピグリオネ、ミロスワフ・バカ、マチェイ・シュトゥル、ズビグニエフ・ザマホフスキー、ツェザルィ・コシンスキ、など。



 労働者の為の国を作るという建前の共産国で労働者が政府に対して抗議行動を行い反旗を翻す。
 それは悪い冗談みたいだけれども、笑えない。

 ソビエト型共産主義国や中国型共産主義国は人の欲というものを甘く見て欲望を悪と規定した為に、労働者の労働意欲や技術革新能力が低下した。
 その結果、経済は悪化して物が不足して物価が上昇する。経済が悪化すれば死ぬ人が増える。
 計画経済が失敗するのは当たり前の話。天候や不測の事態で変化する経済が数年にわたって計画通りに進むはずもない。
 しかし指示を出した者達は間違いを一切認めない。
 方針が間違っている状況で計画を実行しろと労働者は言われるが、方針が間違っているので出来るはずがない。
 出来るはずがないが、政府に逆らえば容赦ない弾圧を受けてしまう。

 その状況下での抗議行動やストライキは生死に直結する行動となるのだけれども、ワレサは挫けそうな人や暴走しそうな人をコントロールしながら何とか政府に要求を呑ませていく。

 アクが強くて傲慢だけれどもユーモラスでリーダーシップのあるレフ・ワレサを魅力的に描いています。

 面白かったですよ。

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